集団下校(集団登校)とは、
主に小学校などで行われることがある下校・登校方法で、
何らかの事件や災害などが発生、
またはその恐れがある際などに、
取られる方法になります。
中学・高校などでも場合によっては行われることがあり、
平常時に行われることはほとんどありませんが、
何らかの事態が起きたには
集団下校や登校などの対応が取られることがあります。
では、どのような場合に集団下校・登校などが
行われることになるのか、この点について解説していきます。
集団下校・登校の目的とは?
目的はその時によって若干異なる場合がありますが、
最大の目的としては”子供たちの安全確保”が
目的となります。
近隣で事件が起きた場合にしてもそうですし、
災害が発生した際や、その危険が高まっている場合などに
関しても、子供たちの安全を確保する意味で、
集団下校などが行われる場合があります。
集団下校などが行われるケースは…?
集団下校・登校などが行われることになるケースとしては
色々なケースが考えられますが、
下記のようなことが発生したりした場合には、
集団下校の対応が取られる場合があります。
・学校で事件が発生した
学校で何らかの事件が発生した場合は、
安全確保のために集団下校が行われることがあります。
場合によっては保護者の方も同伴で、という対応に
なる場合もあり、事件の度合いにもよりますが
授業は中断して下校することになる場合もあります。
生徒同士の大きなトラブル(例えば特定の生徒が
特定の生徒を大怪我させた)や、
生徒の事故(転落事故が起きたなど)が起きると、
集団下校になる場合があります。
・学校の周辺で事件が発生した
学校内部での事件ではないものの、
例えば学校の周辺で通り魔事件などが起きたり、
その犯人がまだ逃亡中だったりする場合、
当然、学校にも危険が及びますから
集団下校の対応が取られる可能性があります。
ただし、事件の内容や危険性によっては、学校に
留まって安全確保することになったり、
登校前であれば登校せずに自宅待機になったりするケースもあります。
(例えば学校のすぐ近くで立てこもり事件が発生した場合など)
・何らかの災害が発生した
何らかの自然災害が発生した場合にも
度合いによって集団下校の対応が行われる可能性もあります。
ただし、下校させるタイミングを間違えてしまうと、
逆に子供たちを危険に晒す結果にもなってしまうために
状況次第、ということにはなります。
・自然災害の危険性が生じた
まだ発生自体はされていないものの
何らかの兆候によって警報が出たなど、
そう言った場合には自然災害発生の危険性を見越して
集団下校などの対応が取られる可能性があります。
・悪天候によるもの
台風や大雨などの悪天候によって
早めに下校となり、場合によっては集団下校の対応が
取られる場合もあります。
また、登校前の時点から大雨警報などが出ている場合
そのまま自宅学習(登校しなくて良い)になる場合もあります。
・訓練目的
何らかの事態が起きていない場合に集団下校が行われる
数少ないケースとしては
”訓練目的”で行うケースですね。
避難訓練などと同じように、
”もしも集団下校する必要があったときのための訓練”を
しているところもあるので、
そういった場合には”今日は特に何も起きていないけれど
集団下校”と言うことになる可能性はあります。
・低学年などの場合
低学年などの場合、事故防止の観点から
集団下校などが通常時に行われている場合もあります。
主な原因としてはこのようなところでしょうか。
他も、子供に危険が及ぶような予期せぬ事態が起きたり、
その可能性が高まったりした場合には
独自に対応が取られる可能性があります。
保護者は同伴するの?
集団下校をする場合に、保護者が同伴する必要は
あるのかどうか。
これに関してはその時による、というのが答えで
例えば訓練目的だったり、通常時の集団下校であれば、
保護者が迎えに行ったりする必要はありませんが、
事件発生時・災害時などは保護者の迎えが必要になったり、
推奨されたりする場合はあります。
ただ、急な事件などの場合、
なかなか自分もすぐには学校には行くことができない、
という場合もあると思いますので、
このあたりは学校側と相談をしながら
対応をしていくことになります。
集団下校をする際の注意点は?
集団下校を訓練や、低学年などの通常の下校以外で
行うようなことになった場合、
基本的には”何か子供たちに危険が生じる可能性のある出来事”が
起きている、あるいは発生しそうになっている、という
状況であることが考えられます。
そのため、そういった状況下で集団下校を行うことに
なってしまった場合に関しては、
可能な限り寄り道をしないようにし、他の子と一緒に行動しつつ
速やかに下校をすることがベストです。
保護者の方からも、そういう時は寄り道をせずに
帰ってこないといけない、ということはしっかりと
教えておくとよいでしょう。
まとめ
集団下校は、何らかの事態が発生した時などに
行われることが多い下校方法です。
何も起きていない時の集団下校は
怖がる必要はありませんし、
そんなに難しく考える必要もありませんが
”何か起きているときの集団下校”は
場合によっては自分の身の安全にも関わって来ることに
なりますので、
遊び半分で下校したりせずに、
なるべく早めに安全な場所(家)へと戻るように、
集団下校中には、途中で
寄り道などはしないようにしましょう。
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