Twitterの「X」呼びが広まらない理由とは?現実的には難しい。

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Twitterの正式名称が「X」になってから
それなりの時間が経過しましたが
現状でも、トレンドでは不具合が起きると
”Twitter不具合”の方が先に出て来て、件数も多いなど、
X呼びが浸透していないことが伺える状況ですし、
そもそも「X」だけでは伝わらないことも多く、
実際のところ、”まだTwitter”と言えるような状況です。

では「X」という名前はどうして浸透しないのでしょうか。
今後浸透することはあるのかどうかも含め、
色々なポイントを詳しく解説していきます。

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根付いた名前の変更は、そもそも難しい

Twitterに限ったことではありませんが、
まず、長年根付いていた有名なものの名称を変更する、
ということは、そもそも難易度が高い話であり、
例えば、お店の名前などが変わっても、
ずっと前の名前で呼ぶような人はたくさんいますし、
お店以外のサービスなどでもそうです。

元々の名前が有名であればあるほど、
広まっていれば広まっているほど、
名称変更をしても、なかなかそれは浸透せずに
前の名前が使われ続けるようなことも、
それほど珍しいことではありません。

しかしながら、Twitter⇒Xの場合は
それだけには留まらず、浸透しない理由が他にも色々と存在しています。

そもそも名称変更は難易度が高いのに、
Twitterの場合はさらに”浸透しにくい状況になっている”と、
いうことが言えるのです。

では、どこが名称の変更を遅らせているのでしょうか。
それを見て行きましょう。

「ツイッター」が有名すぎる

まず、最初の原因として、↑で書いたこととも
少し繋がる部分になりますが、
”Twitter”の利用者は元々かなりの数に及んでいて、
利用したことがなくても知っている人もかなり多い
”超巨大サービス”とも言えるSNSでした。

そのため、その名前はかなりの範囲に既に知れ渡っていて、
深いところまで浸透していたものになります。

上でも少し書いた通り、”ここまで浸透しきっているものの名前を変える”
ということは、そこらのお店や企業が名前を変える以上に
非常に難しいことで、
変えることができても、浸透するのには相当な時間を要したり、
または、浸透自体に失敗してしまったり、ということも
起きる可能性が高まります。

ツイッターほどの規模となると、なかなか運営側が名前を
変えようと思っても、そう上手く行くとは限らない、
というのが現実なのです。

そして、先ほども少し書きましたが
ツイッターの場合、さらに”浸透しにくい”要素が揃ってしまっており、
それが浸透を遅らせる原因となっています。

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一般的に使われる文字一文字は、名称としては厳しい

ツイッターの新しい正式名称は「X」となっていますが
この名前自体が浸透を遅らせる大きな原因の一つで、
「X」は、別にSNSだけのものではなく、
”普通に使われる一つの文字”でしかありません。

日本語で言えば”あ”とか”か”とか、”つ”とか、
そういう状態です。

そのため、当然のことながら「X」と呼ばれるものは
数えきれないほど存在しており、
「X」と書いただけではツイッターのことを示しているとは
伝わりませんし、
「X」と言っただけではツイッターのことを言っているとは
分かりません。

”Twitter”自体は固有の名前でしたから、他のものと混同することは
ありませんでしたが「X」だと、今後何年経過しても、
”他のX”はたくさん存在するために、
”普通に使われている文字ひとつを名前にしてしまった”ことが
浸透を大幅に遅らせる最大の原因になっている、というのが現実です。

名称変更をするにしても
”Twitter”のような固有の名前にした方が
まだ浸透したでしょうし
一文字となると、正直なところこのままではなかなか浸透
していかないと思います。

とにかく伝わりにくい

新名称であるXのほうを使っている人も
前述のような理由から”とにかく相手に伝わりにくい”ために
結局X(ツイッター)と表記したり、
人との会話ではツイッターと言ったりするなど、
X呼びに変えられない原因になってしまっています。

実際、日常会話の中にツイッターの話題を出すと分かりますが
”X”では伝わらないことが非常に多いです。

それもそのはず、そもそも名称変更を知らない人もたくさんいますし、
仮にXを知っていても、Xという言葉では他のものも当てはまってしまい、
非常に分かりにくいのです。

”伝わらない呼び方”をし続けるのはやはりなかなか難しく、
結果的にいつまでもツイッターの名前が続くことになるのです。

十分な説明もアピールも行われていない

大きなサービスの名称を変更するとなれば、
普通であればある程度の説明や、
新しい名前の意味などを公表したり、
色々と情報発信が必要になります。

実際にサービス名などが変更される際には
そのかなり前からそのことが公表されていることも多いです。

が、ツイッターの場合は、まるで思いつきと言われてしまうかのように
突然変更されたような状態になっていて、
あまり”上手に告知できていない”そんな状態です。

そのため、普段ツイッターを利用している人はともかく、
利用していない人にはなかなか浸透しておらず、
利用している人も、あまり”正式名称自体が変わった”と
認識していないような人も実際にいるでしょう。

大きなサービスの場合、名称変更は慎重かつゆっくり行うものですが
ツイッターの場合、この件に限らず
最近はあまり”ちゃんとした告知”が出来ていないことが多く、
この点は改善するべき点であるように思います。

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単純に浸透しないだけではなく…

X呼びは浸透していないのも当然ありますが、
他にも「Xと呼びたくない」と感じてあえてツイッターと
呼んでいるユーザーもそれなりに多く見受けられます。

この原因としては「現運営の信頼」にあると考えられます。

と、言うのも、ツイッターは2022年に買収により運営会社が
変わっていますが、これ以降、良くも悪くも色々な変更を加えており、
全体的に見ると”反感を買うような”ことが多くなっているのが現状です。

また、インプレッションによる収益発生のシステム導入で、
リプ欄が金稼ぎのアカウントまみれになってしまうなど、
ユーザーの利便性を大きく損なうようなシステムも導入しており、
不信感を抱いているユーザーも多いです。

そういった点からも
”今の運営が勝手に変えた名前を使いたくない”という人もいて、
こういった一面がさらに、X呼びが浸透しない原因となっていると考えられます。

今後はどうすれば…?

X呼びが完全に浸透するには、長い時間がかかると思いますし、
現実的にはTwitterからの完全移行は難しいかと思います。
Xと言っても伝わらない以上は、なかなか移行できないですからね。

そのため、ツイッターの今後としては、

・「X」が完全に浸透しないことは諦めつつ、長い時間をかけて浸透できるところまで
 浸透させていく

・名称をTwitterに戻す

・「X」ではなく、ちゃんとした固有名にさらに名称変更する

の、いずれかの道になるかと思います。

いずれにせよ、「一文字」の名前は、
サービス名としてはかなり厳しい名称なので
今後、見直しも含めて必要になっていくかと思います。

例えば、有名コンビニがいきなり「F」とか「ろ」とか「な」に改名したって
浸透しないですよね。それと同じことです。

まとめ

ツイッターの正式名称のXが浸透しない理由を
解説しました。

まだまだこの先も浸透は難しいと考えられますので、
特に、日常会話においては”Twitter”呼びを
続けておくのが無難であるかと思います。

相手に伝わらなければ、意味がないですからね。

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