セガのゲーム機はもう発売されないの?最後に発売されたのは?

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家庭用ゲーム機と言うと、
現在ではニンテンドースイッチを展開している任天堂、
プレイステーションを展開しているソニー、
XBOXを展開しているマイクロソフトの3社になりますが、
以前は他のメーカーからもゲーム機が発売されていました。

その中でも特にゲーム機メーカーとして活躍していたのが
現在もゲーム自体の展開は続けている「セガ」ですね。

セガはメガドライブやセガサターン、ドリームキャスト、
ゲームギアなど、多数のゲーム機を展開していたメーカーでした。

が、今ではゲーム機を展開するメーカーではなく、
ソフトメーカーとして方向性を変えています。

では、セガのゲーム機が発売されることはもうないのかどうか、
最後にセガから発売されたゲーム機は何だったのか、
このあたりを解説していきます。

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セガから出たゲーム機にはどんなものがあるの?

セガから発売されたゲーム機の中で一番有名なのは
「セガサターン」になるかと思いますが
それ以外にもたくさん存在しており、
ファミコンの時代~プレイステーション2が出るころまでを
中心に、様々なゲーム機が展開されていました。

セガから発売されていたゲーム機は、

・SG-1000
・SG-1000Ⅱ
・セガマークⅢ
・マスターシステム
・メガドライブ
・セガサターン
・ドリームキャスト
・ゲームギア

と、なります。

また、最近では復刻系のゲーム機は展開していますが、
基本的にはゲーム機の事業からは撤退しています。

最後に発売されたハードは?

復刻系を除き、セガから発売された
最後のハードは、
1998年に発売された「ドリームキャスト」ですね。

ドリームキャスト自体も決して売れなかったわけではなく、
世の中にはドリームキャストよりも売上台数の低いゲーム機は
多数存在していますが、
それでも、ドリームキャストの一つ前のセガサターンよりも
大幅に売上は落とした他、
供給に問題が発生したり、様々な問題が発生し、
会社自体が赤字になってしまうなど、重大な損失を出す結果となり、
このドリームキャストを最後に家庭用ゲーム機からは
撤退することになりました。

それ以降は、復刻系のハードを除き、ゲーム機からは撤退しており、
任天堂やSONYなどの他社のハードにゲームソフトを展開する形で、
ゲームメーカーとしての活躍を続けています。

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その後も、復刻系ハードは展開

最新ハードの発売は、ドリームキャスト以降、
身を引いている状態ですが、
最近は復刻系のゲーム機は展開しており、
メガドライブミニやゲームギアミクロ、アストロシティミニなどの
ゲーム機を発売しています。

ただ、これはあくまでも、当時のゲームをまとめて本体の中に収録した
タイプのゲーム機であり、
最新ハードとは少し違う、復刻系のハードになりますので、
ドリームキャスト以降は”新しいゲーム機”は、発売していない形になります。

復刻系のゲーム機は2004年から発売されたメガドライブプレイTV、
2019年のメガドライブミニ、2020年のゲームギアミクロ、
同2020年のアストロシティミニ、2022年のアストロシティミニV、
同2022年のメガドライブミニ2、と、
最近では特にかなりのペースで展開が続けられています。

ゲーム機市場のトップに立った経験は?

セガのゲーム機は、以前はそれなりの売上を記録しており、
注目度も高いゲーム機メーカーの一つでしたが、
その一方で、国内のゲーム機シェアのトップに立ったことは、
一度もありませんでした。

セガマークⅢなどを展開している頃は、
任天堂のファミコン一強の時代でしたし、
メガドライブも人気ハードだったとは言え、
ファミコンやその後継機であるスーパーファミコンには
及びませんでした。

その後に登場したセガサターンは、
今度はSONYのプレイステーション1に販売台数などでは
敗れる形となり、
セガサターン自体もかなり売れてはいましたが、
それでもトップに立つことはできませんでした。

そして、最後のドリームキャストは上手く行かず…
という形で、
メガドライブやセガサターンに関しては
結構売れているゲーム機ではあるのですが、
それぞれの時代には、競合他社の「もっと売れているゲーム機」が
存在していたため、
セガがその世代のゲーム機トップシェアに立ったことは
最後まで一度もありませんでした。

ただ、決して売れていない、というわけではなく
撤退するまでは存在感を発揮していたのも事実です。

ちなみに、唯一の携帯ゲーム機だった”ゲームギア”も、
当時の任天堂の携帯ゲーム機”ゲームボーイ”には及ばずに
そのまま姿を消しています。

どのゲーム機が一番売れたの?

セガが展開した家庭用ゲーム機の中で
一番売れたものはどれか。

これは「セガサターン」となっており、
国内で500万~700万程度(書籍などによって異なる)の
売上を記録したと言われています。

「メガドライブ」も300万後半の売上を
日本国内で記録しており、流石に大ヒットしたハードには
及びませんが、
例えばセガサターンの数字は、任天堂のゲームキューブなどは
上回っているので、
(ゲームキューブは任天堂ハードの中では売上数字が低い部類ではありますが)
それなりのヒットを記録していたことが、分かると思います。

当時はゲーム機が乱立している時代で、
(特にメガドライブやセガサターンの頃は)
100万台を切るようなゲーム機もたくさん存在していたため、
トップシェアに立つことはできなかったとは言え、
セガのゲーム機もなかなかの売上を記録していました。

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今後、セガが最新ハードを出す可能性は?

もちろん、最終的には企業の考え方次第ですので
分かりませんが、
予測をするのであれば、個人的には”可能性は非常に低い”と
考えられます。

ゲーム機市場は、現在、国内では任天堂のハードが圧倒的に
強い状態がスイッチの発売以降続いており、
海外ではプレイステーションやXBOXなども手堅いシェアを持っています。

そのため、ここに割って入るのはリスクが高いですし、
以前、ゲーム機で会社が傾くほどの失敗をしているセガは
当然慎重になるでしょうから、
そう安易に最新ハードの展開に舵を切ることはないと思います。

また、現在ソフトメーカーとしてそれなりに成功を収めているため、
その状況を捨ててまで”賭け”に出るようなことは
企業としてもなかなかしないのではないでしょうか。

上記のような理由から、ゲーム機の展開に再び
手を出す可能性は低いと考えられます。

それでも、もしも万が一やるのだとすれば、
現在、高性能路線のハードはPSとXBOXで既に乱立している状態で、
かつ、価格が高騰しがちなため、国内での普及には苦戦している状態のため、
任天堂一強状態の”ライト層”にもアピールできるような
価格を抑えたハードを展開していく方が、
売れる希望はあるかと思います。

ただ、任天堂の人気シリーズの数々が非常に強いために、
それでもやはりトップシェアに立つのは難しいでしょうし、
かと言って、高性能路線に足を踏み入れても、やはりライト層も
取り込めないと厳しいと思いますから、
ハードメーカーとして今からやっていくのは
相当厳しいかと思います

まとめ

セガのハードはドリームキャストを最後に撤退し、
その後はゲームソフトの発売と
メガドライブミニなどの復刻系のハードの発売に
留まっている状態です。

今後も、ゲーム機の展開に舵を切る可能性は
非常に低いとは思いますし、
現在のセガの状況を見ていると、ドリームキャストの時に
撤退しておいて、結果的には正解であったのだと思います。

あのまま無理に続けていたら、今頃会社がなくなっている
可能性もなくはなかったですからね…。

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