PS6の発売タイミングは?慌てて発売する必要は全くない。

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プレイステーションシリーズは、
現時点では、2020年に発売されたプレイステーション5が
最新のハードとなっています。

既に発売から3年以上が経過し、
一部ではライフサイクルの折り返し地点に入った…
などという話も出て居ます。

確かに、従来のプレイステーションのサイクルを見て見ると
”半分過ぎた”というのも分かるのですが、
プレイステーション5に関しては色々と、今までのプレステとは
異なる部分も多いですし、
後継機のプレイステーション6を慌てて出す必要は全くありません。

逆に、PS5自体スタートダッシュに遅れた状態で、
無理にPS6をいつものサイクルで発売しようとすれば、
逆効果になる可能性もあるため、
PS5のライフサイクルは通常よりも長めに想定するのが
ベストではないかと考えます。

その理由や、PS6を慌てて出すことによるデメリットなどを
それぞれ解説していきます。

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これまでのプレステを見て見ると…

これまでの据え置き型のプレイステーションの
発売タイミングを見て見ると、

プレイステーション1が1994年12月、
プレイステーション2が2000年3月、
プレイステーション3が2006年11月、
プレイステーション4が2014年2月、
プレイステーション5が2020年11月となっており、
大体6年~7年ペースで発売されていることになります。

PS5に関してはこの記事執筆時点で発売から3年と3カ月が経過した
タイミングで、確かに”半分を過ぎた”というのは
今までの傾向から見ればそうです。
(PS3⇒PS4は、もう少し間が空いていますが)

ですが、PS6の発売に関しては、
2026年~2027年ではなく、もう少し遅らせても十分に
やっていけると思いますし、逆に2026年、2027年あたりに発売するとなると、
ユーザーがついてこないリスクもあります。

その点について解説していきます。

一部のコア層以外のユーザーがついてこれない

まず、PS5を今まで通りのペースで、PS6に切り替えてしまうと、
ユーザーの方が、ついてこれなくなってしまい、
PS6自体の売上に大きく響くことになる可能性があります。

ただでさえ、PS4⇒PS5の以降がなかなか進んでおらず、
その上でPS6の発売となってしまうと、
ユーザーが置き去りになってしまい、
メーカー自身と一部のコアユーザーだけが満足する
自己満足のハードになってしまいます。

メーカーとしてはスペックをさらに上げたい気持ちも
分かりはしますが、
それでもビジネスとして考えるのであれば、
PS5⇒PS6はもう少し遅らせないと、
特に、一般層のユーザーがついてこれなくなってしまい、
ただでさえ昔よりコア層向けに偏りつつあるプレイステーションの
ユーザー層をさらに偏らせてしまう危険性があります。

ただ、こういうお話をすると、
”今までのプレステは6年~7年ぐらいで出ているんだから
 そのペースでも大丈夫なんじゃないの?”と、思う人は
当然いると思います。

しかし、プレイステーション5の場合、
これまでとは色々と異なる事情も多いために、
これまでと同じペースでさらに次世代機を投入すれば、
ユーザーがついてこない可能性は非常に高く、
さらに苦戦することになるでしょう。

ここから先では、その理由について、
それぞれ解説していきます。

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ハードの価格が高騰しており、以前よりも負担が増えている

まず、PS1~PS4まではともかく(PS3の初期はかなり高額でしたが)、
PS5に関してはこれまでのプレイステーションと比べても
さらに高額な価格設定になっており、
これが、一般層の普及を大幅に遅らせている原因の一つとなっています。

例えば以前のように3万~4万ぐらいの価格帯であれば
同じペースで次世代機を発売しても良かったかもしれませんが、
現在の6万~7万レベルの価格で、次世代機をこれまでと同じような
ペースで出されてしまうと、当然購入を足踏みする人も出て来ますし、
そもそも購入するためのお金の確保が難しい人も出て来るでしょう。

高額になればなるほど、乗り換えは難しくなっていきますし、
PS5の場合は特に高いので、
これまでと同じペースで次世代機を発売すれば
コア層以外のユーザーはどんどん脱落していくことになりかねません。

高額化した分、ライフサイクルについても長期化させる、
というのが妥当であると考えます。

更なる高性能を望むユーザーは多くはない

現在でも「PS4で十分」などと言う声も聞かれますし
ゲームソフトの売上比率を見ていると、
PS3⇒PS4の時以上に、ユーザーの移行が遅れていることは、
数字としても表れています。

3年以上経過した現在でも、
例えば2024年1月に発売された「龍が如く8」は
初週の売上でPS5版が約10万、PS4版が約7万という結果でしたが、
2週目以降はPS4版が売上を逆転しているなど、
未だに「PS4で(ソフトが出るなら)いいや」というユーザーは多いです。

つまりは”これ以上の高性能化を望むユーザーはそんなに多くない”
ということです。

もちろん、更なる高性能を望む人もいるとは思いますが
そうなればさらに価格が上がる恐れもありますし、
一般層はなおのこと、ついてこなくなります。

PS5は特に、一般ユーザーにとっては十分すぎる性能を
持っていますから、急いで更なるスペックアップ(PS6)を
する必要はないでしょう。

需要が少ないのに、自己満足のためのスペックアップを
繰り返せば、最終的に待つのはハードとしての衰退です。

後ろを振り返らずに自分たちのペースでどんどん前に進めば
気付いた時には後ろに誰もついてきていなかった…なんてことにも
なりかねないので、スペックアップは急がないことです。

PS5自体スタートが遅れているため、サイクルは長めに確保すべき

PS5自体、最初の2年程度は品薄が続き、
十分に普及させることができなかった上に、
PS4⇒PS5のユーザー移行も、高額な部分などがネックとなって
未だに十分に進んでいない状態です。

”やっとPS5がスタートラインに立った”と言えるような状況に
なった中、”もう後継機”となると、
一般層のユーザーの中には呆れてしまう人も出てきてしまうと思いますし、
”もう、ついていけない”となってしまう人もいるでしょう。

PS5自体”やっと今から”という段階ですから
今はPS6ではなく、メーカーとしてはPS5の展開に注力し、
廉価版のPS5の発売や、コアユーザー向けのPROの発売など
そういった商品展開に重点を置き、
いつもよりも長めのライフサイクルを確保した上で、
PS6に向かって行く戦術を取った方が、
今後のためにも良いのではないかと思います。

最近のプレイステーションの展開は特に
”一般層置き去り”の傾向が強く出ているので、
(価格設定などもやむを得ないとは言え、
廉価版を発売するなどの努力も見られないのは、
展開としては厳しいところです)
今まで通りのペースでPS6を発売し、
さらにユーザーを振るい落とすようなことが
ないように、少し長めにPS5のライフサイクルを
確保することが重要なのではないかと感じます。

まとめ

PS6は従来のペースで発売するべきではありません。

全体的に見れば更なるスペックを望むユーザーなどは
それほど多くなく、
国内では特に、その傾向が「PS4⇒PS5の移行の遅れ」や
「switchの圧倒的な普及」などに表れています。

もちろん、コアユーザーの一部は歓迎するとは思いますが
これ以上価格の高騰や、ライト層置き去りの展開を続けると
さすがに(特に国内では)かなり厳しい状況に陥るかと思います。

当面はPS5を重点的に展開し、
PS6に関しては今はまだ遠い未来の話にしておくべきです。

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