親と子供で結婚に対する価値観の違いが起きる理由とは?その理由を解説!

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親と子供では「結婚」に対する価値観の
違いが起きることも多いです。

例えば、親は「結婚して当たり前」のような考えで、
子供は「結婚に興味がない」「しなくても幸せ」と、言うように
意見が分かれることも多いのです。

特に親の中には「結婚を重視するような人」が
比較的若い世代よりも多くなりがちなのは事実です。

では、どうしてそのような考え方の違いが
起きるのでしょうか。

その理由について詳しく解説していきます。

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結婚は「自由」それが答え

人それぞれ、考え方は自由ですが、
結婚に関して言えば
「結婚するもしないも自由」
これが、答えになります。

何故なら、法律上、結婚しなくてはならない、と
決まっているわけではありませんから
「結婚しないといけない」という決めつけは、
これは残念ながら明確に”間違い”であると断言できます。

そのような法律はないわけですし、
結婚しないと命を落としてしまうわけでもありません。
ですので、まずこれは、自分がどのような考えであったとしても
前提として覚えておく必要のある部分になります。

もちろん”結婚する”のも、良いことですし、
”結婚しない”のも、個人の選択であり、自分が納得しているのであれば
良いことです。

ですが、親の中には「結婚して当たり前」みたいな人も
いるのは事実で、子の立場からしてみれば
「なんでそういう考えになるの?」と思う人もいるのではないでしょうか。

その理由としては、色々な理由があるのです。

「親」の時代は未婚率が今より低かった

まず、最大の理由として挙げられるのは、
”親の時代”は未婚率が今よりも低かった、ということになります。

親がいつ生まれたかによっても異なりますが、
未婚率というものは、年々上がり続けており、
少なくとも「今」の時点よりは、未婚率は低く、
結婚している人が多かった、というのが事実で、
”結婚している人が多かった”時代では、
結婚しない人が今よりも少数だったため
現代のように”普通にそこら中に結婚していない人がいる”
という雰囲気ではありませんでした。

1990年頃までは未婚率は非常に低く
「結婚していない人」=「変わり者」のような
偏見のような考え方が強く根付いていました。

親がそういった世代であれば、
当然、その時の考え方が中心になっている
可能性は十分にあり、
現在の”普通に結婚しないという選択肢も選べる時代”を
基本とした考え方の子供とは話がかみ合わないことは
当然あるのです。

”自分の生きて来た時代が違う”からこそ、
そういう価値観の違いも生まれる、ということですね。

良く言えば、今の時代は”未婚率が上がり、どちらの選択も堂々とできる時代”に
なったので、そういう点は大きなメリットと言えるでしょう。

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「親」は結婚している場合が多い

子供がいる=100パーセント結婚している、とは限りませんが、
現在の日本の場合は、
子供がいる人の多くは、結婚している状態です。

子供が存在する以上、その親は結婚している可能性が高いために、
”親”という存在は
”そもそも結婚を経験している人”である場合がほとんどです。

結婚する・しないを自由に選べる時代の世代の親だったとしても、
これは同じことで、
子供がいる、ということは多くの場合結婚しているので、
親とは”結婚を選んだ側の人間”である、ということです。

”結婚を経験していない人”は、大半の場合は
子供がいませんから、親になることはありません。

もちろん、結婚をして後悔している親もいると思いますし、
結婚は必ずしも幸せになれるものではありませんが、
自分が結婚を経験済み、ということで、
「結婚はしなくていい」という考えの親よりも
どちらかと言えば「したほうが良い」という考えの親や
「絶対にするべきだ」という親の方が
多くなりがちな環境に、そもそもあるのです。

最初から「結婚なんて必要ない」という人の多くは
”誰かの親”になる可能性は非常に低いですから、
”結婚なんて必要ない”という子供と”親”の価値観が
食い違いやすいのは、仕方のないことです。

あなたが”結婚なんて必要ない”という「子」側の立場だったとして、
あなたと同じような考え方の人は
”人の親”にはなっておらず(ほとんどの場合)は、
独身生活を謳歌しているわけですから、
結婚に価値を感じない…という人の価値観とよく合うのは、
「自分の親」ではなく「独身を謳歌している人」のほうなのです。

結婚したことがある人(親)の結婚に対する価値観は
やはり「する」という方向に傾きやすい、というのが現実です。

そもそも人間は人それぞれ考え方が違う

そもそもの話に戻りますが、
人間は考え方が人それぞれ違います。
ロボットではありませんから、
全員が同じ価値観、ということはあり得ないわけですし、
もしそうなっていれば、もうそれは人間ではありません。

結婚に対して肯定的な考え方の人もいれば、
否定的な考え方の人もいますし、
どっちでもいい、という人もいる…
それが、人間という生き物です。

親と子供の関係であったとしても、
人間である以上は、親子共に全く同じ考え…
などということはあり得ません。

結婚に対する価値観もそうですし、
他の部分もそうですが、
色々な部分で”この部分の考えは合わない”という部分や
逆に”この部分の考え方は同じ”など、色々とあるかと思います。

結婚に対する価値観が”親と子で一致しない”など
よくあることなので、親の側も子供の側も
深く気にする必要のないことだと、覚えておきましょう。

考えは違って良いのです。

親と結婚に対する価値観が違う場合はどうすれば?

親の価値観を否定することなく、
でも自分はこういう考え、というスタンスで良いかと思います。

あなたが結婚したくないのであれば、
無理に結婚する必要はありませんし、
結婚を強制することは、誰にもできません。

そして、先ほどから書いている通り、
結婚するもしないも個人の自由ですから
あなたは何も間違っていません。

したければする方向を目指しても良いですし、
したくなければ、別に生涯独身だって、何も構わないわけです。

親が”結婚はするべき!”と言っているからと言って、
あなたがしたくないのであれば、無理にする必要はないのです。

”お互いに自分の考えを相手に押し付けないようにして、
 相手を尊重する”ということは大切です。

親は、子供が結婚を望んでいないのであれば
”結婚をするべき”などという考えを押し付けるべきではありませんし、
逆に子供の側は、結婚しないという道を選ぶ場合でも
親の結婚を否定したり、結婚自体を全否定したり、
そういったことはしないようにすることが大切です。

結婚するもしないも、個人の自由ですが、
相手に自分の考えを押し付けてしまう行為は
「するべき」な考えでも「しない」な考えでも
控えましょう。

どっちでも、個人の自由なわけですからね。

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結婚するかしないかを決めるのは自分

昔は違ったかもしれませんが、少なくとも今は
”結婚するかしないか”を決めるのは自分自身であり、
他の誰でもありません。

このことはしっかりと理解しておき、
「誰かに言われたから仕方なく結婚する」みたいなことは
しないようにし、自分の気持ちでしっかりと
考えることが大切です。

結婚は”一人”で出来るものではありません。
無理に結婚すれば、相手も不幸にしてしまうだけです。

まとめ

結婚に対する価値観の違いが
親と子で違う…ということが起きやすい理由としては
「生きて来た時代の違い(昔は未婚率が低かった)」こと、
そして「”親”とはそもそも結婚する側の人間が多い」こと、
これが大きな要因となります。

ですが、結婚の「する」「しない」には正解はありません。
どちらも間違いではありませんので、
どちらか片方の押し付け合いをするのではなく、
個々が各自で判断することです。

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