ネット私刑の注意点!軽い気持ちや正義感で自分の人生が壊れる可能性も!

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ネット私刑、と言われる言葉を
ご存じでしょうか。

これは、SNSなどの普及に伴い
登場してきた言葉で、
何らかの事件を起こした加害者や
”今現在はまだ事件になっていない”問題行為などを
行った人物に対して、
ネット上で徹底的に叩いたり、個人情報を晒したり
家族や勤務先など、周辺の情報なども探り、
まさにつるし上げのような行為のことを言います。

もちろん、こういったことが起きてしまう原因が
「加害者」にあるのは事実です。
その人物が事件や問題行為を起こさなければ
何も起きなかったわけですからね。

加害者に擁護の余地はありませんし
しっかりと罪は償うべきであり
罰は受けるべきです。

が、それはさておき、
ネット私刑には色々な危険もありますし
”度を越した行為”は
お世辞にも褒められたものではありません。

安易な気持ちでネット私刑と呼ばれる行為を
している人は、特に注意です。

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ネット私刑の注意点!自分が破滅する可能性も。

軽い気持ちでネット私刑と呼ばれる
行為をしてしまっていないかどうか。

これはしっかりと考えておくべき部分であり
注意しなくてはいけない部分です。

事件を起こした加害者・容疑者が許せない、
こんな軽い罰では許せない、
そういった気持ちは別に普通のことだと思いますし
そのぐらいのことを発言する分には
何も問題はないでしょうし、
問題発言や行為をSNSなどでアップしている人に対して
やめるように言ったり、それに対して怒りを覚えたり
することも別に問題ありません。

こういったことは別にネット私刑でもなんでもなく
普通の感情ですからね。

ですが、誹謗中傷を浴びせ始めたり
個人情報を調べ始めたり
それを晒したり、家族や勤務先に突撃したり、
また、”何の根拠もない”のに勝手に思い込んだり
そういったことを始めれば最終的に自分自身も
”悪”の側に落ちてしまい、
最悪の場合、見ず知らずの他人の事件に
首を突っ込んだ結果、自分の人生が壊れてしまう
可能性もあるのです。

注意点・ポイント・どうするべきかを
まとめていきます。

最悪の場合は大事に

確かに、事件の加害者は許されないものです。
本当にその人物が加害者なのであれば
その人が100パーセント悪いのは事実でしょう。

ですが、関係のない第3者がネットで
叩き始める…これは危険行為です。

例えば、加害者の家族や自宅の個人情報を
調べて晒したりすれば、その行為が
問題となり、裁判沙汰になったりする
可能性も0ではありませんし、
SNSで過激な発言(加害者に対する暴言)などを
繰り返していれば、凍結の対象になる可能性もあります。

このように、自分自身に跳ね返ってくる
可能性がある、ということですね。

また、不確定情報で”こいつが犯人だ”と
決めつけて徹底的に叩いてしまうような事例も
実際に発生しています。
実際には事件と何も関係なかった人物を
「この人だ!」と臆測だけで特定し、
個人情報を調べ、誹謗中傷の言葉を浴びせ、
犯罪者扱いする…
そんな事例も実際にありました。
これは非常に大きな問題で、
ネット私刑ではもはや済まないお話です。

実際に、損害賠償云々の話にまで
この件は話が膨らんでいました。

ネット私刑、と呼ばれる行為は
色々自分に跳ね返ってくる可能性があります。
確かに、事件の加害者などに腹が立つのは
気持ちは分かりますが
そんな人のために、私刑をして、
自分の人生に跳ね返ってくるなんて
勿体無いです。

余計なことをするべきではないのです。

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注意すべき点

ニュースをリツイートしたりだとか
「許せない」だとかそういった発言を
すること自体は問題ありません。

エスカレートしたりすることが問題になります。

控えるべき行為・注意点としては
・個人情報特定などをしない
・加害者の家族、勤務先だとかそういう方向に進まない
・誹謗中傷の言葉や暴言は避ける
・不確定な情報に対しては拡散(RTなど)も含め、一切触れない

このあたりでしょうか。
普通に「この人は許せない!」ぐらいであれば問題ないですが
暴言だとか、家族や関係者に暴言を吐いたり、
個人情報を突き止めたり、そういう行為は控えましょう。

また、ニュースなどで報道されている事実が
ない段階で「こいつが容疑者だ!」みたいなのは
非常に危険です(結構、ネットで拡散されている人物が
違う人物であるケースもあります)ので、
警察などからの発表がある前は、
ネットで「〇〇が加害者だ!」と出ていても
信じないようンにしてください。

基本はスルーが一番

確かに事件の加害者に腹が立つ気持ちは分かります。

が、一番良いのは「スルー」することです。
冷たく思えるかもですが、罰は法律が与えますし
逮捕等は警察の仕事です。
加害者に怒りをぶつけるのは事件の被害者・関係者であり
第3者はあまりピーピー騒ぐべきではありません。

結果的に自分にマイナスになって跳ね返る
可能性もありますし、
正直、あなたに直接関係のない事件で
腹を立てたりするだけ時間の無駄なのです。
冷たく言えば、そんなものです。

ネット私刑だとか
そう言った行為は
自分の人生のためにも、おすすめはできません。

まとめ

ネット私刑…
これは自分の人生を破壊してしまう
可能性のある行為です。

自分が事件の被害者なのであればともかく
何の関係もないような事件で
無駄な正義感やおもしろ半分、軽い気持ちで
加害者を叩く行為はおすすめできません。

加害者が一番悪いのは事実です。
が、そんな加害者のためにあなたの人生の
時間を使う必要は全くありませんし、
人生壊されてしまう可能性もあるのですから
スルーが一番です。

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