バイトから店長に出世しても良い未来が待っているとは限らない!

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バイトから店長に出世する…

お店でアルバイトをしていると
そういうこともあります。

私も実際にアルバイト⇒店長を経験した
人間の一人です。

しかしながら、アルバイトから店長に昇格されても、
良い未来が待っているとは限りません。
アルバイトよりも待遇が良くなり、
将来安泰!なんていう風にはならないことも多いのです。

”店長になっても、決して良い未来が待っているとは限らない”と
いうことは覚えておいた方が良いかと思います。

実際の経験談も元にお話をしていきます

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将来安泰とはならない

ザンネンながら、多くの場合
アルバイトから店長に出世したとしても
将来安泰とはならないのが現実です。

正直なところ、私も実際に経験しましたが
”そのままずっとやっていけるかどうか”と
言われれば、答えはNoだと思います。

もちろん、お店によっても異なりますが
店長になったら将来安泰、なんてことは
まずありえないことなので、
その現実は覚えておいた方が良いですし、
もしもあなたが「店長にならないか?」と
言われた場合に関しては、
しっかりと色々なことを考えて決断するのが
良いかと思います。

少なくとも、定年退職までその仕事で!
というのは難しいかとは思います

その理由や厳しい現実をお話していきます

待遇が良いとは限らない

まず、店長になっても待遇が良くなるとは限りません。
むしろ、世の中の店長は、かなり劣悪な環境で
働いている場合も多いのが現実です。

特に、アルバイトスタッフから店長に、
等の場合、待遇はあまり良くないことが多いです。
年収にして200万円も行かないレベルで働かされる可能性も
高いですし、そもそも雇用体系が正社員や契約社員に
なるかどうかも怪しいです。
場合によってはアルバイトのまま店長に、などという
可能性も十分にあります。

サービス残業なども多いですし、待遇としては
良くないのが現実です。
もちろん、勤続年数が上がれば、待遇も良くなる
可能性はありますが、そのままの可能性も十分にあります。

正直、アルバイトから店長に出世したとして、
そのままの待遇で一生やっていくのは
ちょっと苦しいものがあるかと思います。

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閉店する可能性もある

例え利益を出していても、お店と言うのは
閉店になる可能性もあります。
店長に就任しても、お店が閉店になってしまえば
そこで終わりの可能性も(閉店に伴う退職)ありますし、
別の場所への異動が打診されても、
遠い場所だったり、全く別の仕事だったりする可能性もあります。

実際に、私がアルバイトから店長になったタイミングで、
もう一人別の店舗でアルバイト⇒店長になった人がいたのですが、
その新店長のお店は、1年もたたないうちに閉店となりました。

このように、店長になったところで、
それがいつまで続くかは全く分かりませんし、
当然、保証もされないわけです。

もしかしたらお店に未来が無い状態で
とりあえず店長にされている可能性も0ではありません
(↑で挙げた店長のケースだと、既に閉店の話が裏では
少しずつ出ていたようです)

サービス残業は多い

店長になると、サービス残業を
多くさせられる可能性もあります。
立場的にもあまり強くないために、
サービス残業を強引にさせられたり
流れるままにさせられたりするようなケースも多いです。

そもそも、接客業は元々
サービス残業が多くなりがちな職種ではありますが
アルバイト⇒店長になったという弱い立場であると
さらにサービス残業をさせられる傾向にあります。

基本的に、朝から晩まで、みたいなケースも多いですし、
酷い場合は休日すら与えられない可能性もあります。
当然、休日出勤扱いにすらなりません。
そういった恐ろしい世界だということは
覚えておいた方が良いでしょう。

プライベートは確実に犠牲になります。
自由時間は大幅に減ることになるかもしれませんし、
下手をすれば、友人関係だとか
そういったものも失う可能性は十分にあります。
それほどまでに仕事尽くしになる可能性は
ある、ということは覚えておきましょう。

結局収入的にマイナスな可能性も…?

店長になったあとは月給になる場合も
ありますが、サービス残業が多いために、
結局バイトの方が得なんじゃ?という場合もあります。

これは、どういうことかと言うと、
確かに、店長になれば恐らくはある程度の月収は
増えると思います。
ですが、それに伴い、お店に居る時間、
つまり仕事の時間もアルバイト時代以上に
大幅に増えることになります。

しかし、残業代は出ない。
すると、どうでしょう?
アルバイト時代の時給のまま、この時間働いていた方が
収入が多い、というかたちになってしまう場合もあります。

実際に、私もそうでした。
アルバイト待遇のまま店長になったあとの分の時間働いた方が
収入は多い計算になる、というのが現実です。

収入的に考えても、
あまりプラスにならず、仕事時間だけが増える、
というようなこともあるのです。

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ずっと低賃金で働かされる可能性

ザンネンながらアルバイト⇒店長になった場合
少なくとも、出世コースではないのは確かです。
そこから先にさらに出世する、ということは難しいことですし、
待遇が良くならない可能性も十分に考えられます。

ずっと低賃金でいいように働かされる、なんて
可能性も十分に考えられるわけですね。

会社からすれば、アルバイトから出世した店長など、
体よく利用したいだけです。
もちろん、稀にさらにその上に進むことも
できる可能性は0ではありませんが
その可能性は低いですし、
上を目指すにしても限界がありますし、
年収の面で考えると、店長になったあとも
低い賃金でこき使われる可能性は非常に高いです。

成績次第では激しい叱責も

雇われ店長というのは、成績次第では激しい叱責を
受けることもあります。
店長の力だけでは、正直なところ、どうにもならないことも
たくさんあります。

しかしながら、それでも上層部というものは、
数値しか見ないものです。
数値が出なければ、激しい叱責を受けることになります。
人格を否定するような言葉まで言われますし、
心をえぐるようなことも言われます。

実際に、上層部からの言葉で
精神を病んでしまった人もいるぐらいですし、
うつ病になってしまった人も知っています。
それほどまでに厳しい言葉で追求されます。

成績が悪ければ悪いほど
その扱いは劣悪になっていき、
通常の休日に人員確保をして休んでいても
怒鳴られたりするようなことも実際に見ましたし、
休憩すらとるな!みたいな空気になることもあります。

が、実際に店長をやってみれば分かりますが
本当にどうにもならない環境(立地など色々な部分で)も
あり、どうにもならず、追い込まれてしまうこともあります

今まで安定していたお店も
”些細な変化”で一気に赤字転落扱いに
されるようなこともあり、
決して安定した生活を手に入れることは
できない、というのも現実です。
非常に難しく、過酷な仕事であると言っても
過言ではないですし、
注意していかなくてはなりません。

安易に飛びつかず、しっかり判断を!

アルバイトから店長…などという言葉を聞くと
ついつい安易にとびかかってしまいたくなる
かもしれませんが、これには注意をするようにして下さい。

店長に一度なる決断をすれば、
もう後戻りをすることはできません。

店長になることが、
本当に自分の人生にとって良いことなのか、
待遇はどうなるのか、しっかりと
確認した上で決めて行くことが大事になるのです。

まとめ

正直に言ってしまえば、アルバイトから店長に出世したとしても
そこに明るい未来は待っていない、と思います。
待っているのは先行き不安定な未来。
それが現実です。

もちろん、店長にならないか?と言われたら
やってみるのも一つの選択ではありますが
店長になれたからと言って、安心できるかと言われれば
答えはNoですし、そのまま一生、店長として
やっていく、というのは非常に厳しいものがあるかと思います。

なかなかそう簡単にはいきませんし、
店長はあくまでも一つのつなぎ、ぐらいに考えておいた方が良いでしょう。

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