ゲームソフトの新作の対応機種が
発表される際に”縦マルチ”という形式での
発売だと、
中には過剰に攻撃的な反応を見せたり、
”購入するのをやめよう”という反応を見せたりする
ユーザーもいます。
”縦マルチ”とは、現行機種と1個前の機種で発売する
発売形式で、
(あるいは、現行機種同士でも性能差のあるハードに
同時発売される場合も実質的な縦マルチのような
扱いを受けることがあります)
例えば、PS5とPS4版が同時発売されたり、
Switch2とSwitch版が同時発売されたり、
そういったゲームのことを示す言葉になっています。
確かにPS5だけで発売されたり、Switch2だけで発売されたりするよりも、
PS4やSwitch1でも発売された方が
遊べるユーザーの数は増えるでしょうし、
売上的にも増えますが、
(※その分、開発費用などもある程度は増えます)
それでも、メーカー側・ユーザー側共にメリットとなることは多く、
縦マルチの形式で発売されるソフトは以前と比べても
かなり増えている状態です。
ただ、この”縦マルチ”を嫌がるユーザーもいて、
主にコア層の”一部”を中心に、
PS5やSwitch2など新しいハードが発売されるたびに
「縦マルチは切れ!」みたいなユーザーが出て来るのも事実です。
これは何故なのか、
そして”縦マルチは切れ”と言っている人たちの
言う通りにしてしまった場合、どうなってしまうのか
この点を詳しく解説していきます。
嫌がる人がいる理由は?
”縦マルチ”を嫌がる人がいる理由は何か。
確かに、これは一般的なユーザーからすれば
不思議なことだと思います。
例えば、Switch2版しかないソフトと、
Switch2版とSwitch版があるソフト(縦マルチ)の場合、
後者の方が”遊べる人”は増えるわけですし、
グラフィックなどを重視するのであれば
その人はSwitch2版を遊べばいいだけなんじゃ…?と
思うのは普通のことです。
一般的な目線で考えるとこれが”普通”であり、
縦マルチになると騒いだり、”じゃあ買わない”となる人の心理は
”理解できない”と思います。
”縦マルチになると嫌がる”ということは、
前述のケースの場合、
”Switch1版は出さずにSwitch2版だけにしろ!”ということになり、
まるでSwitch1で遊ぼうとしている人に嫌がらせをしたいだけにも
見えてしまうのではないでしょうか。
…では、そういうことを言う人は何を考えているのか、と言うと、
これは”縦マルチになることで、内容が控えめになること”を
懸念している、ということが理由として挙げられます。
どういうことかと言うと、
Switch2版のみのソフトの場合、
最初から”Switch2”の性能のみを意識して作りますが、
Switch2版とSwitch版を用意するソフトの場合、
”Switch2版とSwitch1版”ではグラフィックなどに差が出るとは言え、
ある程度”Switch1でもしっかり動くように”意識して、ソフトによっては
作ることになります。
そうなると、”Switch2版”の方のグラフィックやゲーム内容も
Switch版に意識した作りになってしまうのではないか、と、
そう心配するコアユーザーの”一部”が縦マルチを嫌がっている…というのが
基本的な理由になります。
ただ、実際のところ”縦マルチ”でも、
例えばSwitch版とSwitch2版が同時発売された場合、
Switch2版の方が映像は綺麗ですし、ロード時間も短いです。
PS4とPS5でもそうで、PS5版の方が綺麗で、ロード時間も短くなります。
ですので、”縦マルチになるとどのぐらいクオリティが落ちるのか”は
あくまで感覚的なものでしかなく、
その影響はゲームによって様々であるため、
ゲームによっては縦マルチにしても影響が皆無のものもあるでしょうし、
懸念通り、ある程度は下位機種の方に合わせて作っている部分が
あるものもあるでしょう。
ただ、そこまでクオリティに拘らなくても、実際にゲーム自体
