定形外郵便を「発送した」という証明をすることはできるの?

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”定形外郵便”で、何かを発送するような人も
いると思います。

特に最近ではオークションやフリマアプリなどで、
個人でもそういったものを使う機会は
以前よりも増えたのではないでしょうか。

しかしながら、定形外郵便では
郵便物の追跡などはできませんので、
相手から”届いていない”と言われてしまった場合などに
困ってしまうこともあるかと思います。

では”定形外郵便を発送した”と、
相手に証明できるような方法はあるのでしょうか。

この点について、
実際に以前の勤務先で大量のオークション出品・発送をしていた
経験を元に解説していきます。

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定形外郵便を発送したという証明は困難

まず、いきなり結論の部分に関わって来る
お話になりますが、
”定型外郵便を発送した”と、相手に証明することは
ザンネンながら困難となっており、
実際に以前の勤務先では
”届いていない”と言われたようなこともあります。

ここで、極端なお話をすれば、
「届いているのに、届いていない」と相手が言うことも可能で、
”本当は届いていますよね?”ということを調べることも困難ですし、
例えば配送中に何か事故が起きていて紛失されていたり
もっと言えば配達中に盗まれたとしても
それを確認する術も、知る術もない、というのが
定型外郵便になります。

”ほとんどの場合”何も起きずにちゃんと届きますが、
”発送したことを証明できる要素”は何もないので、
この点には注意が必要になります。

発送した証拠を出すことができない

定型外郵便は、追跡の機能もないため
確実に発送した場合でも
それを証明することは難しいのが現実です。

そのため、相手から”届いていない!本当に送ったのか?”と
言われると、なかなか送ったことを証明することは
”難しい”のが現実です。

”確実に送った”ものであってもそれが証明できない、
ということですね。

なので、本当に何かが起きて到着していないのか、
向こうの勘違いなのか、
それとも悪意を持って”ない”と言ってきているのか、
と言ったこともなかなか確認できないのが現実です。

いくつか対処法はありますが、
配達証明などをつけて送ったり(一般書留扱いになる)していない限りは
”100%定形外郵便を送った証拠を相手に突き付ける”ことは
難しいです。

一応、相手が納得してくれる場合もあるので、
方法を見ていきましょう。

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不着調査を依頼する

相手から届かない、と言われた場合、
担当の郵便局に連絡することで
”不着調査”をお願いすることができます。

ただし、定形外郵便には追跡番号がなく、
保証もないために、
”見つかりませんでした”で終わることも
実際には多いので”気休め程度”と考えて下さい。

相手から”届いていない”と言われた場合は
結果はどうあれ、ひとまずこの不着調査を郵便局にお願いし、
対応していくことが望ましいです。

差出した際の控えなどで証明できないの?

ポストに投函した場合を除き、
郵便局などで定形外郵便を差し出しした場合、
”領収書”みたいなものは貰えるかと思います。

確かに、それがあれば”定型外郵便をちゃんと送ってますよ”と
いう証明にできる、と考えることはできるかもしれません。

しかし、実際には”相手の名前などが出ているわけではない”ため
”他の人に送っただけだろ”みたいなことを言われてしまうと
それ以上は証明が出来ず、お手上げです。

なので、これも”あなたに定型外郵便で絶対に送りましたよ”という
証明にはできないので、なかなか難しいところであるのも事実です。

写真を撮影しておいてもダメ?

ポストに投函する場合、ポストに入れる直前の写真を、
郵便局の集荷などをお願いする場合、
回収の直前の写真を撮影しておけば
”送りました”の証明にできるのでは?と思う人もいると思います。

確かにこれは”ある程度の対処法”にはなると思いますし、
相手によっては納得してくれる可能性も
あるにはあります。

しかし、ポストに投函する直前の写真を撮影していたとしても
”その写真を撮ってポストに入れていないんだろ?”みたいなことを
言われてしまうと、やはりどうすることもできなくなってしまいますので
これも100パーセントの証明にすることはできませんし、
郵便局の人に渡す際に”写真撮影してもいいですか?”なんて
いちいち言うのも難しいでしょうから、
これもなかなか困難です。

総合的に考えると
”定型外郵便を発送しましたよ”ということを
100%証明することは困難である、ということになります。

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重要なものには使わない方がいい

定型外郵便で発送しても”ほとんどの場合”何の問題もなく
到着しますが、
ごく稀にトラブルが起きる可能性はあります。

定型外郵便は”トラブル”には非常に弱く、
また、受け取る相手が”届いていない”と言い張った場合、
それが嘘でもなかなかそれを証明することはできません。

そのため、”高額なものを送る際”や、
”絶対に届かないと困るものを送る際”などに関しては
基本的に定形外郵便は避けるのがベストです。

配達証明をオプションでつけるか、
あるいはゆうパックなど、追跡可能なものにして
発送を行うことをおすすめします。

まとめ

定型外郵便は便利ですが
いざという時に”絶対に発送しています!”という
証拠を相手に突き付けることができないため
その点に関しては注意が必要です。

写真を撮っておいたり、控えの伝票を
保存しておくことである程度
”トラブルの予防”にはなりますが
それでも”100%トラブル回避”にはなりませんので、
この部分については、注意しておきましょう。

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