ゲームはサブスク主体になる可能性はあるの?その答えは?

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最近では、ゲームにも
サブスク系のサービスが登場しています。

毎月(あるいは年額まとめて支払う場合も)、料金を支払うことで、
追加料金なしで色々なゲームを楽しむことができる、
というものですね。

動画配信のサブスク(HuluやU-NEXTなどなど)のゲーム版のような
感じのサービスです。

現在だと「Xbox Game Pass」や「プレイステーションPlus」の上位プランなどが
そういったものに該当しています。

が、中にはサブスクに抵抗のある人もいると思いますし、
”今後、ゲームは全部そうなっていくの?”と不安を感じる人も
いると思います。

では、ゲームがサブスク主体になることはあるのかどうか、
この点を見ていきましょう。

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拡大はする。ただし全部がサブスクになることはない

結論を言うのであれば、ゲームのサブスクは
これからも拡大はしていくと思います。

特に、XBOXに関しては
かなり「Xbox Game Pass」を全面的に押し出している感じで、
サブスクを利用している人にとっては嬉しい反面、
発表会などでもXbox Game Passの話題が多くなっていて
サブスクはちょっと…という人にとっては、今後が不安に
感じることもあるぐらいには、力を入れている印象です。

XBOXやプレイステーション系のハードを中心に
今後もサブスク系のサービスが拡大していくことは
ほぼ確実と言えます。

ただし、ゲームが全部サブスクになる可能性は
”まずあり得ない”ので、サブスクに抵抗がある人は
この点は安心してください。

今後も、今のような買い切りのゲームがなくなることは
下記のような理由からも”ない”と断言できます。

サブスクには抵抗のある人もいる

サブスク系のサービスには抵抗のある人もおり、
”それだけ”にしてしまうと、ハードの売上にも
大きな影響を及ぼすことになります。

今のXBOXもそうですが、
サブスクだけではなく、ちゃんとゲームの販売もしており、
どちらか選べるような状態、というのが今後も当面続くと
考えられます。

サブスクは確かに魅力的なサービスではありますが、
・自分の手元に置いておくことはできない
・配信終了など、時間を気にして遊ぶことになる
・自分の好きなタイトルが登場するとは限らない
・毎月料金が発生するのが嫌な人もいる
と、人を選ぶサービスではあります。

サブスクに追加されたゲームは永遠に遊べるわけではなく、
場合によっては遊び始めたあとに、近日配信終了、なんてこともあるわけなので
ゆっくり遊びたい人には不向きですし、
当然、自分のものにはできないので、パッケージ版などを好むユーザーからすれば
論外な選択肢であるのも事実です。

一方で、そういった部分を気にしないのであれば
お得にゲームを遊べるのも事実であり、
良くも悪くも”人を選ぶ”サービスであるのは事実です。

そのため、サブスク専門にしてしまうと
”人を選ぶゲーム機”になってしまうため、
サブスクだけにする、というのはその点を考えても
難しいことです。

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任天堂ハードは特にサブスク主体になる可能性は低い

ゲーム全体がサブスク主体になる可能性が低い理由の一つが
”任天堂ハード”の存在です。

現在のゲーム業界は
任天堂、SONY、マイクロソフトの3社がゲーム機を展開している状態ですが
そのうちのSONYとマイクロソフトは現在はコア層寄りの展開になっていて、
任天堂が唯一、ライト層にも幅広くアピールするゲーム機を展開
している状態です。

任天堂ハードは以前から、子供や家族層、普段あまりゲームをプレイしない層にも
強く、これからもその傾向は続いていくでしょう。

しかし、子供がサブスクに契約するのは難しいでしょうし、
ファミリー層のユーザーもどちらかと言えば、子供に”物体でプレゼント”したり
することもありますし、あまりゲームをプレイしない層は
サブスクに加入するよりも、自分の目当てのゲームを買ってしまった方が
安く済む場合もあります。

そういった点から考えると、任天堂ハードは、
他の2社のハードに比べるとサブスク系のサービスとの相性は
あまり良くなく、今後、展開していくことはあっても、
現在の買い切り中心のシステムをやめることはないでしょう。

当然、子供が買うことや、ファミリー層のプレゼント需要なども踏まえれば
パッケージ版の発売も当然続けていくことになると考えられます。

そのため、万が一XBOXやプレイステーションが
サブスクを中心にするようなことがあっても、
(※私はこの2機種もサブスクが拡大してもソフトは出るとは思いますが)
任天堂ハードは、ほぼ確実にサブスク路線に傾くことは
ユーザー層を考えても”まずない”と、断言できるかと思います。

そのため、ゲーム全体がサブスク中心になってしまう、
ということはこの先も基本的にはないはずです。

映画などの例を見ても分かる

動画などでは、ゲームよりも早く
色々なサブスクのサービスが広がっていますが、
それでも、映画やアニメ、ドラマなどは
現在でもブルーレイやDVDなどは発売されていますし、
サブスクが拡大しても、”サブスクだけ”という状況には
なっていません。

もちろん、サブスクが拡大すれば、
ブルーレイやDVD自体の売上には影響は出るとは思いますが、
それでも、一定の需要は残っており、
あれだけ動画配信のサブスクが広がっても
未だにブルーレイやDVDは多く発売されています。

ゲームでは、動画ほどサブスクのサービスを拡大
しないと思いますし、仮に動画レベルにサブスクが
拡大したとしても、
今でもブルーレイやDVDが発売されているのと同じように
ゲームもちゃんと買い切りで発売され続けると
考えられます。

特に、上でも書いたように任天堂ハードには、
サブスクがこの先拡大したとしても
他のハード以上にサブスク以外の需要は高いと
考えられますので、
ゲームがサブスクのみになることは
ほぼ確実に”ない”と断言できるかと思います。

この先はどうなっていく?

以上のような理由から、
ゲームが”サブスクのみ”になることはないと考えられます。

XBOXのゲームパスを中心に、ある程度
そういったサービスは今後も拡大していくとは思いますが
だからと言って、全部サブスクになるようなことはまずないでしょうし、
特に任天堂ハードに関してはライト層向けの展開も非常に重要に
なってくると思いますので、
間違ってもサブスク一辺倒になることはないでしょう。

現状では、XBOXが一番サブスクに力を入れている状態で、
そういったものが好きな人にとってはとても魅力的なハードであると同時に
サブスクはちょっと…と、いう人には不安要素が残るハード…という状態です。
今後、もしもサブスク中心のハードが作られるとすれば
このXBOXでしょう。

プレイステーションに関しても、最近ではコア路線に傾きつつあり、
サブスクにもある程度の力を入れていますが
現状ではゲームパスほどの注目は集めておらず、
今後も、”XBOXほどサブスクに傾くことはない”と思われます。

ただ、XBOXの次にサブスクに傾きそうなのはプレイステーション系なので、
遠い未来には、今よりもサブスクへの力の入れ方が変わっている可能性があります。

とは言え、それでもサブスクのみになる可能性は
マイクロソフトもSONYも低いですし、
任天堂は、ほぼ確実にそうはならないでしょうから
ゲームがサブスクのみになることは、まずありえないことです。

まとめ

ゲームのサブスクは
今後も拡大はしていくと思いますが
サブスクだけになってしまうのか?と言われると
答えはNoです。

基本的には、サブスクへの力の入れ具合は
XBOX>プレイステーション>任天堂ハード
と、言う感じではありますが、
いずれにせよ、従来のように買って遊ぶスタイルが
なくなる、という可能性は低いと思います。

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