悪いことをした時に「被害者面」は逆効果。その理由とするべきこと。

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何か悪いことをしてしまった際や、
不祥事を起こした際に
”被害者面”をしてしまうような人・企業も
世の中には多いのも事実です。

しかしながら、そういったことをしていると
当然、さらに批判を受けることになりますし、
”仮に反省していたとしても”
「この人、反省する気が全くないんだな」と
判断されてしまう可能性もあります。

悪いことをした時に被害者面をしてしまう、
というのは
結果的に”自分自身を追い詰める結果”になってしまいますので、
そのようなことをしないように、注意していきましょう。

対応のポイントを、解説していきます。

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悪いことをしたら「認める」「謝る」「見通しを示す」

まず、悪いことをしてしまった際には、
言い訳をしたり、開き直ったり、被害者面をすることではなく、
「認める」「謝る」「今後の見通しを示す」
これを、素早く行うようにしてください。

下手に言い訳をしたり、
被害者面をしたり、ということは必要ありませんし、
状況を悪化させるだけです。

とにかく”潔く”対応していくことが、
個人でも、企業でも、有名人でも大事なことです。

特に企業や有名人などの場合、それだけ多くの人から
注目される立場になりますから、
対応が遅くなればなるほど、悪い印象を抱かれることになりますし、
”再起不能”になる可能性もあります。

そのようなことになってしまわないためにも、

まずは自分の悪い部分を言い訳せずに”素直に”認めて
その点をしっかりと謝罪すること(言い分がある場合も、それはあと)、
そして、”今後、どのように改善していくのか”
償う必要がある場合”どう償っていくつもりなのか”
”どう責任を取るのか”ということを明確に示すことです。

”ここは違う”などの反論もあるかもしれませんが、
それは後で、
自分が全部悪い場合でなくても、
”少しでも悪い部分がある”のであれば、
その弁明ではなく、最初にすることは「謝罪」になります。

弁明を先に持ってくると
”反省していない”だとか”言い訳をしている”だとか、
そういうイメージばっかり持たれてしまい、
”相手にも原因がある”のが事実だとしても、
あなたが全て悪いというイメージを持たれかねません。

まずは潔く認め、
自分の非を謝罪し、
今後の見通しを示す。

この流れは、きっちりと覚えておき、
しっかりと対応していく必要があります。

悪いものは悪い。その事実は変わらない

何か悪いことをしてしまったあとに
”被害者面”の方ばかりしてしまう人・企業も
稀にいますが、
それは、”間違った対応”です。

もちろん、自分自身も「被害者」の一面もあるような
トラブルだとか、そういったこともあるでしょう。

しかし、あなたにも悪い部分がある以上、

「あなたが悪い」

あるいは

「あなたも相手も悪い」

のどっちかしかありません。

「相手が悪い」という結末はないのです。

つまり、”どっちにせよ、あなたは悪い”のです。

ですので、こういった時に被害者面ばかりしていると
「どの口がそれを言うのか」と、いうことになってしまいます。

自分にも悪い部分があるわけですから、
”まず、自分の悪い部分を認め、謝り、改善策を示す”ということが
先になります。

先に「でも、これは…」等の言い訳や
被害者面のような言動を繰り返していると、
周囲からのイメージは悪化していく一方になります。

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言い分は後から。最初と最後に謝ることは忘れずに

もちろん、自分も悪いが、相手にも悪い部分がある、
というようなケースや、
”これは事実だけど、これは事実じゃない”みたいなことが
あるケースもあると思います。

そういった言い分を、人間はどうしても
謝るよりも先にしたくなってしまうかもしれませんが、
先程から書いている通り、
まずは被害者面をするのではなく、
自分の悪い部分を謝り、始末をつけることが先決です。

一通り、自分の悪い部分について謝ったあとに
”間違っている部分”や”相手にも悪い部分がある”という点などを
淡々と周囲に伝えて下さい。

”先に謝ってから、謝る以外の話題”をするほうが、
”先に謝る以外の話題をする”よりも、遥かに周囲に与える
心証は良いですし、
ちゃんと信じてくれる可能性もあります。

それでも一定数の人には
「言い訳」に思われるかもしれませんし
「被害者面」と言われるかもしれませんが
相手にも悪い部分がある場合や、
事実と異なった話が広がってしまっているような
場合に関しては
”自分の悪い部分を全て認め、謝り、これからを示したあと”で
あれば、そこに言及しても構いません。

ただし、話をする際の最後には今一度
”自分が悪いことはちゃんと理解している”ということを
示すために、謝っておくことが大切です。

謝る⇒訂正や言い分⇒謝る の流れがベストです。

開き直りの被害者面は絶対にアウト

本当は自分が悪い(あるいはほとんど自分が悪い)のに、
嘘をついたり、適当な作り話を作って、
”開き直りの被害者面”をするのは絶対にアウトです。

時折、”自分が悪いことを理解していて被害者面”
するような人もいますし
”そもそも自分が悪いのにそれすら理解できていない”
ような人もいますが、
どちらの場合も、これは大問題であり、
今の時代はそんなこと、許してもらえる世の中ではありません。

特に企業や芸能人など、影響力の高い人間が
そういうことをしてしまうと
”火に油を注ぐ”結果になります。
(もちろん個人でもそうですが、注目を集めやすい分、
よりその悪影響は大きいです)

間違っても、自分が悪いのに”被害者面”をしても
”可哀そう”などと思ってくれる人はほとんどおらず、
さらに叩かれたり、騒ぎが大きくなるだけです。

”適当に誤魔化せる”ような時代では
今はありません。
嘘は過去10年以上の発言も遡られて
簡単に暴かれる時代なので、
そういう時代であるということ、
”自分が悪いのに被害者面をしても、マイナスにしかならないこと”
これを、しっかり理解しておきましょう。

また、”自分が悪いのにそもそもそれに気づいてすらおらず
被害者面をしている”というような人は、
もはや…どうしようもありません。
そこまで感覚がずれていると、もう、悪い言い方をすれば
”手遅れ”です。

最終的には”自分で気づいてもらう”しかありませんが、
気付けない場合は、今後も色々問題を起こすことは
間違いないですね。

言い訳・被害者面は長期的に見てマイナス

自分が悪いことをした時に
言い訳をしたり、被害者面をしたりして
乗り越えようとしても
それは”一時しのぎ”でしかなく、
長期的に見れば、ほとんどの場合
”自分にとってのマイナス”となって跳ね返ってきます。

その場しのぎをしたい、
何とか言い訳したい、と、咄嗟に
被害者面をしてしまう、言い訳をしてしまう人も
いるかもしれませんが
”その後のこと”を考えれば
潔く悪い部分を認めて、謝る方が
後々のあなたのためにもなるのです。

言い訳をしたり、被害者面をすれば、
あなたの”悪いこと”で被害を受けたり、傷ついた人から
恨まれるのもそうですし、
後から嘘がバレれば、猛烈な勢いで叩かれたり、
悪評が立ったりする可能性もあります。

そのような”リスクの高い行為”であることを忘れずに、
自分が悪いのに被害者面をする、というようなことが
ないように気をつけましょう。

まとめ

自分が悪いのに被害者面、は
絶対にしてはいけないことです。

よく、企業や有名人などでもそういう人を見かけますし、
個人でもそういう人は見かけます。

自分が悪さをした場合
何があろうとも「あなたが悪い」という事実は変わりません。

”被害者面”にはならないようにし、
自分がそもそも一番悪い、その第1歩の原因を作った、
ということは忘れてはいけません。

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