ゲーム依存症対策に関わる人間が最低限理解すべきこと。

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ゲーム依存症の対策。
これは、必要なことかと思います。

本当にゲーム依存症になってしまっている人が
日常生活に支障をきたすのは事実でしょう。
ゲーム以外の依存もそうですが、
こういったものに関する対策は
何か考えなくてはいけないでしょう。

しかし、ゲーム依存症対策を考える人間
実際に検討する人間が
”無知”であることは許されません。

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最低限理解しておくべきことを知る

過去に、実際に検討された部分などを見ていると
”この人たち、何にも分かってなさそうだけど大丈夫?”と
いうような事例も結構あります。

最低限理解しておくべきことを理解しないまま
ゲーム依存症対策を考えることはできませんし
そういった人が、そのまま対策を考えると
”的外れ”な対策を打ち出したりしてしまいます。

結果的に、依存症には効果がなく、
ただ単に人から趣味を奪ったり、ゲーム関連の事業者を
苦しめたりするだけの結果になってしまうのです。

ゲーム依存対策を行う人間が
最低限理解しておくべきことをまとめました。
以下に記載することすら、理解できないのであれば
対策を検討する資格すらないと思いますので
しっかりと理解をしておきましょう。

ゲーム=悪ではない

これ、勘違いしている人が非常に多いです。
まず、ゲームそのものは悪ではありません。
ゲーム依存症は悪ですが、
ゲームは悪ではない。

遊び方によっては良い部分も
たくさんありますし、
逆に遊び方によっては悪い部分もあります。

ゲーム=悪と勘違いしている人間、
決めつけている人間もいますが、
それは完全に間違っているので
勘違いしないようにして下さい。

これが理解できないのであれば
ゲーム依存症対策に関わる資格はないので
即刻、対策検討の立場から事態したほうがいいです。

偏った考えを持つ人間が考えるゲーム依存症対策は
ゲームそのものを痛めつけるだけのものになってしまい、
依存症対策にはならないものになってしまうでしょう。
それでは、依存症対策として意味がありません。

ゲーム自体に問題はなく、
それを扱う人間のほうに問題がある、
ということは覚えておきましょう。
普通の人は、ゲームをやっても
ちゃんと日常生活を送ることができている、
ということをちゃんと理解すべきです。

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自分の感情とは分けて考える

ゲームが嫌いな人、逆に好きな人、
色々な人がいるかと思いますが、
規制などを検討する立場にあるのであれば
まず、自分の感情とは切り離して
考えるようにして下さい。

「ゲームが嫌いだから」とやたらと
闇雲に規制しようとしている人が
時折見受けられますが、
個人的な感情を持ち込むのであれば
規制などを検討する立場から
今すぐ降りてください。
これは、ゲームだけではなく
他の全てのことに言えることです。

”何かを決める立場の人間”が自分の
私情を挟むようなことがあってはいけません。
自分で自分をコントロールできないのであれば、
物事を決める立場から降りる。それしかありません。

あなたがゲーム嫌いなのは自由です。
ですが、嫌いだから規制だ!では意味がありません。
逆もそうです。
好きだから依存症対策はいらない!では意味がありません。

まず、あなたの感情は対策を検討する際には
全く必要ないものなので、
そのことを基本として、覚えておきましょう。

他の意見を聞く

頭がガッチガチになっていて
自分の意見が絶対に正しい!みたいな人が
いますが、そういう独裁的な考えを持つ人は
物事を決める立場にはふさわしくありません。

周囲の意見にもある程度耳を傾けること、
自分が正しいとは限らないということ、
それをしっかりと理解しておかなくては
いけません。

それができなければ、
ただの頑固者です。

ゲーム=オンラインではない

これもごちゃ混ぜになっている人を
多く見かけますが
ゲーム=オンラインゲーム、ではありません。
これを勘違いしないようにして下さい。

酷い人だと
ゲーム=ネット=スマホみたいに
全部ごちゃごちゃになってるような
発言をしている人もいますが
これは、本当にお話にならないので、
少しは知識を深めるようにして下さい。

