こども110番って本当に安全なの?利用する場合のポイントは?

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「こども110番」とは、
子供が事件に巻き込まれそうになった際や
身の危険を感じた際に、一時的に避難することが
できる場所を示します。
緊急時の避難場所のような感じですね。

主に、地域のお店や会社などが
こども110番のステッカーを貼るなどして、
緊急時の避難場所として対応していますが、
場合によっては一般の家などでも
「こども110番」に対応しているところもあります。

しかし「こども110番」は本当に安全なのでしょうか。
利用する際のポイントなどを解説していきます。

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本当に安全なのかどうか

「こども110番」は本当に安全なのかどうか。

これは、その時のケースによって
何とも言えない、というのが現実です。

もちろん、子供の緊急時の避難場所として
そういったものを地域として用意することは
非常に良いことですが、
現実問題、子供が何かに巻き込まれそうになった時に
「ちゃんと機能するのかどうか」ということは
難しいところです。

また、個人の住宅の「こども110番」の場合、
「まったく知らない人の家に駆け込む」ということは
やはり子供自身も抵抗があると思いますし、
その家に住んでいる人が、必ずしも善人とは
限りませんので、その点は注意しつつ、
いざという時の行動を親も一緒に
考えていく必要があるのです。

できればお店や事業者・施設などが望ましい

こども110番を利用する際に、避難する先は
できることなら「ある程度の規模のお店」や
「事業所」「何らかの施設」などが望ましいです。

個人の住宅の場合、後述のようなリスクがありますから、
どうしてもその場所にしか逃げ込めない、と言う場合以外は
お店・施設など、なるべく大勢がいるようなところで
「個人」のものではないところに逃げ込んだほうが
より高い安全性を確保することができます。

「こども110番」に逃げ込むのであれば、
できれば大きなお店、施設などに逃げ込んだ方が安全です。

子供の通学路にそう言う場所がないかどうか
保護者も一緒になって確認した上で、
いざというときに逃げ込む場所を親子ともども頭の中に
いれておくことをおすすめします。

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個人宅の「こども110番」のリスクとは?

そこ以外にない!という場合は
仕方がありませんが、
そうでない場合、選ぶ余裕のある場合は、
できれば個人の住宅の「こども110番」の
利用はなるべく避け、お店などの「こども110番」を
利用するようにしましょう。

その理由としては、
下記のような点が挙げられます。

・留守の可能性
インターホンを鳴らしても、個人宅の場合は
「留守」の可能性があります。
こども110番の家になったから、ずっと家にいよう…!なんてことは
できませんし、当然、個人であれば家を留守に
することもありますからね。
すぐに逃げ込まないといけないような状況で、
逃げようとした先が「留守で中に入れない」という
状況になってしまうと非常に危険です。
お店や施設であれば、基本的に夜遅くでもない限りは
開いてるはずですから、こういう心配がなくなるわけです。

・住んでいる人が良い人とは限らない
お店や施設ならある程度の人数の人間がいますから
「その中に悪い人」がいたとしてんも、
ある程度安全ですが、
個人の住宅に逃げ込んだ場合、
そこに住んでいる人が「悪い人」だった場合、
別のトラブルが発生する可能性も否定はできません。
「こども110番」になっている家の人間が全員良い人かと
言われれば、人間である以上、答えはNoですし、
中にはおかしな人や変わり者、悪い人だって
いるかもしれません。
「安全のために」逃げ込むはずの場所の
安全性が、個人宅の場合は不明瞭である、というのも
一つの問題です。

・対応できない可能性
例えば、凶暴な人に追い回されている際に、個人宅に
逃げ込んだ場合、
こども110番となっていたとしても、その家に
住んでいる人間が、対応できるかどうか、というのは
一つの不安な点です。
凶暴な人がそのまま家まで乗り込んできて、
家にいた人共々、犠牲になってしまうような可能性も
決して否定はできません。
その反面、お店や施設であれば、人数も設備もある程度は
揃っているので、それなりにどんなトラブルであっても
対応はできるはずです。

上記のような点からも「個人宅のこども110番」には
一定のリスクが伴う可能性もありますし、
また、「こども110番」と貼られていても、
実際に機能していない可能性も考えられます。

こども110番に限らず安全のための備えが大事

こども110番も当然、いざという時のために、
通学路などにあるのであれば、
親子で話し合って覚えておくべきですが、
こども110番に限らず、
親子でしっかりと「身の安全を守るため」の話し合いをしたり、
知識を身に着けておくことは大切なことです。

こども110番だけが、身を守る方法ではありません。

交番があるなら、交番に駆け込んでも良いですし、
防犯ブザーなどの対策をしっかりと持たせておく、
ということも大切です。

こども110番に限らず、しっかりと身の安全を守るための
行動を心がけておきましょう。

まとめ

こども110番は、必ずしも、有事に機能してくれるかどうかは
分かりません。
特に、個人宅の場合は、上にあげたようなリスクも
あるので、
できることであれば、大き目のお店のこども110番や、
商業施設、会社など、
そういった場所に逃げ込むことができるように、
通学路にそういう場所がないかどうかを、
しっかりと確認しておくことが、大切になるかと思います。

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