痛みはないのに検診で虫歯と言われた!その理由は?どうすればいいの?

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歯科検診に訪れた際に
「痛みは全くない」のに、虫歯があると言われて
首を傾げたことのある人もいるのではないでしょうか。

確かに、表面上から見て黒い部分がない状態かつ、
痛みもないとなると、虫歯と言われても
”え?本当ですか?”となってしまう気持ちも
分からないでもありません。

では、痛みがないのに検診で虫歯と言われた場合
”どうして”なのか、
そしてそれを放っておくとどうなるのかを、
それぞれ解説していきたいと思います。

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本当に虫歯なの?

歯科検診を受けて、歯科の先生が虫歯がある、
と言っているのであれば
ほぼ確実に虫歯はあります。

痛みはないんだけど?と思う人も当然いると思いますが
残念ながら虫歯はあるのです。

虫歯で誤診…なんて話はまず聞きませんし、
虫歯がないのに虫歯がありますよ、なんて言うような医者も
まずいないでしょうから、
歯科の先生が”虫歯”と言っている場合は
残念ながら、ほぼ確実にあなたの歯には虫歯がありますので、
その点は現実を受け入れて諦めましょう。
(歯科の先生以外の人に言われたり、
明らかにおかしい感じだったりする場合は別ですが、
基本的に歯医者の検診で言われた場合は、ほぼ確実に虫歯です)

では、どうして痛みがないのに虫歯なのか、
どうして黒くないのに虫歯なのか、
この点を解説するとともに、放置してしまうとどうなるのか、
という点についても詳しくお話していきます。

黒い部分は見えないけど?

虫歯=黒い歯と、いうイメージはほとんどの人にあると思いますし
イメージだけの話ではなく、
実際に虫歯は黒くなるものですが、
いくつか例外もあります。

まず、”歯と歯の隙間など”見えにくい部分が黒くなっている場合、
目視では分からない場合があり、
歯科で、しっかりと確認しないと見えないようなケースもあります。

また、初期の段階では、自分で見ても”虫歯”とイメージするほど
表面上に異変が起きていないようなケースも存在しますし、
既に一度治療して銀歯になっているようなところの内側が
やられたりした場合もなかなか気づくことはできないので、
”表面が黒くなっているように見えない”=虫歯がない、とは
限らないのです。

特に、歯と歯の隙間や裏側、奥歯などが黒くなっていても
なかなか気づくことは難しく、
歯科検診で指摘されて初めて気付くようなケースは
少なくありません。

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痛みはないけど?

虫歯の初期段階では”痛み”はない場合も多く、
痛みが出て来るのはある程度進んでからの段階に
なることが多いです。

そのため、痛みがなかったとしても
虫歯は存在しており、虫歯が進行している可能性がありますので、
”痛みがない”というのは”虫歯はない”には繋がりません。

先程の「黒くない」の項目と合わせて考えると
場合によっては”黒い歯が見えないし、痛みもない”状態でも
虫歯は存在している可能性はある、ということになります。

また、以前既に治療した歯で神経などを抜いている場所の場合、
再度虫歯になっても痛みがなく、気付かない場合もあります。

放置してしまうとどうなるの?

虫歯の状況次第では経過を観察するようなことも
場合によってはあるかもしれませんが、
基本的に虫歯があった場合には治療を行うことになります。

しかし、中には”痛みもないし、黒くもなってないから、
治療はしたくない”という人も当然いると思います。
確かに、虫歯の治療は痛いですし、
痛みは無くても、”いつ痛みが来るのか”という緊張感もありますから
なるべくしたくないという気持ちは分かります。

が、痛みがない、黒くなっていない”虫歯”を放置してしまうと
当然のことながら高い可能性で虫歯が進行し、
やがて表面まで黒くなってきたり、痛みが出て来たり…ということに
なってしまいます。

”どのぐらい”そうなるまでに時間がかかるのかは、
虫歯の進行状況などによっても大きく異なるため、
一概には言えませんが
虫歯は”自然治癒はしない”ので、一度なってしまうと進む一方で、
放置しておくと、ほぼ確実にいずれは痛みが出たり、
黒くなったりしてしまいます。

そうなってしまったあとに治療を行うと、
”より治療に時間がかかる”ことになってしまったり、
治療も痛い部分が多くなってしまったり、
費用などが余計に掛かる可能性もあります。

また、進行次第では神経を抜いたり、銀歯になったり
する場合もありますので、
虫歯と言われた場合には早い段階で治療をしてしまった方が
最終的に自分自身が”辛い”時間も減らすことができるのです。

痛みなしの場合や、黒くない場合は、治療は簡単?

これは、実は100パーセントそうとは限らず、
実際に治療を開始してみると
”意外と奥に進んでいる虫歯”だったりすることもあるのが現実です。

そういう場合は、治療にも時間がかかることになりますので、
まだ痛みがなかったり、黒く見えなかったりする場合でも
決して油断はしてはいけません。

ただ、”確率”で言えば
酷い症状が出る前に治療を開始できれば、
それだけ”軽く済む”可能性は高いです。

まとめ

虫歯はないと思っていたのに
虫歯だと言われてしまうと落胆してしまうと思いますし、
なかなか、痛みなどもない状況でそういうことを言われても
”しばらく放っておいてもいいや”と
思ってしまう人も多いのではないでしょうか。

ただ、虫歯は自然治癒しないもので、
基本的に”ジワジワと進む一方”なので、
虫歯だと言われてしまった場合に関しては
潔く、歯科の先生の指示通りに治療を進めることをおすすめします。

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