「バルダーズゲート」とはどんなゲームなのか。
2023年のゲームオブザイヤーを獲得した
「バルダーズ・ゲート3」というタイトルを見て
”何それ？”と思った人も多いのではないでしょうか。
こればっかりは、当然の反応で、
そもそも”バルダーズゲート”という作品は
日本ではその時点でヒットしている作品ではなく、知名度も
限りなく低い作品でした。
また、そもそも受賞した「バルダーズ・ゲート3」に至っては
ゲームオブザイヤーが発表された時点で、
日本国内では”未発売”の状態であり、
知らない人が多いのは無理もない話です。
では、そのバルダーズゲートとは何なのか。
そんなに凄いゲームなのかどうか、この点を解説していきます。
そもそも「バルダーズ・ゲート」ってなに？
バルダーズ・ゲートシリーズは
アメリカなどで人気のテーブルトークRPG「ダンジョン＆ドラゴンズ」の世界観を
ベースにしたRPGゲームです。
この時点で「？？？」となってしまう人が多いと思いますが、
海外で人気のテーブルトークRPGをベースにしたRPGゲーム、と
理解しておくと、比較的イメージしやすいのではないかと思います。
ゲーム自体のジャンルはRPGゲームとなっていて、
ターン制のバトルが展開されますが、
一部にテーブルトークRPG的な要素も入っているなど、
”一般的にイメージされるRPG”とは少し異なる部分もある作品です。
国内で遊ぶことはできるの？
GOTYを獲得した「バルダーズ・ゲート3」自体は
日本国内ではプレイステーション5版が2023年12月21日に発売となっており、
GOTY発表後の発売となります。
また、過去のバルダーズ・ゲートシリーズは
バルダーズゲート1と2が存在していて、
これらはPCで遊ぶことができるようになっています。
ただ、最初から遊ぶには結構敷居が高く、
最新作も、今現在はまだ所有ユーザーが限られているハードでの
発売となるので、遊ぶハードルとしてはそれなりに高いシリーズで
あることも事実です。
国内ユーザー受けする世界観ではないのも事実
私自身、ゲーム販売店での勤務時にも
よく見かけた光景ですが
”海外で大人気のソフトも国内ではあまり人気が出ない”ソフトは
よく存在しており、
そういったソフトを購入したお客さんの中には
”ちょっと合わなかった”という人も結構多くいました。
バルダーズ・ゲート3に関しても
”国内受けするかどうか”と言われると、”万人受けはしない”でしょうし、
国内で大ヒットするかどうかと言われると、
残念ながら大ヒットはしないと思います。
元々ゲームは、日本で大ヒットしている作品が海外ではイマイチだったり、
逆に海外で大ヒットしていても、日本では全然売れなかったりということは
よくあり、良くも悪くも”好みの違い”が出ています。
バルダーズ・ゲート3も、かなり人を選ぶ世界観で
国内ユーザーの好みに合うかどうかと言われると、人にもよりますが、
合わない人もそれなりに多くいると思いますから、
気になる場合は事前に公式サイトやPVを良く見て、
”この世界観・雰囲気に馴染めそうかどうか”は、
事前によく確認することをおすすめします。
人を選ぶ世界観。ダンジョン＆ドラゴンズベースも高いハードルに
海外に比べると、国内ではD＆D（ダンジョン＆ドラゴンズ）を
知っている人も少ないです。
もちろん、知っていなくても遊ぶことはできますが、
それでも、全く知識がないと”分かりにくい”ですし、
テーブルトークRPGを原作としているために、癖のある演出などもあります。
そのため、↑でも少し触れた通り、
国内ユーザーからは特に”好き・嫌い”が分かれる作品です。
好きな人は本当に長く遊べるでしょうし、
逆に苦手な人は「なんでこれがGOTY…？」と首を傾げるぐらいに
すぐにこの作品から離れる…と、言う感じで
”かなり評価に差が出る”作品になるでしょう。
GOTYのタイトルだから凄いはず！と、何も調べずに買うのは
少々リスクが高いタイトルなので、
よくPVなどを見ることを、先ほども書きましたがおすすめします。
もちろん、クオリティやボリュームは非常に高い
色々書いては来ましたが、もちろん、
GOTYに選ばれる作品には、それなりの理由がありますし、
クオリティやボリューム、技術的なものに関しては
とても完成度の高い作品です。
ただ、国内目線で見れば”かなり世界観に癖がある”のは事実であり、
プレイする人によって好き・嫌いが非常に大きく出る作品なので、
事前に世界観が合うかどうかはよく確認しましょう、ということです。
良くも悪くも、GOTYは例年の傾向を見ていると
国内よりも海外での話題性・評判などが重要になってくる一面もあるため、
GOTY受賞＝誰もが楽しめる、とは限りません。
特にバルダーズ・ゲート3に関しては
非常に世界観は個性的なものになっているので、
自分に合うのかどうか、という点はしっかりと確認を
してから手に取るようにしましょう。
まとめ
合う人にはとことん楽しめると思いますが、
逆に合わない人には「なんだこれ！？」となってしまう
両面性のある作品です。
勿論、どのゲームでも人によって好き・嫌いは
あるとは思いますが、この作品の場合、
さらにそれが大きく出て来るタイトルで、
かなり”洋ゲー”の色も強い作品なので、
特に洋ゲーに馴染みがない人は
よりしっかりと情報を調べてから、PVなども見た上で、
手に取るようにすると後悔せずに済むかと思います。
