恥を知れ!正社員の待遇を下げる日本郵政!悪い例は真似しないで!

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店員Kです!

最近では働き方改革の一つとして
同一労働同一賃金を目指す働きが拡大しています。

これは、非正社員と正社員の格差を縮めるためのもので、
非正社員の側の待遇を上げることでこの格差をなくしていく、
という狙いによるものです。

これは、良い流れではないかと個人的には思います。
そのままの狙い通りに行けば、の話ですが。

ですが、何を勘違いしたのか、
日本郵政グループがやらかしてしまいました。
この判断は、大いに反省すべきだと思います。
悪しき前例を作り上げたという意味でも、今後、
この流れが加速した場合、諸悪の根源ともなりかねません。

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正社員の待遇を下げるという選択

そうじゃない、と言いたいところですが、
やってしまったようです。
確かに、同一労働、同一賃金に近づきはしますが
そういうことではないでしょう?
何、くだらないところで逆手に取った判断をしているのか
理解に苦しみます。

日本郵政グループは春闘の結果を受けて、
今年10月に”正社員”の一部手当を廃止する決定をしました。
違うでしょう?非正社員の待遇を上げれば良い話でしょう?
何とも、せこい話です。

一応、廃止される手当の内容を紹介しておくと

・住居手当
転居を伴う転勤のない正社員への支給は廃止されます。
非正社員には従来通り、支給されず。

・年末年始手当
非正社員にも「年始手当」が支給されることになりましたが、
年末手当は廃止(正社員にも非正社員にも支給されず)
年始の非正社員分、年末手当を廃止ということでしょうか?
せこさが滲み出ています。

・寒冷地手当
正社員分の手当を一部削減。
非正社員の手当は支給されないまま。

・隔遠地手当
正社員の手当を一部削減。
同じく、非正社員は支給されないままです。

となっています。
一体何を勘違いしたのやら…
非正社員にも支給すれば、良い話ではないでしょうか。
会社の損益的にきついのであれば、
上が多少、身を削れば良い事です。
上層部は、間隔が麻痺してるのか、私の会社でもそうでしたが
必要以上に高額の給料や手当を得ていることが多いです。

では、この問題の問題点をみていきましょう

これは格差是正ではない

これだけははっきり断言します。
正社員と非正社員の差をなくした、とこれでもしも誇っているのだとしたら
日本郵政グループの上層部は全員辞めたほうが良いです。
あまりにも考えがズレています。

これは格差是正でもなんでもありません。
ただの会社都合のコスト削減です。

結局、会社は自分のことしか考えていない。
それが浮き彫りになった事態ではないでしょうか。
同一労働、同一賃金を素直に解釈できなかった
ねじまがった判断と言って良いと思います

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サービスの低下に繋がる

私が店の仕事をしている際に、よく郵便局を商品の発送に
利用していたのですが、その時に、担当者の方が言っていました。
仕事量に待遇が見合わない、と。
その方が正社員だったか、非正社員だったかは知りませんが、
ただでさえ、現場には不満の声が上がっている中、
待遇を悪化させるという判断は正気の沙汰とは思えません。

当然、待遇が悪くなれば配達員たちのモチベーション低下にも
繋がるでしょう。
モチベーションが低下すれば、当然サービスの質も落ちていきます。
このことを、上層部に一人でも気づける人は居なかったのでしょうか。

結局、会社のことしか考えていない

この改正で得をしたのは誰か?
正社員か?非正社員か?
違いますよね。
得をしているのは会社だけです。

正社員からしてみれば、突然一部手当を下げられたということで
面白くはないでしょう。
勿論、手当などに関係ない業務体系の人には関係ない話かも
しれませんが、それでも別に手当が削減されたところで得を
するものではありません。

非正社員からしてみれば年始手当が出るようになったとは言え、
会社に上手く利用された形になっている上に、
結局、待遇を上げるつもりがない会社の姿勢に失望していることでしょう。

で、利用者からしても、待遇の悪化がサービスの低下を招く恐れも
あるので、何のメリットもないはずです。

結局は、笑っているのは会社だけ。
体よくコストを削減しただけ、という本性が見え見えです。
その浮いたお金は何に使うのか?
どうせ薄汚い部分に使うんでしょ、と思われても仕方がありません

労働者のことも、利用者のことも考えていない。
これが明らかになってしまいました。
もしも今回の改定が労働者のためだと言うのであれば
説明してもらいたいぐらいですが、
恐らくできないでしょう。

労働組合に使えない人間が居る

どこの会社でもそうですが、労働組合の中にも会社側の人間と
言うモノが居て、会社とのやり取りにおいて、すぐに妥協してしまうような
人がいます。
組合、組合!などと綺麗ごとを言っていますが
実際のところ出来レースで結末が決まっているようなこともあり、
機能していない労働組合も多いです。
国内最大の労働組合だか何だか知りませんが、
最大限の努力をしたのは一部だけで
結局、春闘ごっこをしていただけなのではないでしょうか。

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せこい!反省するべき!

今回の判断を日本郵政グループは大いに反省するべきです。
せこい!とにかくこの一言です。
非正社員の待遇を上げることに何の問題があるというのか?
正社員の待遇を下げるのであれば
役員連中の待遇を下げるべきではないのか?
そう思います。

下げることによる是正だと言うのであれば
当然、上層部も下げることにより是正するべきです。

まず、役員連中が身を持って、
「待遇を下げることにより是正する!」というのであれば
イメージも変わるでしょう。

ですが、自分たちは偉そうにヘラヘラしながら
一般の正社員の待遇だけ下げて是正と言っているのであれば
お話になりません。

やはりここは、普通に考えて非正社員の待遇を上げるべきだったでしょう。

待遇悪化はサービスの低下につながる。
そのことすら考えられないのかと思うと、
申し訳ないですが上層部には無能な方しか居ないのではないかと思ってしまいます。

いずれにせよ今回の判断は反省するべきです。
会社は、自分のことしか見ていません。
利用客のことも、正社員のことも、非正社員のことも見ていない。
大企業として、恥ずべき事態です。

この流れに追従する会社は恥を知れ

もしも、日本郵政グループの流れに追従して
正社員の待遇を下げることで、非正社員の待遇との格差を
無くそうとする動きを見せる会社、
もしくは検討している会社があるのであれば「恥を知るべき」です。

同一労働同一賃金とはそういうものではありません。
非正社員の待遇を改善しろ、という意味です。
頭の中では分かってるはずです。
それを湾曲して、日本郵政グループのような、
自分しか見ていない決断をしようとしているのであれば
恥ずべき事態です。

そして、もしもこの流れがに日本郵政グループの決断を
きっかけに広がって行くのだとすれば、
日本郵政グループの悪い前例を作った先駆者になります。
本当に恥ずかしいことですし、その名を地に落とす行為だと思います。

こういう勘違い会社があるからこそ、
いつまでも労働環境は改善されないのでしょう。
反省するべき。

まとめ

とても恥ずかしく、とてもセコイことです。
日本郵政グループは恥ずべき決断を下しました。
ブラック企業に使われていた身としてはこの決断には
失望と言わざるを得ません。

今回は手当ですが、そのうち、根本的な部分にまで
切り込んでくるかもしれません。
恥ずかしい会社、恥ずかしい上層部。とにかく、セコイの一言。
大企業としての自覚を持ち、真摯に労働者と向き合うべきですし、
組合もこの結果は反省すべきです。
特に、組合の中に居る”会社の犬”は恥を知るべきです。

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