「うちの子はそんなことはしない」という考えはダメ。視野を広く持つべき!

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時折、自分の子供のことを信じ切ってしまっているのか
「うちの子はそんなことはしない」と、
言うような考え・発言をする親もいます。

ですが、これは「視野の狭い親」の考え方であり
「子供の本質」というものを理解できていません。

例えば、学校からいじめなどを指摘された際に
「うちの子はそんなことはしません。とってもいい子なんです」
なんて言っているようでは、お話になりません。

”子供は嘘をつく生き物”です。

自分の子供を信じたい気持ちや、
一番に考えたい気持ちはわかります。

ですが、もしも”自分の子供が裏で何かをしているかもしれない”
という可能性が0.1%でもあるのであれば、
まずは冷静に両方の可能性を考えること、それが親のすべき行為です。

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子供は「嘘」をつく生き物だと理解する

まず、子供は「嘘」をつく生き物です。
子供だけに限らず、人間自体がそういう生き物である、
ということは理解しておきましょう。

子供の中には「大人顔負け」の悪さをするような子も
本当にいますし、
私は接客業をする中で、そういう子供を大勢見てきました。

中には、子供が万引きの常習者なのに
「この子はイイ子だから」と、現実逃避している親までいました。

それではダメなのです。
自分の子がかわいい気持ちはわかります。

ですが、そのようなことをしていれば、子供のためにもなりませんし
将来、ロクな大人にならないでしょう。

それをしっかりと理解し、
「自分の子供のことしか見えない親」に
なってしまってはいけません。

子供は、嘘をつくこともあります。
「親の前でだけいい子」にしてる子も
たくさんいるのです。

「うちの子に限って」はありえない

「うちの子」は、あなたにとっては特別な存在かもしれません。

ですが、”一人の人間”であることには変わりなく、
「うちの子」であっても「良いことをする」可能性もあれば
「悪いことをする」可能性もありますし、
「嘘をつく」可能性も「嘘をつかない」可能性もあります。

自分の子供だけが「特別な存在」ではなく
人間である以上、どちらに転ぶ可能性もあるのです。

よって「うちの子はそんなことしない」などということは
あり得ず、「何をする可能性だってある」ということは
イヤでも理解しておかなくてはいけません。

「絶対に悪いことをしない」人間なんていません。
人間である以上、いつ悪いことをするか分からないのです。

もしも、それでも「うちの子は絶対にしない」というのであれば
かなり考え方が歪んでいるので、冷静に、落ち着いて
考え直した方が良いです。
自分の子が可愛いあまり、他のものが何も見えなくなっています。

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トラブルが起きた場合は両方の可能性を冷静に考える

例えば、自分の子供が何か悪さをした、と
学校から指摘されたり、
いじめ被害者側から指摘された場合、
頭ごなしに「うちの子はそんなことしない!」だとか
「うちの子はとても良い子だから!」とか、否定するのではなく、
まず「両方の可能性」をしっかり考えてみてください。

もちろん「うちの子」はそんなことをしていない可能性も
ありますが、実際にいじめをしている可能性もあるのです。

それを”絶対にしていない”と決めつけてしまうことは
子供本人のためにもなりません。
もしも、本当にいじめなどをしていた場合
”いじめても親は怒らない、守ってくれるんだ”という
歪んだ考えの子供に成長してしまいます。

もちろん、いきなり子供を疑うような発言を繰り返すのも問題ですが
「どっちの可能性も考えつつ」対応していくことが大切です。

「親の前だけでは良い子」な子なんてたくさんいますし、
学校の先生や友達から「いい子」と言われているような子でも
裏で一部の子に対するいじめをしていたり、
悪さをしているようなことは、本当にあるのです。

現実逃避をするのではなく、
子供のためにも「両面」から考えるようにし、
学校や他の保護者、子供の友達などから悪さを指摘された場合に
”それは絶対にない”と決めつけて逆ギレしたりしないようにしてください。

そういう考え方は
”モンスターペアレント”への第1歩です。

自分の子供を大切にする気持ちはわかります。
が、大切にするからこそ、両面から子供のことを
見てあげないといけないのです。

もしも悪いことをしているなら、ちゃんと叱る

もしも実際に自分の子供が悪いことをしていることが
分かった場合は、ちゃんと叱ることです。

間違っても、自分の子供を庇ったり、
「何か理由があったんだ」と決めつけたり、
相手に逆ギレしたりするようなことが
あってはいけません。

もちろん、何か理由がある可能性はありますから、
一方的にしかりつけるのではなく、
「なぜ、そういうことをしてしまったのか」を
確認した上で、悪い部分は悪い、と叱ることが必要です。
(理由を聞いた際にも嘘をつく可能性はあるので、
このあたりは「うちの子フィルター」をかけず
客観的に判断してください)

叱るべき場所は叱らないと、
子供も”ここが悪かったんだ”ということを
理解できないまま成長していってしまいます。

いきなり責めすぎるのは逆効果

「自分の子供だから」と、悪いことをするはずがない!は
ダメと書きましたが
逆に、子供の言い分も聞かずに、いきなり怒鳴りつけたり、というのも
逆効果です。

これをしてしまうと、別の方向に子供が歪んでしまいます。

あくまでも「うちの子は絶対に悪いことをしていない」という
考えはやめましょう、ということであって、
逆に「うちの子が絶対に悪いんだ」という極端な反応に
なってしまってはいけません。

なかなか難しいことだとは思いますが
「どちらかに極端に偏ってしまってはいけない」と、
いうことです。
この点は注意するようにしましょう。

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「普段はとても良い子」=「悪いことをしない」ではない

よく勘違いしている親がいますが
「うちの子はとても良い子だから、そんなことするはずはない」
「うちの子は良い子だから、いじめなんてするはずがない
相手に何か原因がある」みたいなことは、
”間違った考え方”です。
くれぐれも注意するようにしてください。

と、いうのも、子供は親が思っている以上に賢く、悪知恵のあるものです。

「親」「先生」など、大人の前だけでは良い顔をしているような子も
本当にたくさんいるのです。

親や先生にバレないように、いじめをしていたり、
悪さをしている可能性もあります。

周囲の友達とも仲良くしているから、もアテにはなりません。
一緒になっていじめをしていれば
”周囲の友達”は、子供のことを「よく言う」ものです。

自分に置き換えて考えてみてください。

もしも自分が子供で、悪さをするとして、
親や先生の前で堂々と悪さをしますか?
大抵の人はしないと思います。

挨拶もできるから~
普段は良い子だから~
友達が多いから~
兄弟間で優しいから~

そんなことは、何の参考にもなりません。

それだけで「うちの子は絶対に悪いことをしない」と
言っているのであれば、
人間という生き物の本質を見誤っていますし、
自分の子供が可愛いからと、
周りが見えなくなってしまっている状態です。

親としても、子としても
”非常に危険な状態”なので、自覚をしましょう。

まとめ

「うちの子に限って」…
そういう考え方は、
親をダメにし、子供をダメにします。

自分の子供が可愛いという気持ちもわかりますし、
「もしかしたら悪さをしているかもしれない」と
なってしまった時にそれを認めたくない!という気持ちもわかります。

しかし、それではダメなのです。

「もしかしたら」も考えて
両方の可能性を視野に入れた上で行動する。

これが、親がするべき行為です。

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