十分に楽しめるものも多いですから、
縦マルチに過剰な拒否反応を示す、というのは少し気にしすぎ、
拘りが強すぎる、というのも事実です。

”縦マルチ”に拒否反応を示す”一部のユーザー”の言う通りに
ゲーム業界が動き始めてしまったら
ゲーム業界は確実に衰退するので、
”縦マルチがイヤだ”という人も冷静に、
”売れなくなれば、自分の大好きなゲームの新作も作られなくなるかもしれない”
ということは頭の片隅に入れた方が良いでしょう。
縦マルチを嫌がるユーザーの言う通りにすれば業界は衰退
”縦マルチ”は今やゲーム業界にとって必要不可欠な存在です。
その理由を見ていきましょう。
・ゲーム機が高額化しすぎている
まず、以前とは違い家庭用ゲーム機は高額化しすぎており、
なかなか一般層は”すぐ”には買い替えませんし、買い替えも難しいです。
Switch2でも5万、PS5は55000~8万、とかなり高額で
以前のように購入自体がなかなか難しくなっており、
移行に時間がかかります。
・品薄も続く
新ハード発売時には、”品薄”も年単位で続くことが多くなり
この点も、以前よりも縦マルチの必要性が増しています。
・メーカーの売上確保
縦マルチを切れば、以前よりもユーザーの移行が遅くなりがちな
ゲーム業界において”ゲームソフトの売上”は確実に落ちます。
そうなれば、ソフトメーカーの利益にも響き、
シリーズ自体の存続が危ぶまれたり、最悪の場合
その会社がゲーム事業から撤退するようなことも考えられます。
・コア層以外のユーザーが離れる
ゲーム機が高額、品薄で手に入りにくい、
でもすぐに縦マルチを切る…ということをやっていくと
コアユーザーは喜んでも、次第に”ついて来れない”ユーザーが
ゲームから離れて行き、ゲームのユーザーの全体数が減っていきます。
それを避けるためにも、縦マルチは続ける必要があります。
縦マルチをコアユーザーの希望通りすぐに切ると…?
何でも「最新ハード」ばかりに発売したり
ハイスペックのハードにばかり発売するようになると
結局のところ”マニア以外はついて来られない”世界となり、
ゲームのユーザー数は減っていきます。
例えば、”Switch2との同時発売ですら許せない”ユーザーも
中にはいますが、それをやると、Switch2ですら高いのに
さらに高額なハードだけにしか発売されなくなり、
当然、ライトユーザーや子供などはそのゲームをプレイできなくなります。
”今”はそれでも良くても、
縦マルチを切ることを積極的にやっていくと、
結局は”子供のうちに遊ぶゲームの数”が減ったり、
”子供のうちに思い出のあるシリーズの数”が減ってしまいますし、
大人でも、ライト層はそれらのゲームに触れることはなくなります。
結果、将来のコアユーザーが育たなくなり、
現在のコアユーザーもゲームから離れたり、高齢化したりすれば
ゲームユーザーの数はどんどん減っていき、
待つのは”マニアックな業界となって衰退する”という運命です。
そのため、縦マルチ可能なものは積極的にしていく必要がありますし、
スペックばかりに目を向けることはゲーム業界の未来に
決して、繋がりません。
まとめ
私自身もPS5を持っていますが、
例えば、バイオハザードレクイエムの”Switch2版”が
後から発表されても、特に何とも思いませんでした。
仮にクオリティが多少落ちたとしても、
遊べる人が増えることは良いことですし、
好きなシリーズの未来(この場合はバイオハザード)にも繋がるためです。
縦マルチや、性能が劣るハードで発売されることを許せない!という人の
言う通りにしてしまえば、ゲーム業界に未来はありません。
私自身はよくゲームを遊びますし、
PS5なども持っていますが、可能なゲームはどんどんPS4との縦マルチを
した方が良いと思いますし、
Switch2版も、それが利益になるならどんどん出した方が良いと思います。
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