社員を目指す人をバイトで採用する場合の注意点!理解しておくべき点は?

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バイトを採用する際に、
”社員登用を目指している”という人も
中にはやってくることがあるかと思います。

バイトから社員を目指している人を採用すると、
確かに仕事ぶりは一生懸命なことが多いですし、
シフトもたくさん入ってくれることが多いです。

実際に私も社員登用を目指している人を
バイトとして採用したことがありますが、
主力バイトとして活躍して貰う事ができるほどの
戦力になっていました。

しかし、社員登用を目指すアルバイトスタッフを
採用する際には、
場合によってはデメリットとなりかねない部分も
あるので、その点についてはしっかりと理解をした上で
採用していく必要があります。

どのような点に注意するべきなのかを
実際の店長経験や、
私自身もバイト時代に社員登用を目指していた経験から
解説していきます。

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良いところもたくさんあるものの、デメリットも…?

社員登用を目指している人を
アルバイトスタッフとして採用すると、
上でも書いた通り、
仕事を真面目にやる人が多いですし、
シフトもそれなりに入ってくれる人も多いです。

そのため、採用する側の目線として考えると
”非常に助かる”のは事実です。
(全員が全員そうとは限りませんが
仕事ぶりがいい加減であれば当然社員登用など
なかなかされませんから、
社員になりたいと言っている人は、
ある程度仕事ぶりが良いことが多いです)

しかしながら、社員登用を目指す人を
採用すると、場合によってはデメリットとなる部分が
出て来る可能性もありますので、
採用する際にはそのあたりの点をよく考えて
判断していく必要があります。

シフトは多めに入れる必要がある

社員登用を目指している人を
アルバイトスタッフとして採用した場合、
”シフトを多く入れる必要がある”ことが多いです。

全員が全員、そうではありませんが、
社員登用を目指している人は、学生さんではなく
フリーターの方であるケースが多いです。
何か別のことをしながらバイトをしていて…という人も
少なく、純粋にそこで社員になれれば、と考えている人が
多い傾向にあります。

しかし、社員になるにはバイトとして
ある程度の実績を作っていく必要があるのも事実ですから、
当然、シフトは多めに入りたがる人が多いですし、
フリーターの方である場合、バイトの収入が生活費になるわけですから
当然、本人たちにとって、シフトが少ない、ということは困るわけです。

かと言って、掛け持ちにすればそこで社員になれる可能性は
下がりますから”1か所でシフトを多く入れて働く”人も多いのです。

そうなってくると”社員登用を目指す人”をアルバイトで
採用した場合、”シフトはそれなりの数入れる必要がある”場合が多く、
”人件費を削減したい”場合や、
他のバイトスタッフとの兼ね合いでシフトがあまり入れられない場合
等に関しても、シフトをある程度確保する必要が生じます。

人員不足であれば、それでも良いとは思いますが
”特定の曜日だけ人員不足”だったり、
そんなに週に5回も人材を必要としていない場合などに関しては
”たくさんのシフトを希望してくるので、逆に扱いにくい”という
状況に陥る可能性があります。

しかし、当然バイトスタッフ側も生活が懸かっているわけですから、
”シフトをあまり入れられない”となれば、
バイトを辞めたり、ということも当然考えられますので
”シフトをあまり確保できない場合”の採用の場合は
社員登用を目指しているバイトだと、使い勝手が悪いケースは
考えられますので、注意が必要になります。

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見込みがないと判断されると辞める可能性はある

社員登用を目指しているアルバイトスタッフさんにとって
”社員登用の可能性がちゃんとあるのかどうか”ということに関しては、
非常に重要な部分になります。

そのため、もしも”このバイト先では社員登用される見込みがないな”と
判断されたりした場合は、
バイトを辞める可能性も出て来ます。
社員登用を目指している人からしてみれば、
”社員登用される可能性のない場所”にいつまでもいても
未来はないですからね…。

そのため、そういったバイトスタッフを採用する際には
社員登用のためにある程度自分としても
サポートしてあげることが重要になります。

また、”社員登用の見込みがない場合に嘘をつく”ことは、
後でトラブルになる可能性もあるので
そういったことはしないように注意して下さい。
(例えば、バイト⇒社員になれるような会社じゃないのに、
頑張ればなれるかもしれなと嘘をつくなど)

いずれ社員になって、そこを離れる可能性がある

もしも将来的にそのアルバイトスタッフが
社員に登用されるようなことがあると、
例えばお店の場合、別店舗に異動になるなどして、
今現在、あなたがいる職場から離れる可能性も考えられます。

そのため、学生アルバイトさんと同じで、
”ずっとその場で働いてくれる”可能性は低いので、
この点は考慮する必要があります。

ある程度”期間限定の助っ人”のような考え方を
しておくと、良いのではないでしょうか。

仕事に対する熱意から扱いにくく感じる可能性も

これは、その人の性格次第でもありますが
社員登用を目指しているようなアルバイトスタッフの場合、
仕事を比較的積極的にやろうとする人が多いです。

社員登用を目指しているので、
当然、そのためのアピールをしようとする人も
多いわけです。

もちろん、仕事に対する熱意がある程度あるのは
メリットにもなりますが、
場合によってはそれがデメリットになってしまうこともあり、
例えば、指示をした以上の仕事をそのバイトが勝手に
やってしまい、プラスになることもあれば
マイナスになるようなことをしてしまうようなケースも
あります。

場合によっては”制御”が難しいようなこともありますので、
そういった点から
少し扱いにくいと感じるようなことは
場合によっては出て来る可能性があります。

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他のバイトとの関係性に注意する

社員登用を目指すアルバイトスタッフを
採用した場合、
どうしても、シフトを多めに欲しがったりすることは多いですし、
上でも書いたように仕事に対する熱意が(社員登用へのアピールの意味も兼ねて)、
他のバイトスタッフよりも強めだったりします。

が、そういった振る舞いから
場合によっては周囲の(元々いる)アルバイトスタッフとの
関係がなかなか上手くいかないようなリスクも
あるにはあります。

例えば、元々いたバイトスタッフのシフトを削ったりすれば
反感を買う可能性が高いですし、
社員登用を目指しているバイト本人の性格次第では、
”後から来たバイトなのに偉そうに見える”と、
元々いたバイトの一部が思ってしまうようなリスクもあります。

そのため、”元々いたアルバイトスタッフとの人間関係”には
注意が必要です。
私もそうでしたが、社員登用を目指すバイトは
どうしてもある程度一生懸命になりがちなので
元々いるバイトスタッフからすれば”目ざわり”に感じるような
部分は正直、あるかと思います。

こういった人間関係の部分は、採用する側が
上手くトラブルにならないように調節していく必要が
ありますので、その点はしっかりと覚えておきましょう。

まとめ

社員登用を目指しているアルバイトスタッフは
確かに仕事熱心なケースが多く、
シフトも埋めやすく、採用する側としては
確かに重宝するものですが、
場合によっては扱いにくいと感じるようなケースも
出て来るとは思います。

そういったこともしっかりと
織り込んだ上で、採用の判断をしていくことが
重要になります。

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