私生活への干渉はパワハラ!上司がやってはいけない行為!

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”部下の私生活に干渉する”

これは、パワハラになりかねない行為です。

もちろん、相手と親しくて
(上司側である自分の思い込みの場合はNGです)
お互いにプライベートでも関りのある間柄であれば
話は別ですが、
そうではなく、一方的に相手のプライベートに
干渉しようとする行為は、非常に危険な行為であり、
場合によってはトラブルに発展してしまうリスクも高い行為です。

上司と言えども
一部例外を除き、部下のプライベートに干渉する
”資格”はありません。

そのことを忘れないようにし、以下のことに注意を
するようにしましょう。

自覚があっても、無くても
「パワハラ」と部下から言われれば
それは「パワハラ」です。

後から後悔したり
「そんなつもりじゃなかったんだ!」と言い逃れをしようとしても
遅いので、その点は気を付けるようにしてください。

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部下のプライベートに干渉する資格はない

上司とは、あくまでも「会社内」での立場であり、
仕事が終われば「他人」です。
そこを勘違いしている人が多すぎます。

相手が部下と言えども、上司に
プライベートに立ち入る資格はなく、相手と親しかったり、
相手に”業務上も支障が出るレベルで明らかに問題があったり”
する場合以外は、プライベートに干渉するべきではありません。

もしも、あなたが無意識であっても
”部下のプライベートに立ち入ったり”
”部下のプライベートにまで口を出したり”しているような
ことがあるのであれば、
それはただちに”やめる”ことです。

自覚はないかもしれませんが、それは”立派なパワハラ”でしかありません。

口出ししていいのは”明らかに問題がある場合”のみ

上司が部下のプライベートに口出ししていいのは
”客観的に見て明らかに問題がある場合のみ”です。

例えば「休日は家でずっと寝てる」だったり
「生涯独身を貫くつもり」だったり「アイドルの熱狂的なファン」だったり…
そう言ったことを聞くと、人によっては
「外に出ないなんて不健康だ!」「結婚するべきだ」
「その年でアイドルか!?」なんて言い出すような人もいるでしょう。

しかし、↑のような事柄は世間一般的に「問題ない」行為であり、
仕事への支障もなければ、犯罪でもありません。
ですので仮に「あなたから見て明らかに問題がある」としても
「世間的に見れば自由の範囲内」でしかなく、
何も問題のない行為です。

ですので”自分とは考えが違う”だったり、”自分には理解できない”だったり、
”あなたから見れば気に入らない”だったりしても
そこに口だしする資格はありません。
それをすれば”パワハラ”です。

一方、いくつか”例外”も存在しており、
それが、

「部下がプライベートで実際に法的に問題のある行為をしている場合」
「毎日夜更かししたり、酔っぱらって仕事に来たりなど、仕事に支障がある場合」

などになりますね。

この場合に関しては、上司・部下関係なく、相手の
プライベートの問題点を指摘するのは「あり」です。

仕事に支障が出るような生活スタイルなら、
社会人として問題がありますし、
”プライベートだけの問題にとどまらない部分”ですから、
指摘したり、改善をお願いしたりするのは良いことですし、
酔ったまま職場にやってきたりする場合も同様です。
この場合は実際に問題がありますし、
それらを注意するぐらいは、
世間的にも問題にはならないでしょうし、
注意される側に問題があるのは事実です。

ただ、そういった極端な例を除けば
”プライベートは自由”ですから、
上司と言えども、部下のプライベートに立ち入ることは
許されないことです。

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生活スタイルに口出ししない

部下のプライベートにおける生活スタイルには
上のような極端な例を除き、
「一切口出ししない」ようにして下さい。

就寝時間、起床時間、家での過ごし方、食生活、
好きな食べ物や嫌いな食べ物、趣味関係などなど、
これらは全て”相手の自由”です。

間違っても
”まだそんなもの好きなのか”と言い放ったり
”家でも会社からの電話を取れるように早起きしろ”みたいな
ことを言い放ったりしてはいけません。

生活スタイルには”口出し不要”です。

プライベートを勝手に覗かない

相手のプライベートを勝手に覗くこともNGな行為です。

例えば、上司という立場を生かして
相手のスマホを勝手に見たり、管理しようとしたり、
監視系のアプリを入れたりするのは立派なパワハラですし、
勝手にアプリなどを入れた場合は法律的にも問題が生じます。

また、相手のプライベートを根掘り葉掘り聞こうとしたりだとか
そういった行為に関しても、大きな問題に発展する可能性が
ありますので、注意してください。

相手が嫌だ、と感じたり、
”上司”の立場を利用して、相手が”喋らない”という選択が
できないような雰囲気を作ったりしてしまえば、
それはもうパワハラです。

このパターンの場合
”パワハラのつもりなどまったくなく”
やっている人もいるかもしれませんが、
相手が苦痛に感じてしまっている場合は
パワハラなので、悪気が0であったとしても、注意を
するようにしてください。

結婚や恋愛に干渉しない

これは、相手が同性でない場合、
パワハラ以外の問題に発展する可能性もあるため、
上司として”非常にリスクが高く”、
絶対にやってはいけない行為です。

例えば、相手が独身であることを揶揄ったり、
勝手に「結婚するべき」と決めつけたり、
相手の恋愛経験を揶揄ったり、
逆に上司側のあなたが独身で、「結婚なんてするべきじゃない」と
相手に考えを押し付けたり…
こういうことはするべきではありません。

当然、無理やりお見合いさせようとしたり、
結婚の有無で相手の価値を決めるようなことが
あってもいけません。

現代において恋愛や結婚方面の話題は
”タブー”の一つでもあるので、不用意に関わったり
しないことをおすすめします。

結婚するもしないも自由であり、
結婚経験や恋愛経験の有無で”人間の価値”というものは
決まったりしません。
この点も、よく覚えておきましょう。

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連絡は用のある時だけ。監視はしない

仕事を終えたあとの相手に連絡するのは
「用のある時」だけにして下さい。
用もないのにこちらから連絡したりを繰り返すのは
嫌がらせであり、パワハラです。

また、相手の行動をいちいち監視するような真似は
絶対に避け、
基本的に”用事が無ければ一切連絡しない”という
方向性で振る舞うようにすることが大切です。

相手の趣味を否定しない

相手の趣味を否定する行為は絶対にNGです。

”趣味”は個人の自由です。
相手の趣味に、上司がとやかく口出しをする
資格はありませんし、お門違いです。

例え、部下の趣味が
あなたからして「理解できない」「気持ち悪い」と
いうものであったとしても、です。

理解できないなら、口を挟まない。
気持ち悪いと感じるのも自由ですが、それならいちいち
相手の趣味に関わらずに話題に出さない。
それだけです。

いちいち部下の趣味に絡んで
「そんなものが好きなんておかしい!」みたいなことを
言うのは、ただのパワハラです。

イヤなら関わらない。あなたがその趣味を見ないようにする。
それだけのことであり、
パワハラをして良い理由になど、なりません。

まとめ

部下のプライベートに干渉し始めたり、
色々とケチをつけたり、
監視するような行為をもしも自分が
しているのであれば、
問題になる前に”すぐにやめる”ようにしてください。

そのままエスカレートすれば、
必ず”パワハラ”になります。

もしもまだ、問題になっていないのであれば、
相手のためにも、自分のためにも、
そのような問題行為は今すぐ控えるようにするべきです。

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