プレイステーション5のコントローラー・デュアルセンスは
非常に高額な価格設定になってしまっており、
記事執筆時点での価格は11480円と
ゲーム機のコントローラーとしては、異常に高額な価格設定と
なってしまっています。
ゲーム機本体が高額すぎる点も要改善な部分ではありますが
消耗品でもあるコントローラーがこうまで高いとやはり、
ユーザーの足は遠のいてしまうものです。
ここまで高額になってしまっている理由としては
本体だけではなく、コントローラーも2度にわたり値上げを
繰り返している(本体は現時点で3回)ためですが、
どのような理由があってもコントローラーで1万越えとなってしまうと
ユーザーからすれば「えっ…」となってしまうのは避けられません。
では、メーカーとしてはどのように対応していけば良いのでしょうか。
この点について解説していきます。
値下げが無理なら”選択肢”を増やした方がいい
一番良いのは、コントローラー自体を発売当初の
7000円代まで下げることができればそれが一番ですが、
そうは言っても、色々なコストが上がっている状況下では
それはなかなか難しい、というのも当然、理解できる話ではあります。
が、だからと言って
”コントローラーは1万円越えですよ”のままでは
ユーザー離れも起こしかねませんし、
ただでさえ、本体も家庭用ゲーム機としては限界価格を突き破るレベルで
高額すぎる状態ですので、このままでは一般層のユーザーは
ついて来ません。
とにかく”PS5は高い”(本体も周辺機器もソフトも)というイメージが
ついてしまっている以上、それを払しょくしていかなければ
プレイステーションの未来も暗いものになってしまいます。
そこで、”コントローラーの値下げが難しい”場合は
”ユーザーの選択肢を増やす”という異なるアプローチを
取っていく必要があるかと思います。
その”選択肢”が、
「機能を削った廉価版コントローラーをSONY自身が発売する」ことと、
「パーツメーカー製のPS5コントローラーを発売してもらう」ことになります。
今のPS5のコントローラーは
”このどちらもやっていない”状態で、
この価格設定で、廉価コントローラーもパーツメーカー製も出しませんよ、では
あまりに強気すぎると言わざるを得ません。
メーカーとして真剣に、コントローラーの選択肢を増やすことを
検討するべきでしょう。
この選択肢についても、それぞれ解説していきます。
純正の廉価版コントローラーを発売する
PS5の”コントローラー高すぎ問題”を解決する
一番手っ取り早い方法は、SONY自身が廉価版コントローラーを
発売することです。
高級モデルのデュアルセンスエッジという商品も既に発売済みですが
それよりも一般的には廉価コントローラーの方が需要があるでしょうし、
ここまで高額になってしまった以上、その需要に”答えるべき”です。
デュエルセンスライトでも、シンプルセンスでも、
何でも良いので、
”最低限、ゲームの操作に必要な機能だけを残し”
価格を大幅に削った純正コントローラーを発売すれば、
”PS5のコントローラー高すぎ!”と言われることもなくなるでしょうし、
拘りのある人はデュアルセンスを、最低限操作できればいい人は
廉価版コントローラーを買う、という選択を
ユーザーができるようになります。
また、廉価版コントローラーを発売し、大幅にコストを
削ることができれば、
デュアルセンスではなく、廉価版コントローラーを付属し、
本体の余計な機能を削った”廉価モデル”を出すことも可能になります。
例えば廉価コントローラーを5000円ぐらい
(機能を最低限だけ残して削ればそのぐらいにはできるでしょう)で
発売できれば、本体価格も6000円程度下げることができるわけです。
これだけでも、かなりイメージが変わってきますから、
とにかく、廉価コントローラーを発売することは重要です。
削る部分としては、具体的には
・充電機能の廃止(有線専用)
・振動機能の廃止
・アダプティブトリガーの廃止
・色は一色のみ発売
など、こういった対応をするだけで、
大きくコストを削ることができます。
特に有線専用にしたり、振動やトリガーの廃止などは
かなりコストを削ることができますので、
そういったコストカットを行い、
廉価コントローラーを発売することは、
PS5の今後にとっても重要なことです。
”普通に操作できればとにかく何でもいいから安く売って欲しい”という
ユーザーはたくさんいます。
メーカー自身が、どんなに拘りを持っていても、
手にしてもらえなければ何も始まらないわけですから、
入口を広げるためにも、こういった選択肢を増やすことは
重要なことです。
全員が全員、拘りがあるわけではないですし、
実際に有線接続でも構わない人もたくさんいれば
アダプティブトリガーはどうでもいいという人も
たくさんいるわけですから、
不要なものを無理やりくっつけてお金を取るのではなく
ユーザーに選択肢を提供することは、
大事なことになります。
パーツメーカー製コントローラーを発売してもらう
ゲーム機の中では異様にコントローラーも高いPS5…
それなのに、パーツメーカー製の通常コントローラーが
ほとんど出ていない。(特殊なもの以外、ないに等しいです)
これは、大きな問題です。
Switchにせよ、PS4にせよ、ユーザーが純正コントローラーが高すぎると
感じる場合は、パーツメーカー製のコントローラーを買う、という
選択肢がありました。
しかし、何故かPS5ではこの選択肢がなく、
まるで”純正を買え”と言わんばかりにパーツメーカー製
コントローラーが存在しません。
純正が5000円とかならまだしも、1万円越えでパーツメーカー製もないですよ、
ではあまりに傲慢な対応であり、
この点は改善するべきところです。
パーツメーカーに依頼をしてでも、
パーツメーカー製PS5コントローラーを発売してもらうべきですし、
もしもメーカー自身がパーツメーカー製コントローラーの発売を
禁じているのだとしたら論外です(流石にそのようなことはないとは思いますが)。
すぐにでも、パーツメーカーに自由に作らせるようにして、
ユーザーの選択肢を増やすべきで、
”1万円のものしか選択肢がない状態”は解消しなくてはいけません。
PS5のように”コントローラーが高すぎるハード”こそ、
パーツメーカー製コントローラーは非常に重要な存在となりますので、
パーツメーカー各社に自由に作らせて、
発売してもらった方が、ハードの未来のためにもなるでしょう。
Switchにも、PS4にも、過去のハードにも
パーツメーカー製コントローラーは多数存在しています。
”それがない”という状態は異常であり、
ユーザーの選択肢を狭めるだけの意地悪な状態ですので、
この点は改善した方が良いです。
スペックや環境に拘りすぎるあまり、
ユーザーの目線に立てていない部分が
コントローラーに限らず、現在のPSハードには
複数見受けられます。
コアユーザー目線に立つだけでは、
この先、苦戦を強いられる状況が続くことに
なりかねないので、
広い視野を持って展開を行うことが重要に
なるのではないかと思います。
まとめ
プレイステーション5のコントローラーは
”高すぎ”です。
もちろん他ハードも前より高いのは間違いないですが
それでも”選択肢”があります。
せめて、この価格帯なら
純正の廉価コントローラーを発売するか、
あるいはパーツメーカー製の廉価コントローラーを
発売するかしないと、なかなか厳しい状態であるのは事実です。
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