ファンティアを利用する際にはインボイス登録は必要?分かりやすく解説!

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創作活動などを行っている人が、
気軽に支援などを受けることができるサービス「ファンティア」。

イラストや小説、漫画などを投稿しながら、
支援を受けたりしている人もいると思います。

そんな、ファンティアをクリエイターとして活用している人向けに
”インボイス制度”は何か関係はあるのかどうか、
登録をする必要はあるのかどうかを解説していきます。

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ファンティアの活動には、基本的に必要なし

ファンティアでの活動においては
インボイス制度への登録は特に”必要ありません”

そのため、ファンティアでクリエイター活動を
しているからと言って、
特にインボイス制度に登録する必要はなく、
何かをする必要もありません。

ファンティア以外でも色々活動をしている場合で、
インボイス登録が必要な活動もその中に含まれている場合や、
その他、特別な事情がある場合などは、登録しても構いませんが、
ファンティアの活動だけであれば、インボイス登録が必要になる場面は
ありませんので、安心してください。

もちろん、インボイス制度開始前から収入に応じて必要だった
確定申告などは必要になりますので、
そういったことは(今回の記事はファンティアにインボイスは必要か、なので
このあたりの部分は割愛しますが)しっかりと行う様にしてください。

ただ、インボイス制度開始によって何かしなくてはいけない、ということは
ファンティアの利用においては、特にありません。

ちなみに、勘違いされやすいことですが、ファンティア以外の部分でも
法律的に言えばインボイス制度は強制ではありませんので、
登録しなかったからと言って違法になる、とかそういうことはありません。
(ただ、ファンティア以外の活動の、”影響のある業種”の場合、
あなたがインボイス登録をしていないと、取引相手が仕入れ額の控除を受けることが
できなくなるため、取引を打ち切られるなどのリスクがある、ということですね。
再三になりますが、ファンティアには関係のないことなので、気にしなくて大丈夫です)

公式のお知らせにもしっかりと明記されている

ファンティアの公式では
「インボイス制度に関するご案内」というものも出されており、
そこにもしっかりと
”ファンティアサービス内での取引のために
 適格請求書発行事業者登録(インボイス登録)をする必要はない”と
明記されています。

また、受け取ることができる支援金にも、
インボイス登録の有無に関係なく影響はないとされているため、
インボイス登録をしなかったからと言って、
ファンティアでの活動が不利になる、ということはありません。
この点も安心して、今後も活動を続けることができます。

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どうしてファンティアでは必要ないの?

少し難しいことを書くので、分からなければ
「ファンティアの利用でインボイス登録は必要ない」と
思っていただいて、気にせずそのまま利用して頂いて
大丈夫ですが、もう少し下記で詳しく説明します。

インボイス登録とは、行うと、
適格請求書発行事業者になることができ、
何らかの事業としてあなたと取引をする
相手が消費税の仕入れ額を控除するための適格請求書を
発行することができるようになります。

あなたがインボイス登録していないと、
相手が適格請求書を受け取ることができず、
結果的に消費税の仕入れ額を控除することができなくなるため、
”相手が損”してしまうことになる、ということですね。
そのため、インボイス登録をしないと、取引を打ち切られる
(インボイス登録をしている業者と取引すれば控除を受けることができる)
可能性がある、というものになります。

しかし、これはあくまでも”事業”としての取引の話になります。

ファンティアで”誰かを支援する”人が、事業目的で支援している…
なんてことはまずありえない話であり、
事業とは関係なく、単に趣味で支援している人は、
仕入れ額控除云々は、全く関係のない話であり、
適格請求書の発行をしてもらう必要もありません。

そのため、クリエイター側が適格請求書事業者として
インボイスを発行する場面もなく、
結果的にインボイス登録をしても”使い道がない”ために
登録する必要がない、ということになります。

支援者が”事業の一環”としてあなたを支援しているのであれば、
支払った分の仕入れ額控除を受けるために
適格請求書が必要になりますが、
”仕事としてファンティアでクリエイターを支援する人”など、
普通に考えて存在しないため、適格請求書を求められるような場面はないのです。

万が一、”適格請求書を発行してください”という支援者がいたとしても
(基本、いないと思います)
”インボイス登録はしていないので”と、断ることは問題ありませんし、
それで”じゃあ、あなたを支援しても控除を受けられないので支援をやめます”なんて
人はまずいないでしょうし、
いたとしても、本当に数千人に一人だとか、ごくごく一部の話で、
それだけのためにインボイス登録をすることは、逆に手間がかかってしまいます。

ですので、インボイス登録をしても使い道はありませんし、
万が一あったとしても、あなたにデメリットはまずなく、
登録することにより手間の増加を招き、逆にデメリットとなるため
ファンティアでのクリエイター活動のためにインボイス登録をする必要は
ありません。

まとめ

ファンティアでの活動のために、
インボイス登録をする必要はなく、
何もする必要はありません。

そのまま今まで通り利用することが
できますので、安心してください。

なお、特殊な事例(例えば自分が課税事業者で、
ファンティアに支払う手数料分の控除を受けたい、など)に
関しては公式の案内に記載されているので、
そちらを確認してみてください。

少なくとも、自分自身がそういう特別な立場でない場合、
インボイス登録をファンティアでの活動のために行う必要はありません。

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