いじめの加害者を退学させる方法はないの?誰に相談すれば?

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学校の「いじめ」
度々問題になることです。

問題になった際には、
いじめをした側が、何らかの処分を受けたり、
きつく叱られたりすることもありますが、
「いじめを受けている側」からしてみれば、
「退学になってほしい」と思う人もいると思います。

イジメられている側からしてみれば
「こわい」と思いますし、
どんなに怒られようと、どんなに停学処分などになろうと
やっぱりこわいものはこわい、ものだと思います。

相手にも言い分はあるとは思いますが
いじめられている側が
「退学になって学校から去ってほしい」と思うのは
仕方のないことだと思いますし、
いじめている人間は、そう思われても仕方のないことを
しているのです。

では、実際のところ
「いじめてくるあの子を退学させたい」と
思った場合、させることはできるのでしょうか。

その点を、綺麗事抜きで解説していきます。

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いじめっ子を退学にする方法はあるの?

現実的には「いじめ」で退学になるような
ケースは、それほど多くない、というのが現実です。

上でも書いたような、”いじめが問題になって
処分されたり、きつく叱られたりする”という状態も
まだマシな方で
世の中では残念ながら
いじめが黙認されていたり、
先生も一緒になっていじめているようなケースもあります。

また、”周囲が気づかない状態で続いているいじめ”
というのもたくさんあるのが現実です。

退学に関しても、
どんなにひどいいじめであっても
なかなか現実的には
「いじめたから退学処分ね」ということにはなりにくく、
思ったよりも軽い処分で終わってしまうようなことも
多いのが事実です。

いじめっ子の退学について、
ポイントを見ていきましょう。

学校によってはほぼ不可能

「いじめの加害者」を退学にさせる、ということは
まず、学校によっては「ほぼ不可能」というのが
現実です。

義務教育の学校の場合、
そもそも”退学”というシステムが
存在しておらず、
家庭の事情で転校したりでもしない限り
基本的には、その学校から追い出されるようなことは
まずありません。
そのため、小学校や中学校の場合に関しては
「いじめの加害者」であっても退学になる
可能性は限りなく低く、
いじめっ子を退学に追い込もうとしても
不可能に近いです。

高校以上の場合は、
問題を起こした生徒は「退学」になる場合も
出てきますが、
これは学校によって大きく差が出る部分です。

と、いうのも
”校則が厳しい学校”と
”校則がゆるゆるな学校”が存在するためですね。

私の通っていた学校では、
校則が厳しく、容赦なく退学になるような学校でしたが
そうじゃない学校も多く、
基本的あまり退学のシステムが使われないような
(自主退学は別として)学校も多いです。

校則などが厳しめで、ある程度退学に関しても
積極的に行われるような学校であればともかく、
そうでない学校の場合は、やはり、いじめっ子を
退学に追い込んだりすることも、難しいというのが
現実になるでしょう。

それでも、相手が退学になる可能性を
少しでもあげたいのであれば、色々と考えていく必要があります。

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まずは「いじめ」を明るみに出すこと

いじめが裏で行われているような状況では、
いじめの加害者が退学になることは
絶対にありません。
先生たちは、知らないわけですからね。

ですので、いじめっ子が、退学になる可能性を
少しでも上げるためには、
まずは「いじめが起きている」ということを
知らしめなくてはいけません。

家族や先生などに相談してみても良いですが
相談だけだと、それほど大きな問題には
なりにくく、
「先生にいじめを打ち明けただけで
いじめっ子が退学になる」などということは
ほぼ確実にありません。

そのため”証拠”をしっかりと確保することが
大事になります。
先生の目の前でいじめられたりするのもそうですが
いじめの加害者は隠そうとするため、
なかなかそれは難しいです。

”映像”
”音声”
”物的な証拠”

何でも良いので、なにか
”記録”としてイジメが残るような証拠を確保した上で
相談することが望ましいかと思います。

人をとにかく頼る

いじめの加害者が退学になる可能性を
少しでもあげるためには
人をとにかく頼ることです。
「先生」と「家族」にはしっかりと伝え、
可能であれば先生や家族などを通じて
「いじめの加害者の家族」にもいじめの実態が
伝わるようにして下さい。

これは何故かというと、
いじめっ子の親が”自分の子供がいじめの加害者”ということを
知り、自主退学させる可能性も0ではないためです。

もちろん「うちの子はそんなことしません!」みたいな
逆ギレタイプもいると思いますが
中には「自分の子に激怒し、退学させる」ような親もいるのです。
その可能性に掛ける、ということですね。

また「友達」がいる場合は
「いじめの加害者」がクラスで孤立するように
仕向けるのも一つの方法です。
”居づらい環境”になれば自主的に退学する可能性も上がります。
(※これは一線を越えて逆に自分がいじめ加害者にならないように
注意してください)

外部にまで問題を広げる

いじめが酷く、先生や家族だけでは解決しない場合
「校長」「教育委員会」「警察」などにまで
問題を広げるのも一つの方法です。

ただし、いじめの程度が
「暴力を伴うもの」「けがをした」「ものを盗まれた」など
”ある程度の規模”であることが前提です。

例えば「悪口を言われた」だけの場合は
現実的には、教育委員会や校長、警察は動きません。

実際に怪我をした場合などは
警察に被害届を提出するなど、
強気の対応をすることで、
問題が大きくなり、
「学校側」も動かざるを得なくなる、
と、いうことです。

規模の小さないじめ(本人はつらいと思いますが
客観的に見て)の場合、この方法は使えませんが
(警察や教育委員会はちょっとしたものでは動きません)、
規模の大きないじめの場合は
警察などの力を借りることで
無理矢理学校に対応を促すことも可能です。

また、暴力などを伴っている場合、
それは「犯罪」ですから、
退学に追い込む云々をさておいても、
警察に通報するべき案件です。

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リスクの高い方法もあるにはある

あくまで”自己責任”になりますが
強引な方法もあるにはあります。

ただし、自分にもリスクがある上に
別のトラブルの原因などになる可能性も
ありますので、よく考えた上で対応してください。

・相手にあえて逆らう
いじめの加害者にあえて堂々と「No」を突き付けて
逆上させる方法です。
相手が暴力などを振るって来たらその時点で
先生に助けを求めるなどします。
場合によっては暴力が決め手となり、退学になる可能性もあります
(実際にそういう事例をこの目で目撃しました)
ただし、こちらから喧嘩を売ったりするのは
絶対にNGです。
あくまでも、いじめの加害者に「間違っていることを間違っている」と
堂々と告げて怒らせるだけです。
こちらからわざと挑発したりすれば、自分も悪者になってしまいます。

・SNSや報道の力を利用する
いじめの証拠を確保できた場合、
報道関係者やSNSなどを通じて
拡散することで
社会的な問題にすることも可能です。
ただ、相手の顔だとか個人情報については
安易に流さないようにし、
あくまでも”こういういじめが起きている”ということを
世間に伝える、ということです。
SNSなどで爆発的に拡散した場合は、問題が大きくなり
学校側も対応に動く可能性があります。

↑は、リスクも高い方法です。
自分がイヤな思いをしたり、怪我をする可能性もあるので、
くれぐれも、注意はしてください。
ただ、本当に追い詰められた場合は、
そういう方法もあるにはある、ということです。

まとめ

なかなか、いじめ加害者を退学にする…
ということは難しいですし、
学校によっては不可能です。

ただ、怒られても、なかなか
心からは相手も改心しないでしょうから、
上手く、なんとか周囲の力を借りながら
逃れることが重要になります。

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