冷やかし客への対応はどうすれば?何も買わないお客さんへの対応法!

この記事は約5分で読めます。

”冷やかし”のお客さん…

お店に来ても何も買わずに出ていくお客さんは
実際にお店をやっていると、
それなりの人数、存在しています。

中には、あまり良い対応をしないような店員も
いるにはいるでしょう。

しかし”冷やかし”などという言葉が
使われていますが、そういうお客さんも
とても大事な存在の一つなのです。

冷やかしのお客さんへの対応を
元店長が解説していきます。

スポンサーリンク

「冷やかし」も迷惑行為が無ければ丁寧に対応

冷やかしのお客さんも、お店にとっては
大事な存在です。

そもそもの話、
”お店に入ったら必ず何かを買わないといけない”
などというルールはありません。

そのため、”冷やかし”なんて言葉が使われてはいますが、
お店に入って何も買わずに外に出る、というのは
別に悪いことではありません。

なので、”迷惑行為”などがない限りは
普通に、他の買い物をするお客さんと同じように
丁寧に接するように心がけて下さい。

それが、お店の今後を左右する大事なポイントに
なってくる場合もあるのです。

”この客は何も買わないから雑に扱おう”などと
思っているようでは、あなたのお店はいずれ
閉店を迎えることになるでしょう。

「良い印象」をつけることは大事

もちろん、冷やかしのお客さんの中には
どんなに丁寧に対応をしても
”この先も何も買わない”人もいるにはいます。

しかしながら、それでも丁寧な対応を心がけることは
プラスになる可能性も十分にあるので、
冷やかしのお客さんであっても、丁寧な対応を
していきましょう。

例えば、そのお客さんも”普段は買うものがない”という場合でも
急に買い物をしてくれる可能性は十分にあるわけですし、
良い対応をしていれば、その人が周囲の人に
「あのお店に売ってたよ」とか、そんな感じで
”他の人が来るきっかけ”を作ってくれる可能性もあります。

また、ネットなどで評価を書いたり、という可能性もないわけではないので、
良い対応をしておいて、結果的には損ではないのです。

適当な対応をしても、丁寧な対応をしても
それほど時間としては変わらないわけですから、
芽が出るとは限らなかったとしても、種を植えておく、ということは
今後を考えていく上でも、とても大事なことになるのです。

スポンサーリンク

「悪い印象」をつけるとマイナスに

冷やかしのお客さんに”悪い印象”を持たれてしまうと
お店にとってマイナスになる可能性もあります。

例えば上でも書いたように、
その人が”今日はたまたま買うものがなかった”というような
ケースでも、
失礼な対応をしてしまえば、
そのお客さんは以降、お店に来ない可能性が
高くなってしまいます。

そうなれば”将来の売上”を失ってしまったことになりますし、
それだけではなく、
「あの店は態度が悪かった」というような悪評が、
ネット上に書き込まれてしまったり、
(事実の場合、暴言混じりなどでなければそれは
誹謗中傷ではありませんので、お店として真摯に受け止める必要があります)
その人の周囲の人に「あのお店はいかない方がいい」というようなことを
言われてしまう可能性もあります。

系列店の場合、本部へのクレームなどに繋がる可能性もありますので、
その点も注意をしなくてはならない部分の一つです。

こういったことが積み重なっていくと
いつの間にか”悪評の立つお店”になってしまう可能性も
十分にありますので、
たとえ、冷やかし客であっても
”雑に扱っている”というイメージを周囲に抱かれないように
することが、大事になります。

迷惑行為をする人は”客”ではない

一方で、冷やかしではなく、
単に、お店に対して”迷惑行為”をする人に関しては
これは、無理に丁寧に対応する必要はありませんし、
お店としては今度は”毅然とした対応”を求められる部分になります。

もちろん、迷惑行為をしているお客さん相手であったとしても
暴力を振るったりだとか、そういったことは
絶対にしてはいけませんが、
迷惑行為をする人にまで丁寧な対応をして
それを野放しにしておくようなことがあると、
逆に”普通のお客さん”からすれば
”何でこのお店はああいう人に何も対応しないんだ”
ということになってしまいますので、
”冷やかし”ではなく、”迷惑行為”をするお客さんに対しては
毅然とした態度で対応するようにしてください。

冷やかし=迷惑、ではないので
その点も勘違いしないように注意です。

例えば大騒ぎしたり、暴れたり、
店を汚したり、何かを盗もうとしたり、
そう言った行為のことです。

こういう迷惑行為を働く人は
”お客様”ではなく、ただの”迷惑な人”なので、
お店としても毅然とした対応を
しっかりと行うように、注意してください。

ネットでの発言にも注意

お店としてSNSなどをやっている場合、
ネット上で「冷やかし客」のことを
笑うような発言や、嫌がっているような発言は
絶対にしないようにしてください。

場合によっては炎上するリスクがある、
ということはもちろんそうですが、
”このお店は買うものがないと入りにくい”という
イメージを持たれてしまったら、
お店としては本当に致命的ですし”おわり”なので、
そのようなことに、絶対にならないよう、
注意するようにしましょう!

まとめ

冷やかしのお客さんは
別に何も悪いことをしているわけではありませんし
たまたま
”今日は”買うものがなかった、というだけのことかもしれません。

そのため、冷やかしのお客さんと甘く見て
適当な対応はしないようにした方が
将来のためになりますし、
お店のSNSなどで「冷やかしの客が来た」みたいな
発言は絶対にしないよう、注意してください。

そういった無駄なマイナスでお客さんを減らしてしまうのは
勿体ないことですからね…。

タイトルとURLをコピーしました