「レトロゲーム」扱いになるのはいつから?何か基準はあるの?

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ゲーム機が”レトロゲーム”扱いに
なるのは、いつ頃からなのか、
何か条件はあるのか…
気になる人もいると思います。

確かに、ファミコンやPCエンジン、スーパーファミコンなどなど
そういった時代のゲーム機・ゲームソフトは
一般的に”レトロゲーム”と呼ばれることが多いですが、
一方で、最近のゲーム機になればなるほど
”これもレトロゲームでしょ”と言う人もいれば
”まだこれはレトロゲームじゃない”と言う人もいて、
その意見は大きく分かれて来ると思います。

では、実際のところ
”レトロゲーム扱い”されることに何か基準は
あるのでしょうか。
この点について解説していきます。

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”レトロゲーム”の明確な基準はない

まず”レトロゲーム”という言葉に
基準はあるのかどうか、という点ですが、
”レトロゲーム”という言葉自体に基準はなく
”何年以上前に発売したゲームソフトはレトロゲームですよ”とか
”1990年以前のものはレトロゲームですよ”とか、
そういう具体的な基準は決まっているわけではありません。

あくまでも世間の感覚的なもので
”レトロゲーム”と呼ばれたり呼ばれなかったりしているだけで、
”どのゲーム機はレトロゲーム”と、決まっているわけではないのです。

ゲーム業界内でそういう具体的な定義はありませんし
ゲーム販売店でも”このハードのゲームソフトはレトロゲーム扱いにすること”とか
そういう決まりはあるわけではありませんし、
当然、法律上も”レトロゲーム”に関する決まりはありません。

”レトロゲーム”と言う言葉に決まりはなく、
どこからどこまでがレトロゲーム扱いなのか、ということも
決まってはいないので、”人によって違う”ということが
答えになるかと思います。

その判断のポイントになりそうな点を、ここから先の部分で
解説していきます。

最新ハードの1個前のハードは「レトロ」ではない

基本的には、最新ハードの1個前のハードのことを
”レトロゲーム機”と呼ぶことはまずありません。

例えば、2023年現在で言えば
任天堂のゲーム機で例えると、
”ニンテンドースイッチ”の1個前のゲーム機は”WiiU”ですが
流石に今、”WiiU”をレトロゲーム機と呼ぶ人は
まずいないと思います。

また、プレイステーションの場合は
最新のハードが”プレイステーション5”ですが、
1個前のゲーム機”プレイステーション4”は
前述のWiiUとは違い、まだ新作の発売や生産自体も
行われている状態なので、WiiU以上に
”レトロ”からは程遠い存在です。

XBOXに関しても最新の”XBOXSeries”の1個前は
”XBOXONE”ですが、それをレトロと呼ぶ人はいないでしょう。

このように”最新ハードの1個前のゲーム機”を
レトロゲーム機と呼ぶ人は”まずいない”ということを
覚えておきましょう。

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2世代前のハードもあまりレトロとは呼ばない…

では、”最新ハードの2個前”はどうか。

各社の据置機で見てみると、2023年現在では
任天堂ハードは
”2つ前”は「Wii」で、
プレイステーションは”2つ前”は「プレイステーション3」、
XBOXの”2つ前”は「XBOX360」となります。

いずれもまだ”レトロ”と呼ぶかどうかは微妙な段階で、
どのハードもそれなりに遊んでいる人はいると思いますし
ゲーム販売店でもまだ、それなりに中古などの取り扱いが
あるケースも多いかと思います。

実際に、私の中の感覚でも”まだレトロとは言えない”レベルで
2つ前のハードとレトロゲーム機、と呼ぶかどうか、と
言われと微妙な感じはします。

プレイステーション3あたりも、今でも十分通用する
クオリティのゲームはたくさんありますからね。

ただ、2つ前に行くと
人によってはレトロ扱いで考える人も出て来ると思いますので、
”1個前のハード”をレトロ扱いする人はいないと思いますが
2つ前になると、多少はいるかもしれません。

3世代前に行くとレトロと感じる人も増える傾向に

3世代前のゲーム機まで話を戻すと、
同じく据置で見ると、2023年現在では
任天堂は「ゲームキューブ」
ソニーは「プレイステーション2」
XBOXは「初代XBOX」となり、
ここまで来ると、ゲーム販売店でもレトロ扱いされることは
実際に出てくると思いますし、
(例えば私もゲーム店勤務時代、初代XBOXやゲームキューブは
レトロコーナーに混ぜていました)
レトロゲーム機と認識している人も多くなってくると思います。

なので、3世代前ぐらいが、レトロゲームとの境界線な
イメージでも良いかもしれません。
4世代前に行くと、任天堂は「NINTENDO64」
ソニーは「プレイステーション1」になるので、
ここまで来ると、もうレトロと認識している人が
かなり多くなるでしょう。

ですので、”3個前のハードより前のもの”が
レトロっぽい雰囲気になっていく、というような認識でも
良いかと思います。

実際、ゲーム販売店に勤務している段階では
3~4世代前ぐらいのゲーム機からレトロ扱いな
イメージだったので、そういう感じの認識でいれば
他の人と大きく認識がズレることはないはずです。

”何年前”はあまり基準にならない

一方、”発売から何年が経過したか”という部分は
あまりレトロゲームかどうかの基準には
使いにくい部分があります。

と、言うのも”ゲーム機”によって展開が終わるまでの
年数には幅があり、
例えば発売から1年足らずでほぼ展開終了になってしまうような
”売れなかったゲーム機”の場合10年もすれば
もうレトロゲーム機扱いされていてもおかしくないですし、
逆に、例えばSONYのプレイステーション4の場合は、
2014年に発売されましたが、あと1年で10年を迎える2023年現在も
現行ハードとして活躍している状態です。

このようにゲーム機の登場や撤退までのタイミングが
ハードによって全然異なるために
”発売から〇年でレトロゲーム”という判断は
なかな難しいものがあります。

長寿のゲーム機は、本当に10年前後、現役でい続けることも
あるわけですからね。

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撤退したハードはレトロ扱いが早い場合も

ゲーム機を展開していたメーカーの中には
”撤退”したメーカーもあり、
そういったメーカーのゲーム機は、
現在もゲーム機を展開しているメーカー
(例えば任天堂、ソニー、マイクロソフト)のゲーム機とは異なり、
比較的早い段階でレトロ扱いされることが多いかと思います。

例えば「ドリームキャスト」や「ワンダースワン」などは
10年後の時点では既にレトロゲーム扱いされていることが多かったですし、
他のメーカーのゲーム機も同様です。

”次世代機が出ずに撤退してしまう”ことで、
次のゲーム機への互換性もないわけですし、
需要も早い段階で失われていくので、
比較的早期に、過去のハードになっていき、
レトロ化しやすい、ということになります。

実際に、撤退してしまったメーカーのゲーム機のソフトは
実際にゲーム販売店に居た際にも早い段階で
レトロコーナーに移動されていくことが多かったです。

まとめ

レトロゲーム機・レトロゲーム扱いの”基準”は
具体的に決まっているわけではありませんが、
大体、上記のようなイメージで考えておくと
分かりやすいかと思います。

もちろん、レトロゲームかどうかの判断は、
個人個人の自由ですし、
自分がレトロゲームだと思えば
それはそれで良いので、
あまり深く考えすぎる必要はありませんが、
流石に”1個前のハード”をレトロだと言う人はまずいないので、
そのぐらいのところは、意識しておくと良いと思います。

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