ゲーム機のスペックが上がることを嫌がる人が多い理由は?理由は単純。

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ゲーム機のスペック(性能)が上がることを喜ぶ人もいれば、
上がることを嫌う人もいます。

中には”昔のゲームが好きだから”という理由で
スペックが上がることを嫌う人もいますが、
スペックが上がっても、昔のゲームを移植することはできますし、
必ずしもスペックをフルに発揮したゲームを作る必要はないわけで、
実際にPS5やXBOXSeriesなどの高性能なゲーム機にも、
レトロゲーム風の新作や、レトロゲームの移植などが
行われていることもあります。

そうなってくると”スペックが高ければ高いほどいい”という人も
出て来るでしょうし、
例えば”switchの次世代機のスペックもそんなに上げなくていい”というような
声には疑問を感じる人もいるでしょう。

ですが、スペックが上がることを嫌う人には、
色々な理由があるのです。
それを、見て行きましょう。

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ゲーム機のスペック向上は必ずしも歓迎されない

ゲーム機のスペックが上がる…ということは
必ずしも歓迎されることではありません。

例えば、実際にスペックの高いゲーム機の方が売れるのかと
言われると、日本国内では特にその傾向は薄く、
”その世代で一番スペックの高いゲーム機が売れる”とは
限らないのです。

実際に現在一番売れているハードは
ニンテンドースイッチですが、
スペックだけで言えば、PS5やXBOXSeriesの方が上です。
しかし、世間では圧倒的にスイッチが売れている状態ですし、
過去に目を向けても、他のゲーム機よりも早く発売された
高スペックのゲーム機(ドリームキャストやXBOX360)も、
他のハードとの売上競争に敗れています。

また、ニンテンドースイッチに関しても
”スペックが足りない!早く次世代機を出してほしい”という人もいれば
”今のswitchで十分。次世代機はいらない”という人も、
”次世代機のスペックはあまり上げすぎないでほしい”という人も
いるのが現実です。

特にコアゲーマー層からしてみると、
”なんでスペックが上がることを嫌うの?”と疑問に思う人も
いるかもしれませんが、
そこには大きな理由があるのです。

価格の問題が最大の理由

スペックが上がると、当然価格は上がります。

ゲーム機のスペックが上がることを嫌う人の理由として
大きいのが、まずその点でしょう。

例えば、現時点では未発表のswitchの次世代機が、
PS4並の画質だった場合と、
PS5並の画質だった場合…
この両者の価格が、同じく3万円代なら、
ほとんどの人が後者(PS5に匹敵するスペック)であってほしいと
思うでしょう。

しかし、現実には
PS4並の画質で出した場合は3万円代、
PS5並の画質で出した場合は6万円代…みたいな感じで、
スペックを上げれば上げるほど、価格は跳ね上がっていくのです。

これを”嫌う”人が多いわけですね。
スペックが上がることで価格が高くなってしまうなら
スペックは抑えて価格はほどほどにしてほしい、と、そういうことです。

実際、国内では特にコアユーザー層以外の層は価格にシビアで、
高額のプレイステーション5は品薄解消後も、国内では
普及に苦戦していますし(毎週スイッチを下回る売上であることがほとんど)、
過去にも高額で発売されたPS3などは値下げまで
その勢いを発揮できませんでした。

コアゲーマーからすると、
”この性能で6万円は安い!”みたいな考え方の人も多いとは思います。

しかし、一般層は”ゲーム機に6万円は高い”となってしまうわけで、
ここの認識の差が大きく出ています。

”どうしてスペックが高くなることを嫌がるのか。デメリットは何もないのに”と、
本気で価格のことを想像することもできていないような意見も
以前、見かけたことがあるので、感覚のズレ、になるのだと思いますが
”価格”は非常に大きな要素で、
価格が上がるならスペックを上げないでほしい、という人は
想像以上に多いのです。

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ハードの買い替え自体が負担・面倒な人も

スペックを上げなくていい!という人の中には
新しいハードが発売されることによる買い替えや費用の発生を
嫌がる人もいます。

確かに、新しいハードが出てしまうと”今のハード”には、
そのうちソフトが出なくなっていきますので
”今のハードで満足している人”からすれば、
その人視点で言えば”迷惑”なことにもなるのです。

また、今の時代は新しいハードをなかなかすぐに
思い通りに買うことができない時代でもあるため(転売などが原因ですね)
余計に”新しいハードを発売されると面倒臭い。今のハードのままやってほしい”と
感じる人が多いのも事実です。

そういった人たちからすれば”スペックをこれ以上あげなくていいから、
そのまま今のハードで展開してほしい”と、
そういう気持ちになるわけです。

まとめ

スペックが上がることを嫌う人は、
単に”もう今のスペックで十分に満足している人”もいれば、
スペックが上がることによって次世代機の価格が高くなってしまうことを嫌がる人
(実際にPS5はかなり価格が上がってますし、スペックを上げれば
価格は高くなるのです)や、
次世代ハードが出てしまうことによって、
今、自分が満足しているハードに新作がいずれは
出なくなってしまうことなどを、嫌がる人もいます。

少なくとも”スペックが上がる”ことはいいことだらけではなく
その分、価格も上がってしまいますので、
マニア向けに商品を展開するのであればともかく、
幅広い層に遊んでもらいたいハードであればあるほど、
このあたりの部分はメーカーとしても
しっかりと考慮していく必要のある部分になるのです。

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