任天堂の次世代機が2024年前半に出るという噂は本当?徹底分析!

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ニンテンドースイッチの次世代機が、
2024年前半に発売される、という”噂”が最近ではよく出回っています。

しかし、実際のところはどうなのでしょうか。

2023年7月時点での現状を元に、
2024年前半に出る可能性はあるのはどうか、
分析していきたいと思います。

ゲーム店の勤務経験や、仕事柄ゲーム業界を長く見て来た
経験を元に予想していきますが、
あくまでも”予想”に過ぎないので、その点はご了承ください。

では、見ていきましょう!

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2024年前半に発売は少し無理がある

私は、任天堂の次世代機が2024年前半に発売される可能性は
”薄い”と考えています。
2024年中に発売される可能性はあれど、
早くて2024年の後半、遅ければ2025年に入ってからであると思います。

もちろん、理由のない勘ではなく、ここには色々な理由があるのです。
そう予想している根拠を、お話していきます。

なお、”2024年前半ってリークがあるけど”とか、そう思う人もいると思いますが
”ゲーム機の新型・次世代機のリーク情報”は9割以上”外れるもの”なので、
話半分ぐらいに聞いておいた方が良いです。

switchの次世代機や新型機の話題もこれまで何度も出ていますが、
ほとんど外れていますからね…。
(以前はニンテンドースイッチPROが出る出る騒がれてましたが
結局出て来たのは「有機ELモデル」で、事前に噂されていた内容は
的外れのモノばかりでした。
”新型が出る!”は言い続けていればいつかは出ますから、当たりでも
何でもないですからね…)

現時点で未発表の状態で、2024年前半はなかなか厳しい

まず、現時点(2023年7月)時点では
ニンテンドースイッチの後継機の正式な発表はなく
出ている話は全て噂レベルです。
任天堂自体からコードネームすら発表されていませんし、
株主総会での受け答えも、今回特に騒がれているだけで
いつも次世代機関連の質問・回答はそれなりにあります。

実際に、WiiUやWii、switchも発売の数年前からコードネームや
その存在が公式に発表されており、
現時点で未発表となると、なかなか2024年前半に発売は
今までの事例から見ると厳しいです。

ニンテンドー3DSに関しては2010年3月公式に存在が明らかとなり、2011年2月発売と
かなりスピード発売でしたが
これと照らし合わせても、既にギリギリのところに来ているため、
なかなか2024年前半の発売は難しいでしょう。

特に3DSの時とは違い、3DSの時は前の世代の「DS」の勢いは
それなりに落ちていましたが
switchは未だに国内ではほとんどの週でPS5を超える売上を記録しており、
勢いを維持している状態のため、そんなにいきなり次世代機を発表して発売、
というのはなかなか難しい(ライト層を中心に反発や不信感を持たれる可能性も)と
考えられますし、余裕を持ってゆっくり発表していく必要があると考えます。

そのため、2023年7月時点で未発表となると、2024年前半は難しいと思われます。
特に、まだ一言も公式では発表していないわけですから、
今から発表して2024年前半発売は、かなり無理があります。

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任天堂タイトルの発売状況を見ると、まだ先

任天堂は”次世代機”を発売する1年ぐらい前から
”ソフトの発売数”が極端に減り、
大作ソフトの投入も極端に減ります。
数はあっても、移植タイトルが多かったりするのが目につくようになり、
”明らかに次世代機のために温存している”のが伝わってくるような、
そんなやり方をいつもしています。

これは、過去のWiiU、Wii、ゲームキューブやDSなどにも
当てはまることで、次のハードが出る1年ぐらい前から
いつもソフトの数は減り、大作も発売されなくなる傾向にあります。

”スイッチの次”は、switchと互換性があるから、
ソフトも出続けるんじゃ?と思うかもしれませんが、
ゲームキューブの時も(次のWiiではゲームキューブとの互換あり)
Wiiの時も(WiiUにはWiiとの互換あり)、
やはりソフトは減っていました。

そのため、仮にスイッチの次が、スイッチソフトも使えるように
なっていたとしても、やはり”次”のために温存する可能性が高い、と
私は見ています。

しかし、2023年には
既にファイアーエムブレム、ゼルダの伝説、ピクミンの新作が登場しているほか、
(ファイアーエムブレムはともかく、他2タイトルは次世代機が近いなら
 そちらの看板タイトルにする可能性も高いと考えます)、
10月には2Dマリオの新作、11月にはスーパーマリオRPGのリメイクなど、
看板タイトルの本編やビッグタイトルを、2023年後半にかけても
かなりの勢いで発売する予定になっています。

