数多く存在するゲームソフトの中には
長年続いているようなものも存在します。
例えば有名な「マリオ」シリーズは
「スーパーマリオブラザーズ」から考えても
１９８５年から展開されており、
既に非常に長い歴史を持つ作品になっています
ただ、マリオシリーズは物語が続いているわけではなく
大枠は決まっているものの、その時その時
別の事件が起きるような感じで、
言うならば「ドラえもん」や「サザエさん」のような
１話完結（ゲームの場合は１本）スタイルの作品です。
そのため、永遠に続けようと思えば続けることもできるでしょう。
しかし、一方で物語が１からずっと続いている感じなのに
何十年も展開されている作品もあり
「いつ物語が完結するんだ？」と思ってしまうような作品も
あるのも事実です。
ゲームのシリーズの「完結」について解説していきます。
ゲームの人気シリーズはいつ「完結」するの？
ゲームの人気シリーズはいつ完結するのかどうか。
マリオもそうですが、
各社には看板タイトルが存在しており、
ドラゴンクエストやファイナルファンタジー、
バイオハザード、無双シリーズなどなど、
何十年も続いているようなシリーズ作品もとても多いです。
先ほど書いた「マリオ」のような、ストーリー自体は
特に重視されておらず、大枠の設定以外は
毎回１話完結的に終わるシリーズや、
ドラゴンクエストやファイナルファンタジーのように
１回１回異なる世界、物語を描く作品もあります。
しかし「バイオハザード」や「龍が如く」などなど、
物語が１からずっと続いているようなシリーズもあり、
こういった作品だと「最後の決着はいつなのか」という点も
気になりますよね。
ゲームの「完結」についてのポイントを見ていきましょう
「完結」という概念が存在しない作品も多い
「１本完結型」のゲームの場合、
メーカーが発売しようと思えば、永遠に新作を発売することができます。
任天堂のマリオシリーズのような、
「ストーリーはあるけど、それが中心というわけではない」
シリーズであれば、いくらでも新作を作ることができますし、
人気があれば、永遠に発売されていくでしょう。
また、スクウェア・エニックスのドラゴンクエストやファイナルファンタジーの
ような「１作品ごとに世界観・登場人物・設定などが異なる」タイプの
作品は、ストーリーが繋がっていないため、これもまた、
いくらでも新作を出すことができますし、
新規のプレイヤーがいきなり「１５」から始めたとしても
特に迷うようなこともないため、ずっとシリーズを
重ねていくこともできます。
加えて「スポーツゲーム」や「パーティゲーム」など
そもそもストーリーが存在しないような系統のゲームも
メーカーが新作を発売しようと思えばいくらでもできるわけです。
このように「物語の完結」という概念が存在しない
ゲームも、世の中にはたくさん存在します。
シリーズを通して物語が続いている作品は何十年も続くことも
シリーズを通して物語が続いているような
作品もたくさん存在しています。
カプコンの「バイオハザード」シリーズは
１９９６年に発売された「１」からずっと作中で
ストーリーが続いており、２０２１年現在の最新作でも
未だに戦いに決着はついていません。
また、セガの「龍が如く」に関しても、ストーリーが
続いていますが、これもまた、一応の決着がつくことは
あっても、完全に物語に決着がつくようなことは現時点ではありません。
他にもそのようなシリーズ作品は多数存在しており、
長年「物語に決着がつかない」状態の作品は多く存在します。
何十年単位で物語が続くものもある、ということですね。
こういったタイプのゲームの場合
「１回１回世界と物語とキャラ」が変わるわけでもなく、
「同じ世界での出来事」をずっと描き続けるため、
物語的には、作品によっては映画と同じような感覚で
楽しめるものもありますが、
一方で、何十年も物語の決着を見れないようなことも多いです。
また、ムービーやストーリー重視ではなくても、
コナミの「グラディウス」シリーズのように
何十年も戦いに決着がつかない作品も時々見かけます。
完結しないこともある
ストーリーが続いているようなゲームでも、
必ずしも「完結」するとは限りません。
例えば、人気シリーズになってしまうと
物語を完結させてしまうとそこで
そのシリーズは終わってしまいますから、
次々と世界が広がっていき、物語の完結は
なかなか見れなくなってしまうケースも多いですし、
いつの間にかシリーズの新作が発売されなくなって
そのままフェードアウトしてしまうような
シリーズもあります。
そのため、壮大な物語が描かれているようなゲームでも
「最後まで戦いが描かれることなく終わってしまう」ような
作品も実際に存在します。
ゲームはあくまでもゲームであり、
映画や漫画などとは少しまた違う、ということは
頭の中に入れて置いた方が良いかもしれません。
物語がしっかり「完結」する作品はあるの？
何十年も続くような人気シリーズであっても
物語が完結することはあるのかどうか。
実は続編が展開されるようなシリーズ作品では
「完結」する作品の方が意外と珍しく、
いつまでも新作が出たり、突然フェードアウトしてしまうようなことも
珍しくはありません。
ただ、しっかりと完結まで描かれるような作品もあるにはあり、
コナミの「メタルギアソリッド」シリーズは、一応は完結しましたし、
「R-TYPE」というシューティングゲームも敵との戦いに決着はつきました。
カプコンの「鬼武者」というアクションゲーム（これは数年で終わりましたが）も
敵との戦いにしっかりと決着がついています。
そのため、何年かかるかはその作品によって様々ですが
ちゃんと「ずっと続いてきた物語」が完結する作品も存在しています。
「完結」しても「新作」が出ることがある
「最終章」「完結」みたいな宣伝で
登場し、そのシリーズが「完結」したと思っても、
急にまた数年後に新作が発売されたり、
外伝作品が発売されたりするようなケースも多いです。
例えば↑で挙げた「メタルギアソリッド」も、
後に外伝作品が発売されていますし、
「R-TYPE」は「FINAL」が発売されてから１０年以上経過して
「FINAL2」が発売されています。
また、鬼武者に関しても「新・鬼武者」が発売されるなどしており、
「完結」したけど、続きが出る、という作品も多いです。
そのため、何十年も続くようなシリーズが
「スッキリと完結」ということは、
非常に珍しいことなのです。
急に設定が変わることも
ゲームは映画や漫画以上に長年をかけて
物語が展開されることも多いため
「設定が後から変わる」ことも多いです。
キャラクター自体の設定や性格が変わったり、
リメイクされるなどして、物語の展開が変わったり
「前の作品で起きたことがなかったこと」になっていたり
辻褄が合わなくなっていたり…
色々不満を感じる人もいるかもしれませんが、
それがゲームの物語なので、
ある程度そういう部分は許容できるようになっていたほうが
物語自体も、楽しめるのではないかと思います。
まとめ
ゲームの物語は基本
「ハッキリとここで終わりです」という形で
完結しない、と思っていた方が良いです。
何作品にも渡って描かれるような作品でも
永遠と続くこともありますし、
完結したと思ったら「新！」とか「リターンズ！」とか
別の言い回しで新作が出てくるようなケースも多いです。
あくまでも「物語」がメインというよりは
物語はゲームに味付けする存在だと考えておいた方が
良いかと思います。
