メーカー保証の対象外になってしまうのはどんなとき?徹底解説!

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家電などの商品を中心に
「メーカー保証」というものが一定の期間
(1年が多いですが、商品により異なります)の
保証期間がついており、
その期間中に故障や不具合などが生じた場合は
無料で修理などの対応を行ってもらうことができます。

が…、これは「何でも無料」というわけではなく
”故障の原因や理由”によっては
無料での修理が行えない場合もあり、
費用が掛かるケースもありますので、
この点はしっかりと理解しておくことが必要です。

「メーカー保証期間内なのに、無料で修理を受けられない」
理由には、どのようなものがあるのかを、
順番に解説していきます。

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保証期間中=絶対に無料で修理、ではない

メーカーの保証期間中は「絶対に無料で修理をしてもらえる」
と、いうことではありません。
これは家電でもそうですし、そのほかの保証つきの商品でもそうですが、
覚えておかなくてはいけない部分になります。

私も、保証がつく商品を販売しているお店で勤務していたことが
ありますが「この部分」を勘違いしていて、
”保証期間中は絶対に無料で修理してもらえる”と
勘違いしたお客様による、
勘違いクレームなども起きていました。
(ちゃんと説明すれば、
理解していただけるケースがほとんどでしたが…)

お店にとっても、メーカーにとっても迷惑になりますし、
自分にとっても時間の無駄になる行為ですから、
しっかり「メーカー保証の対象外」
になってしまうことは覚えておきましょう!

なお、商品やメーカーによって
保障内容は若干異なりますので、
確実なことは、各商品の説明書や保証書を確認してください。

保証書を紛失している・未記入

メーカー保証は「保証書」を紛失している場合や
未記入の場合は使用することができません。
まず、この点は大前提として覚えておいてください。

保証書を紛失しても保証を受けられる…と
勘違いしてしまっている人もいますが
保証書がなければ購入日も何も証明できませんので、
保証は受けられません。

保証書とは「保証を受ける権利」です。
自ら捨てた場合でも、なくした場合でも
保証書がない、ということは「その権利を手放した」ということに
なりますので、注意してください。

レシートが保証書代わりになる商品の場合は
レシートが、↑に当てはまります。

また、保証書が未記入の場合は、保証の効果がありませんので、
必ずお店で購入時に記入されているか、帰宅後でも良いので、
すぐに確認してください。
(アマゾンなど、保証書の扱いが特殊なケースもありますので
 それはお店ごとに確認してください)

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「わざと」や「不注意」で自分が壊した場合は対象外

メーカー保証は「自分で壊した場合」は対象外となります。

例えば、わざと壊すのは論外ですが、
自分のミスで、落としてしまったりして
壊してしまった場合なども、
これは「悪意がない」とは言え、保証の対象外に
なってしまいます。

これをOKにしてしまうと、
家電などを購入した人の中には、
保証期間ギリギリぐらいのタイミングで、わざと落とした
「手がすべて落としてしまいました…」というようなことを
やる人も必ず出てきます。

メーカーもそこまで対応はできませんので、
悪意があってもなくても、わざとであってもそうでなくても
自分が壊してしまった場合に関しては
保証対象外となります。

間違った使用方法による故障

これも、対象外です。
メーカー保証というのは「正しい利用方法で」
使っていたのにも関わらず、
故障してしまった場合の保障になります。

そのため、”そもそも使い方が間違っていた場合”は
メーカー保証の対象外になりますので、
その点も注意し、
ちゃんと説明書などの注意点を読むようにしてから
使用するようにしましょう。

説明書に書いてあることを無視した使い方をしていて、
「知らなかった」では済まされません。
使用上の注意を守らなかったり、
保存方法(※指定がある商品の場合)を守らなかったり、
その場合は、自己責任での修理になってしまいます。

改造などを行った場合

商品の改造などを行った場合や、
自分で分解などを行った場合、
メーカーが推奨していない周辺機器などを
利用した場合に関しては
「メーカー保証の対象外」となります。

メーカーの責任範囲外のことをされても、
保証しないといけない、などということに
なってしまったら、メーカーはやっていけなくなります。
そのため、このような部分に関してはメーカー保証の
対象外、ということになるわけですね。

改造などは当然として、
自分で修理しようとして分解したりする場合も
商品によってはメーカー保証の対象外となりますので、
もしもそのような行為をする場合に関しては
「保証は受けられなくなる」という
覚悟はしておく必要があります。

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自然災害などによる故障

自然災害などによる故障は、
メーカー側ではどうすることもできません。
地震や火山の噴火、台風、竜巻、雷などの
自然災害による故障は
メーカー保証の対象外となるために、
この点も注意をして下さい。

特に「雷」は家電製品の場合、
一番身近に家電の故障を招く存在なので、
注意するようにしましょう。

例えば、落雷によって家電製品が壊れてしまった場合でも、
これは「メーカー保証の対象外」となります。

中古商品・転売屋から購入したもの・貰ったもの

最初の人が購入してから「1年以内(保証期間内)」で
あったとしても、上記のようなものに当てはまる場合は
メーカー保証を受けることはできませんので、
注意してください。

中古商品の場合は、初期不良などがあった場合に関しては
基本的に、その中古商品を販売しているお店が
対応することになります。

また、気を付けなくてはいけないのは
「転売屋から購入した商品」で、
これは、新品を謳っている人もいますが、
実際には「一度他の人の手に渡った中古商品」であり、
厳密に言えば「新品」ではなく「中古未使用品」の
扱いになります。

そのため、メーカー保証は受けられない、というのが
基本になりますので、
(少なくとも、転売商品を購入した、と言えば
ほぼ確実に拒否されます)
そういった意味でも、転売屋から商品を
購入しないようにしてください。

使用上に影響のない細かな部分

メーカー保証は基本的には
「使用する上で影響のある部分」が範囲となっており
「あまりにも細かい部分」などに関しては
対象外になっているケースが多いです。

この点に関しては注意したいところで、
例えば、同じ商品でも必ず「個体差」というものは
生じますので、
同じ商品でも「A」と「B」では、若干異なる部分があります。

例えば「B」のほうが「A」よりもボタンを押したときの
感触が違う(普通に動作はするけど、若干違和感を感じるレベル)
等の場合、これは、使用上には問題ないレベル、と判断されて
保障の対象外になったり
修理に出しても「症状を確認できない」として、
そのままになるケースもあります。

そのため、「細かすぎる部分」については
メーカー保証の対象にならないケースも多いので、
この点も注意してください。

保証期間が過ぎている

当たり前のことですが、
メーカー保証の期間が切れていれば
保証は受けられません。

時々、「まだ保証期間内」と思い込んでいる人も
いましたので、大丈夫だとは思いますが
念のため書いておきます。

ちなみに、すべての商品の保証期間が「半年」とは
限らないので、この点も注意してください。

まとめ

メーカー保証は「購入から1年以内」であれば
必ず無料で修理を受けられる…
と、いうものではありません。

この点は勘違いをしないようにし、
しっかりと決められたルールについては
最低限把握しておくようにし、
ルールを把握していなかった場合も
相手から「こういう理由で保証対象外です」と
言われた場合は、ちゃんと、それを受け入れるようにしてください。

あくまでも”ルールの範囲内”での保証になりますので、
この点、忘れないようにしましょう。

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