そう考えると、2024年前半に次のハード、というのは厳しいような感じが
しますし、そんなに近いなら、スーパーマリオブラザーズワンダーや
スーパーマリオRPGを遅らせてでも、次のハードの看板タイトル(あるいはスイッチと同時発売)に
する可能性の方が高いと思います(もっと言えば、ゼルダとピクミンあたりも)

それをしない、ということはまだそれなりに先に控えているのではないでしょうか。

また、ルイージマンション2移植やピーチの新作など、2024年タイトルも既に
発表されています。
(次世代機向けではないか?と憶測もありますが
 ルイージマンション2のゲーム画面にJoy-conのアイコンが出ているので普通に
 スイッチ向けでしょうし、次世代機向けの自社タイトルを本体発表前に発表するとは
 考えられません。加えてルイージマンションの移植とピーチの新作では
 次世代機の看板タイトルとしては弱すぎるので、やはりこれはスイッチ用でしょう)

2024年に入って以降、switchソフトの任天堂タイトルが
明らかに弱くなってくれば、2024年後半の発売はあり得るかもしれません。

ゼルダ同梱版本体が発売されている

2023年5月に発売された「ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム」の
発売時に、スイッチ本体同梱版が発売されています。

基本的に、任天堂の据え置きハードは
”同梱版”は、次のハードの発売までに1年前後余裕があるタイミングまでに
発売することが多いです。
(携帯機であるDSのポケモンは例外ですが)

switchは据置ハードとしての側面も持ち、DSなどのように”安い”わけでも
ないので、同梱版を出して1年も経たずに「はい次世代機」ということは
あまり考えられにくいです。

ピクミンはとりあえず同梱版はないようですが、
仮に、年末に向けて「マリオブラザーズワンダー」の同梱版などが
出ることがあれば、さらに後ろになると考えても良いでしょう。

年末商戦に水を差すタイミングで発表は考えられにくい

switchは現在進行形で売れ続けています。
このまま”何も発表せず”年末を迎えれば、また年末商戦で
マリオの新作たちと共に、かなりの台数の売上が期待できます。

が、2024年前半に発売するとなれば
時期的に”その前に”次世代機を発表する必要が出てきてしまい、
2023年の秋や冬のはじめに次世代機を発表すれば、
当然、2023年の年末商戦や、マリオブラザーズワンダー、マリオRPGなどの
盛り上がりにも水を差すことになります。

switchが既に衰退しているならともかく、
今なお売れ続けて勢いもある状況で、
わざわざ自社の売り時の年末商戦を妨害するようなことは
しない、と、個人的には思います。

そうなると、次世代機の発表や話題は早くて2024年前半、
発売自体はどんなに早くても2024年後半になるのではないでしょうか。

まとめ

現状では、switchがまだ現役で、
国内で言えば、PS5の週間売上をほぼ毎週上回っている状況です。
PS5の注目作であるFF16が発売されてもなお、switchの方が売れるような
状況で、急いで次世代機を出す必要性は、
メーカーの戦略上も、ないように思いますし、
次世代機の切り替えで失敗すれば
switchの勢いも失い、完全に自滅するような状態になってしまいます。

そういったことを総合的に考えると、
2024年前半、というのは急ぎすぎな感じもありますし、
今年の年末も勝負できるタイトルが十分にある以上、
2024年中に発表⇒発売は2024年12月or2025年春?ぐらいになるのではないかと
個人的には予想します。

…が、予想以上に売上も好調なので、
さらに後ろになる可能性も、今後の推移次第では
あるとは思います。

実際にWiiやWiiU、3DSなどの時代にゲーム店に居ましたが
任天堂のハードを遊ぶライト層のユーザーは、
結構”次世代機をあまり望んでいない”(実際に話をしてそういう人が非常に多かったです)ので、
今の状況を考えれば、仮にそういう予定だったとしても、
見直して2024年前半ではなくもう少し後ろにし、
次世代機の準備をより万全にするのが、ベストであるかと思います。

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