大人数でプレイするゲーム、という印象が
強いジャンルの一つが
「パーティゲーム」だと思います。
家庭用のゲーム機向けにも
たくさんのパーティゲームが発売されており、
年末年始になると、とくにその売上が上がっていきます。
任天堂の「マリオパーティ」や
現在はコナミから発売されている「桃太郎電鉄」などなど
パーティゲームはたくさん存在しています。
しかし、中には対戦する相手が身近にいないような人もいると
思いますし、対戦はする予定はないけど、
パーティゲームを遊びたい！と、いう人もいるかと思います。
”一人でパーティゲームは楽しめるのかどうか”
その点について解説していきます。
プレイすること自体はほとんどの場合、可能
パーティゲームであっても”一人プレイ”を
すること自体はほとんどのゲームで可能です。
基本的には「一人プレイ」に対応していない
ゲームソフトはほとんどありません。
（ごく稀に二人以上専用のゲームもなくはないですが、
全体的な割合からすると、本当にごくわずかな本数です）
そのため、”遊ぶこと自体”は
どんなパーティゲームであっても基本的には可能です。
前述のマリオパーティでも桃太郎電鉄でも、
他のパーティゲームでも、一人プレイ自体には
しっかりと対応しています。
ただ、”遊べる”とは言っても、
ちゃんと楽しめるのかどうか、という点が
問題ですよね。
その点についても、見ていきましょう。
一人プレイの場合はCPUが対戦相手に
一人プレイでパーティゲームをプレイする場合は
CPUが対戦相手となります。
稀に、CPUとの対戦がなく、
ハイスコアを目指すだけになってしまうパーティゲーム
（PS2のTHEパーティゲームなど）もありますが、
基本的には、対人対戦以外でプレイする場合、
対戦相手としてCPUが用意されているので、
一人で遊ぶ場合もパーティゲーム自体で対決することは可能です。
ゲームによってはCPUの強さの設定なども用意
されているので、実力も選ぶことができますね。
ただ、実際にパーティゲームの一人プレイを体験してみて
思うことは
やはり”人間とは違う”ということですね。
人間と対戦している場合、相手の行動はその時によって
異なりますし、例えば、4人対戦の場合、
他のプレイヤーに何らかの妨害をできる機会になっても
”必ずしも、今、一番有利なプレイヤー”を選ぶときは限らなかったり、
特定のプレイヤーを目の敵にして蹴落とそうとしたり、
”何をしてくるか分からない”という不確定要素があります。
しかし、CPUが相手の場合、
ある程度”行動パターン”が決まっているので、
このあたりはやはり、人間と対戦しているときとは
随分と違う印象を受けますね。
もちろん、それでも十分に遊べますが、
”対人対戦と全く同じように遊ぶことはできない”というのは
紛れもない現実です。
最近はオンライン対戦がある場合も
「対戦する相手がいない」という状態は、
昔はどうすることもできませんでしたし、
パーティゲームで対戦したい場合で、
そういう相手がいない場合は
「パーティゲーム自体を遊ぶのをやめる」か
「遊べる相手を現実で作る」かしかありませんでした。
しかし、最近では「オンライン対戦」の機能が
搭載されているパーティゲームも登場し始めていて、
これらであれば、例えば現実に一緒に
遊んでくれるような友達や知り合い、家族がいなかったとしても、
対人対戦を楽しめるようになっています。
そのため、オンライン対戦が搭載されているような
パーティゲームであれば、
一人プレイでも対人対戦を楽しむことも可能な時代になりました。
もちろん、普通に対人対戦をするときとは
異なる部分もありますが、
（例えば直接会話ができない（マイクなどでチャットしてれば別ですが）
状態だったり、負けそうになると切断するような人がいたり）
それでも、先ほど書いたように
”一定のパターン通りにしか動かないＣＰＵ”とは大きく異なるため、
対人対戦の楽しさを味わえるかと思います。
ただし、オンライン対戦をする場合には、
最近ではどの家庭用ゲーム機も、
有料（月々数百円程度）になっているので、
費用が掛かってしまうことは事実です。
（プレイステーションでも、任天堂系のゲーム機でも、
XBOXでも、現在はオンラインプレイをする場合は
料金が掛かります。
※オンライン対戦をしない場合は追加料金はかかりません）
一人プレイの場合、クリアとかはあるの？
これは、そのゲームによります。
例えばパーティゲームでも
一人プレイ用に「ストーリーモード」や
それに類するモードが用意されていたり、
何らかのやり込み目標が用意されている場合もあり、
それらが存在するパーティゲームの場合は、
一人でも、そこそこの時間、遊ぶことができる作品もあります。
一方で、やはり、パーティゲームは対戦がメイン、という
感じのゲームも多く存在しており、
例えばWiiの「Wiiパーティ」などは、一人プレイの場合の
目標となる要素はあまり多くないですし、
ストーリーモードなども用意されていません。
一人でパーティゲームを遊ぶ場合は
「一人プレイ用の専用モードがどのぐらい用意されているか」で
購入するパーティゲームを選ぶと良いと思います。
一人プレイ用のモードも充実しているような
パーティゲームもそこそこの数は存在しますし、
そういったものがあれば、一人プレイ専用で遊ぶ場合でも
ある程度は楽しめるはずです。
寂しいと感じるかどうかは個人の考え次第
パーティゲームを一人で遊ぶ＝寂しい、と考える人も
いるかもしれませんが、
必ずしもそうとは限りません。
こればっかりは「個人の感じ方」次第ですね。
私はパーティゲームの一人プレイをすることもありますし、
対戦をするような機会も（最近は仕事の都合であまりないですが）
ありましたが、一人でプレイしているときも
特に寂しいとは感じません。
一人には一人の、対戦には対戦の楽しみ方がありますから、
特に気にすることではない、と私は考えています。
しかし、パーティゲームの一人プレイを「寂しい」と感じる人が
いるのも事実ですし、これは一人ひとり考え方や感じ方が違うので
どっちが正解、ということはありません。
自分自身が「一人でパーティゲームを遊ぶ」ということを
「アクションゲームやＲＰＧゲームを遊ぶのと同じ」というように
割り切れるのかどうか、あるいは何も感じないのであれば
気にせずどんどん遊んでいけばよいと思いますし、
どうしても寂しい、と感じてしまうのであれば
無理してパーティゲームを選ばず、
他のジャンルのゲームを遊べばよいと思います。
パーティゲームをわざわざプレイしなくても、
アクションゲームやＲＰＧゲーム、アドベンチャー、
シミュレーションなどなど、
”一人プレイ”に適したようなジャンルもたくさんあります。
自分の好みによって、遊ぶジャンルも選ぶ、
ということが大切ですね。
遊びたければパーティゲームもどんどん一人で遊んでよいですし、
一人で遊ぶことに魅力を感じない、あるいは辛くなってしまったり
するのであれば、パーティゲームを無理に一人で遊ぶ必要はありません。
まとめ
パーティゲームは、遊ぶタイトルを選べば
一人で楽しめるものもたくさんあります。
もちろん、対人戦ができる環境であれば
より楽しみ方の幅は広がりますが、
一人では遊べない、つまらない、ということではありません。
後は、人それぞれ感じ方が違うと思いますから、
最終的には「自分の感じ方次第」になりますね。
私としては、一人でも「遊ぶタイトルを選べば」
全然楽しめると思います。