このぐらいの基本中の基本のレベルは
1時間もかからずに理解できるはずですから
そこをごちゃまぜにしている=何にも知ろうとしていない、
ということです。

ゲームに限らず”そのものについて何も知らない”のに
依存症対策なんてできるはずもありませんから、
ちゃんと理解してください。

オンラインゲームとは、あくまでも
ネットを通じて遊ぶゲームのことのみであり、
ゲームにはオフラインのものもたくさんあります。
ここは、切り分けて考えるべきです。

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ゲーム=ガチャではない

これも多いのですが、
スマホゲームなどに多いガチャ課金。
これが「ゲームそのもの」だと
勘違いしているような人もいます。

これも、間違いで
ガチャ課金のような課金形式のあるゲームは
「ごく一部」です。
一般的なゲームには
そういった要素は存在しません。

ゲームも、スマホも、課金も、ガチャも
全て別々の要素として
しっかりと考えておく必要があります。
これらをごっちゃにしているようでは
ゲーム依存症対策はできません。

良い部分もちゃんと見つめる

悪い部分だけを見つめて対策は、
間違った対策や、偏った考えのもとに
対策することになってしまいます。
きちんと良い部分のこともしっかりと
知らなくてはいけません。

これは、自分自身がゲームを嫌いであっても
同じことであり、
あなたが嫌いか、好きかは関係のないことです。
私情を挟むようでは、上でも書いた通り
対策などできません。

「悪い部分」「良い部分」その両方を
知る、ということは非常に大事なことですし
闇雲に悪い部分しか見なかったり
逆に良い部分しか見なかったりするようでは
対策を考える立場にはふさわしくないでしょう。

本当に依存症対策なのかを考える

「本当に依存症対策のためなのか?」
これを自問自答してください。
ただ単に自分が嫌いだから、になってしまっている人
ただ単に目の敵にしている人、
ゲーム=悪と決めつけてしまっている人、
頑固になっていたり、古い考えに固執している人…
そういう人を多く見かけます。

結果、依存症対策には何の効果もない
ただ単にゲームを締め付ける行為に走る人もいます。

あなたが対策すべきは何か。
ゲームではなく、ゲーム依存症のほうです。
もっと真剣に考えるべきであり、
的外れなことをしていないかどうか、
ちゃんと考えるべきです

依存症以外の人から奪うのは逆効果

依存症と関係のない人を巻き込むのは逆効果です。
ゲームを遊んでいる人の多くは依存症ではなく、
ストレス発散や娯楽として、有効的にゲームを
活用しています。

そういった人から、”間違った依存症対策”で
ゲームを奪えばどうなるか。
おそらく、歪むでしょう。
ゲームに限らず、好きなものを不当に
縛り付けられたりすれば、人間は
歪むものです。

ゲーム依存症対策と称して、
ただのいじめになっていないかどうか、
そのこともちゃんと考える必要がありますし、
「依存症の対策」なのですから、
ターゲットを間違えないように
注意していく必要があります。

一歩間違えれば、
依存症対策にはならず、ただ娯楽として楽しんでいる人を
苦しめ、ゲームに関係する業者の営業妨害に
なるだけです。

まとめ

本当にゲーム依存症を対策する気があるのか?
ただ単にゲームが嫌いという私怨になっていないかどうか。
何も理解していないのではないか?

この部分は本当に気を付けてください。

今現在のゲーム依存症対策の活動は
全くお話になりません。
嫌い、嫌いに取りつかれている人、
全く何にも分かっていない人。
そういうのばかりです。

最低限、↑のようなことを理解していない人間に
ゲーム依存症対策など、できるはずもないのですし、
もうちょっと真面目に考えなければ
「こんなレベルの人しかいないのか」と、
物事を決める人たち”全体”が、レベルの低い人たちと
誤解されることにもつながるでしょう。

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