郵便はがきや封筒などに
”切手”を貼り付けて送る際には、
1枚の切手で済ませることが
基本ではありますが、
必ずしも1枚でなくてはいけない、というルールはありませんし、
例えば、郵便料金が値上がりした場合や、
手持ちの切手の数字のキリが悪い場合には
はがき1枚につき、複数の切手を貼り付けたりして、
郵便ポストに投函するようなことをする人もいると思います。
では、切手を一つのはがきや封筒に複数貼り付けしても
大丈夫なのかどうか、
何枚まで貼り付けて大丈夫なのか、
こういった、疑問に思いそうな点を
それぞれ詳しく解説していきます。
切手は複数枚貼ってもいいの？
切手をあまり使う機会がなかったり、
普段、必ず1枚の切手で済ませるような人は
”切手を複数枚貼っても大丈夫なの？”と、
不安に感じたりするようなこともあるかもしれません。
しかし、これに関しては
”問題ない”というのが答えで、
切手は”1枚でなくてはならない”というルールは
ありませんので、
例えば、はがきを送るには85円（記事執筆時点）かかりますが、
必ずしも85円切手を貼らないといけない…ということではなく、
63円の切手＋22円の切手の2枚を貼り付けて、
合計85円にする…という切手の付け方でも問題はありません。
どのみち、85円は85円であり、条件を満たしていますし、
必ずしも1枚でいけない、というわけではないのです。
また、場合によっては3枚以上組み合わせて…ということも
可能ですので、
はがきや封筒などを送る際の切手に関しては
”必ずしも1枚でなくてはいけない”というルールは
存在しておらず、郵便料金に合うようにするために
何枚でも貼り付けて大丈夫、ということになります。
「何枚まで」の制限はあるの？上限の枚数は？
”切手を何枚貼ってもいい”と言われても、
”え？でも上限はあるんじゃないの？”と不安に思う人も
いると思います。
こちらに関しては
”切手の枚数に制限は定められていない”というのが答えになります。
例えば、郵便料金の部分からは少し話は逸れますが、
現金の小銭には、使用に制限があり、
例えば1円玉を100枚使おうとしたりすれば、
多くのお店で断られると思いますし（21枚以上は断れます）、
自動精算機でも「何枚まで」と記載されているケースが多いです。
しかしながら切手に関しては
少なくとも”ルール上は”何枚までというルールはありませんので、
ルール上の話だけをすれば、100枚でも200枚でも
”ルール違反ということにはならない”と、いうことになります。
ただ、ルールにはありませんが
現実問題、
例えば85円のはがきを送る際に
1円切手を85枚貼る…なんてことをしたら
流石に非常識ですし、
そもそもそんなに切手を貼ってしまったら
はがきの宛先だとか、そういった重要な部分が
見えなくなってしまいますので
そういう”普通に考えて明らかにおかしなこと”は
しないようにしましょう。
ただ、ルール上切手の枚数制限自体はありませんので、
例えば”どうしても5枚使いたい”という場合だとか、
そういう場合は、ルールを逸脱しないように
（例えば切手で宛先の部分を隠してしまうなど）
しながら、切手を貼りましょう。
あまりにもおかしな貼り方をしていない限りは
何枚貼っていても、ルール上問題ないために
そのまま相手の元に届くことになります。
切手の種類は混ぜても大丈夫？
切手の種類に関しては
1種類だけしか貼ってはいけない、ということは
ありません。
先程から書いている通り、別々の金額の切手を
合わせて貼り付けすることは当然、問題ありませんし、
例えば同じ金額の切手でも、
お年玉シートの切手など、デザイン違いのものも
あると思いますが
そういったものを混ぜて使っても、当然問題はありません。
何種類の切手が貼ってあったとしても
”金額的に”ちゃんと問題のない金額になっていれば
”大丈夫”ということになりますね。
相手に失礼にならないように注意
例えば懸賞はがきだとか、
そういったものであれば、切手を何枚貼っても
構いませんし、
それで当選確率がどうこう、なんてこともまずないと思いますが
（どうせ外れて元々なものですし、あまり気にしなくてもいいですからね）、
会社に送る重要な書類だったり、
目上の人に送るはがきだったり、そういったものの場合、
”あまりにも大量に切手が貼ってあると”相手から
マイナスのイメージを持たれてしまう可能性があります。
金額さえ揃っていればいいじゃん、と思う人もいるかもしれませんし、
確かに感情面を全て抜いて考えれば
切手は切手、という気持ちも当然分かりますが、
ただ、人によっては（あまりにも枚数が貼られていると）
不快に感じたり、遠回しに嫌がらせでもしているのか？と深読みしてしまったり
するような人も世の中には実際にいますので、
相手を不快にさせないように、送る相手次第では
できるだけ切手の枚数を少なくしておいた方が良い場合もあります。
この点は、相手に応じて上手く考えていくことが
ベストです。
どこに貼れば良いの？
切手を複数枚貼る場合には、
通常、1枚貼る場合の位置の周りに
並べて貼るような形で貼っていきましょう。
縦に並べても、横に並べても基本的には
問題ありません。
（基本は縦の方が良いとされていますが
横に貼っても問題なく届きます。
また、枚数が多い場合に関しては
2列にして貼っても大丈夫です）
多少、位置がずれていたとしても、
分かるように貼られていれば、無効に
なってしまう…と、いうようなことはありません。
ただ、宛先などを書く際に、
書く位置次第では、切手を貼りにくくなってしまうので、
切手を複数枚貼るつもりの場合に関しては
先に切手を貼るなどして
スペースが足りなくなってしまわないように、
注意が必要となります。
なお、枚数が多い場合や
スペースの都合上は、
封筒などの裏側に切手を貼っても大丈夫ですが、
この場合は、表面に裏面に〇〇円分の切手が
貼ってあることを明記しておかないと、
不足と誤解される可能性がありますので、
しっかりと裏面にも切手が貼ってある、ということを
明記しておくようにしましょう。
金額をオーバーしてしまった場合は？
切手を複数枚貼り付けていると、
うっかり計算をミスして、多めに貼り付けてしまったり
するようなこともあるかと思いますし、
場合によっては、「あと1円で足りるけど10円切手しかない…」みたいな
時もあるかと思います。
そういった形で、切手の金額が
”必要な分”をオーバーしていた場合はどうなるのか。
この場合に関しては特に問題なく、相手に届きます。
ただ、重要な書類などの場合は
切手の金額をオーバーしていることにより、
マイナスイメージがつく可能性があるため、
重要な書類を送る場合は、可能な限り正しい金額を
貼り付けるようにしましょう。
なお、オーバーした場合はそのまま相手に届きますが
おつりがわざわざ家に届けられたりすることは
基本的にはありませんので、
この点は理解した上で（オーバーする場合は）オーバーするように
して下さい。
また、当たり前のことですが
逆に”足りない”場合は戻ってきます。
（相手に届くことはありません）
まとめ
切手は貼る枚数に上限はありませんので、
何枚貼っても大丈夫ですが、
先程も書いたように、1円切手85枚だとか
そういうあまりにもおかしな貼り方は
控えましょう。
ただ、常識的な範囲内で2枚、3枚、4枚、5枚…と
貼るぐらいであれば問題はありませんので、
必要な場合には複数枚の切手を
はがきや封筒に貼って頂いても、大丈夫です。
