再度宣言される可能性はあるの?緊急事態宣言の繰り返しの効果と影響は?

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緊急事態宣言が
繰り返し何度も行われることはあるのかどうか。

新型コロナウイルスへの対応として
緊急事態宣言が発令されて、解除された一連の流れは
記憶に残っている人も多いと思います。

しかし、これが”再び”宣言されることはあるのかどうか。
不安に感じている人や気になっている人も
いると思いますので解説していきたいと思います。

新型コロナウイルスへの対応でもそうですし、
今後、別の事柄でも、万が一宣言された場合、
解除後にまたすぐに、と繰り返されることは
あるのかどうか、
また、もしもそうした場合「何が起きる」のか。
それらを煽りナシで、冷静に分析していきます。

⇒緊急事態宣言自体については
緊急事態宣言が出るとどうなるの?をご覧ください。
こちらでは、再宣言が可能なのか、するとどうなるのかを解説します。

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再宣言することは可能なの?

緊急事態宣言が一度解除されたあとに、
再宣言することはできるのかどうか。

これは、法律上は可能です。
実際に効果が出るのかどうか、だとか
繰り返し宣言を出すことによって
経済的な打撃がどうなるのか、だとか、
そういったことを全て考えず
”出せるか”
”出せないのか”
で、答えるのであれば
”出すことはできます”
というのが答えになります。

宣言に必要な手続きを再度踏む必要は
ありますが、それをすれば
宣言すること自体は可能、ということです。

繰り返していれば効果は薄まる

しかしながら、繰り返していれば
緊急事態宣言の効果が薄まります。

その理由としては色々なものがあり、
下記で解説していきますが、
繰り返せば繰り返すほど
反発する人が増えるのも事実ですし、
”お金がないから協力できない”という人も増えますし、
繰り返すことで、”緊急事態宣言自体の重み”も
無くなっていきますから
全体的な効果は、どんどん薄れていく、
というのが現実的なところでしょう。

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経済的なダメージが大きくなる

緊急事態宣言が出ると、
多くの業種で、ダメージを受けます。

そして、そこで働く人々も経済的な打撃を
受ける人が多くなるでしょう。

それによって、倒産・閉店・廃業などは
どんどん増えて行き、
それに伴い生活困窮者や失業者なども
どんどん増えて行くことになります。

これは”1回”の緊急事態宣言でも
避けられないことであり、
2回、3回と繰り返すとなれば
相当なダメージを受けることになります。

国の経済、とかそういうそういうのじゃなくて
自分の経済がやばいんだ!という人も
大勢出てきてしまいます。

そういう面からも、法律上繰り返しは可能でも
現実的に考えると、繰り返していることで
社会が崩壊する可能性が高まっていくため、
そうやすやすと緊急事態宣言は出せるものではありません。

自分には関係ない、宣言が出ても生活できる業種だったり、
貯蓄があったりする、という人は、
やたら緊急事態宣言と騒ぐ人も多いですが、
現実的には、とても厳しいのです。
世の中、ギリギリの生活をしている人も多いわけですから
そういう人たちにとっては”1回”でも厳しいのに
”2回”
”3回”
と繰り返されれば、本当に生活できなくなってしまいます。

お金が無ければ無視するしかない

緊急事態宣言が行われれば
それに基づく外出自粛や、休業要請
(強制ではないため、罰則はありません)などが
行われますが、
お金が無ければ、休業も出来ませんし
お金が無ければ、仕事をするために外に出ざるを
得ない人も大勢います。

そのため、緊急事態宣言を繰り返せば繰り返すほど
”お金がないから無視をする”人・企業は
大幅に増えて行きます。

つまりは”効果が薄れる”ということですね。

いくら何を言われても
お金がなければ”生きていくため”に働く・営業する
しかないですし、
無視をするしかありません。

また、当然、国や自治体からの補償・給付などにも
限界があります。
お金は無限ではありません。
ですので、宣言はするけど補償はできないということに
なってしまうため、
実際のところ、繰り返しの宣言はかなり難しいです。

繰り返すのであれば、
”お金がないから緊急事態宣言を無視せざるを得ない”
人たちに対し、対策をしなければいけませんが、
補償する余力がなければ対策できません。
ですが、対策しなければ、当然、ギリギリの人・企業は生きるために
緊急事態宣言を無視します。

よって、2度目以降の宣言は”大幅に効果が薄れる”のは
紛れもない事実です。

娯楽を我慢できない人も出て来る

↑のような経済的な理由で「やむを得ない」人・企業は
仕方がないのは、皆様にもわかるかと思います。
生きるために仕事をするのは、仕方のないことですし
生きるために自粛できない、というのは仕方ないことです。

が、緊急事態宣言が何度も出る、ということになれば
「1度目は我慢していた人」の中には我慢できなくなったり
やってられるか!となったりする人もどんどん増えるでしょう。

例え”不要不急”であっても外出する人も
増えることが予想されます。

単純に我慢できない人もいますし、
繰り返しに怒りを感じる人もいますし、
だんだんと”なんだ、宣言って大したことないじゃん”と思う人もいます。

そのため、繰り返せば繰り返すほど
”我慢できずに不要不急の外出をする人”も増えてきます。

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結局どうなるの?

緊急事態宣言を繰り返すことは法律上は可能ですが
まず、効果は薄れます。
理由としては「金銭的な理由」だったり「我慢の限界」だったり
「だんだんと平気な気がしてきた」だったり、さまざまです。
とにかく、”お金が無ければ自粛もできない”というのは現実ですから
確実に効果は薄れます。

そして、続ければ続くほど、
失業者の爆増、倒産や廃業、閉店などの爆増、などの
経済的な大ダメージや
それに伴う失業者の増加、自ら命を絶つ人の増加、
それによる人身事故の増加、
さらには、経済的に壊滅状態になり、自暴自棄となった人間の
中には犯罪に走る人もいますから、それによる治安の悪化などが
懸念されます。
長引くと社会崩壊が起きる で、考えられることを詳しく解説しています)

そのため
”法律上は可能でも、軽々と何度も出すことはできない”
というのが現実的な答えになります。

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