売れてなさそうなお店は本当に儲かっていないのか?その真実は?

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店員Kです!

世の中には「いかにも売れてなさそうなお店」もありますよね。
いつ見てもお客さんが居なかったり、
いつ見ても店主が暇そうにしていたり。

そういうお店はいったい実際のところはどうなのでしょうか。
やはり、見た目通り赤字で苦しんでいるのか、それとも…?

今回は自営業の店舗経験をもとに
「いかにも売れてなさそうなお店」が実際のところは
どうなのかを書いていきたいと思います。

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売れてなさそうなお店の実際は?

これは、当然のことではありますが、そのお店によって、
実情は様々です。
見た目で通りに売れていないお店もありますし、
見た目に反して、実はとても儲かっているお店もあります。

実際のところは、それぞれのお店の店員さんに
聞いてみないと分からないことではありますが、
大体の傾向はあるので、今回は、それをご紹介していきましょう。

見た目通り儲かっていないケース

当然、いかにも「売れてなさそうだなぁ」というお店は
見た目通り売れていないケースも多いです。
”見た目のまま”ということですね。

いつ見てもお客さんが入っていない、ということは
少なくとも、あなたが見ている時間にお店の利益は
無いと言うことです。
これから下で紹介していく要素で利益を出しているお店なども
考えられますが、見た目通りのまま、ということも十分に
考えられることです。

ただ「いつも誰も居ない」からと言って、
そのお店が儲かっていないかどうかは分かりません。
見た目のままのお店もあれば、
実は儲かっているお店も存在するのです

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自分の見ていない時間帯に売れている

まずはこの可能性ですね。
お店って、時間帯によって売上が大幅に変わることもあります。
例えば、昼時は全く売れないけれど、夜になると物凄い売上を記録する
お店もあれば、逆に夜は売れないけれど、昼時は売れる!みたいなお店もあります。

あなたがそのお店を見ている時間帯が、いつも同じなのであれば、
「お店にお客さんが居ない」と感じたとしても、
”その時間はお客さんが居ない”だけの可能性は十分にあります。

どの時間帯にお店の前を通ってもお客さんが居ないのであれば
話は別ですが、特定の時間帯のそのお店の姿しか知らないのであれば、
正直な所、それだけで「売れていない」と判断することはできません。

ネットで販売している可能性もある

今の時代は、ネットで商品を売っているお店も多く存在します。
私も経験があるのですが、1日の売上が、店舗での販売よりも
ネット販売の割合の方が多い日もあったぐらいです。

なので、店頭にお客さんが居なくても、
ネットで商品を販売している可能性は十分にあります。
ネットで売れる商品を仕入れしたり、買取したり、
生産したり出来ているのであれば、店頭の売上がたとえ0だったとしても、
やっていける可能性は十分にあるのです。

これは、外からでは分からないとは思いますが、
実際にネットでお店の売上や利益を確保している
お店は存在します。
なので”見た目、売れていない”お店でも、
本当に売れていないかどうかは分からない、ということになります。

お店以外の収入源がある可能性も

お店の収入が全てとは限りません。
ネットなどを活用して、お店以外の収入を得ている可能性もあります。
副業、というやつですね。
ネットでの副業などであれば、お店のカウンター立っている状態でも、
パソコンがあればやることは十分に可能ですし、
案外、そちらの方がメイン収入になっている!なんてケースも実際に考えられるわけです。

また、その他の”副業”で稼いでいる可能性も十分に考えられます。
例えば、自営業などであれば、お店の営業時間後にアルバイトなどをして、
生計を立てている人も実際にいるようですし、
お店の売上=収入の全てとは、限らないのです。

今の時代だと、店舗の収入だけで生計を作り上げていくのって
本当に難しいことですから、結構、お店の売上とは別の方法で
収入を確保している人は多いものです。

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資金がたくさんある

これは、すでに資金がたくさんあって、お店が売れなくても問題ない!
という状態ですね。
例えば、今までの貯金がたくさなって、もう働かなくても
暮らしていけるけど、道楽で自営業をやっている!という人も居ますし、
大手企業の1店舗などで、他のチェーン店が黒字を出しているから
このお店は赤字だけど続けよう(閉鎖されることも多いですが)という
ところもあります。

最大の目的が”利益を出すこと”では無い場合ですね。
利益が全て、とは限らず、お店をやること自体が最大の目的で
ある可能性もあります。
資金力がある人、企業にしか出来ないことではありますが、
そういう人も居る、ということです。

利益率が高い

そのお店の商品、もしくはサービスの利益率が高い場合。
この場合は、お店に来ているお客さんの人数が
少なかったとしても、十分すぎる利益が確保できる、
ということです。

お店が収益を上げるために一番大事なことは何か。
それは”利益”です。
売上金額ではありません。
売上金額がどんなにあったとしても、
利益を確保できていなければ、それでおしまいです。

お店は利益が無ければやっていけません。

100万円の売上が仮にあったとしても、
仕入れに99万かかっていたら1万しか残りません
(本当はもっといろいろ費用がかかりますが、
簡単にするため、細かいことは考えずにたとえます)

逆に、50万の売上だったとしても
仕入れには1万ぐらいしかかかっていないのであれば、
儲けは49万円になる、そういうことですね。
目に見える売上が全てでは無く、
お店というものは、色々な要素が絡んで、利益が出ているか
出ていないか決まるのです。

そもそも儲ける気がない

企業のチェーン店であれば税金対策などの理由だったり、
個人店であれば、上でも書いたように、既に十分に
暮らしていけるだけの貯金があったり…
そういった理由で、そもそもお店をやっている目的が
”儲ける目的ではない”こともあります。

その場合は、儲かっていなくても構わない、という
考えの元お店は運営されているので、
積極的にお客さんを誘うようなこともせずに、
ある意味で、のんびりとお店をやっている、ということですね。

売れているように見えても…

お店が売れているように見えても、儲かっているかどうかは
別問題です。
お店の仕入れの価格などの問題もありますし、
人件費や家賃、備品の費用、その他色々な支払など、
お店の運営には、何かとお金がかかります。

そのため、たとえどんなに売れていても、
そのお店が「黒字」かどうかは分かりません。
どんなにお客さんが入っていても、
どんなにお客さんでにぎわっていたとしても、
それで、利益が出ていないのであれば、
お話にならないのです。

チェーン店であれば、利益の出ていないお店は
閉店に追い込まれてしまいますし、
自営業であれば、利益の出ていないお店は、
そもそも営業を続けていくことが出来ない場合がほとんどです。

「売れている気がしたのに」潰れてしまったお店は
もしかすると、実際には儲かっていなかったのかもしれません。

まとめ

お店は、売れていないように見えても、儲かっていることもありますし、
逆に、売れていように見えても、実は儲かっていないこともあります。

このあたりは、お店の店主さん本人や関係者にしか分かりません。

お店には色々な要素が絡んできて、
結構複雑なモノですから、
外から見ただけの姿が、そのまま事実なのか?と言えば
決してそうではありません。

見えない部分で苦しんでいたり、
逆に見えない部分で喜んでいたりするものです。

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