自転車に乗っている際にヘルメットなしを指摘されたらどうすれば?

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自転車のヘルメット着用が
2023年4月より”努力義務”化されます。

これ自体は、強制なわけではありませんし、
確かにヘルメットを着用していれば
万が一の際に事故から身を守ってくれることにも
繋がりますから、メッセージとしては
良いモノであると思います。

ただ、問題なのが
何事にも出て来る可能性がある
”勘違いした人”が無関係の人に文句を言ったりすることが
もしかしたら、起きることもあるかもしれない…
と、いうことですね。

もしも、ヘルメットなしで自転車に乗っていた際に
声を掛けられたりした場合、どう対応すれば良いのか、
解説していきましょう。

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「努力義務」=「強制ではない」

まず、努力義務、と言う言葉を勘違いしてしまう人が
そこそこいますが、
努力義務とは強制ではなく、
”〇〇するよう努めなくてはならない”という曖昧な内容のものに
なっています。

法律上の文章を読むと”つまり、何が言いたいの?”と
思ってしまう人もいると思いますが、単純に分かりやすくいえば
”違反ではありませんが、できればそうして下さいね”という
意味合いのものになります。

ですので、自転車のヘルメット着用努力義務化の場合は
”ヘルメットを被らず走行しても違反ではありませんが、
 できればヘルメットを被って下さいね”という意味合いになります。

つまりは、ヘルメットを被っていなかったとしても、
それは違反ではなく、罰則もなければ悪いことをしている、
ということでもない、ということになりますので、
まず、良いか悪いかはともかく
”それが努力義務というものだ”ということは覚えておきましょう。

無関係の他人に指摘するのは間違った行為

上記のようなことから、
街中で”ヘルメットなしで自転車に乗っている”人を
見かけたとしても、”それを注意したりする”のは
間違った行為であり、トラブル防止のためにも
してはいけないことです。

ですので、もしも街中であなたが
ヘルメットなしで自転車に乗っていたとして、
何か注意されたとしても、
その行為自体で間違っているのは”注意した相手”の方です。

あなたが違法な行為をしているのに対して注意するならともかく
自転車のヘルメットは努力義務(実質上の任意のようなもの)な
わけですから、少なくとも一般の人が、見ず知らずの他人に
注意するようなことは、間違っているわけです。

ですので、もし声を掛けられたりした場合も
毅然とした対応をしていただいて問題はありません。

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感情的になって口論してはいけない

毅然とした対応、と言っても、
”注意して来る人”は、努力義務=絶対、と勘違いしていたり、
変な正義感に駆られていたりと、
話が通じない人がほとんどだと思いますので、
間違っても感情的になって言い返したり、
こちらから反撃したり、そういうことはしないようにしてください。

当然のことながら悪いことをしているわけではないので
謝る必要もありませんが、
こちらが感情的になる必要もないので、
冷静に対応してください。

相手にせず立ち去る

自転車のヘルメットについて何か指摘された場合
「それは努力義務ですから」などと、余計なことは言わずに
そのまますぐにその場を立ち去ることをおすすめします。

適当に会釈などだけして、極力会話せずに立ち去るか、
無視をして立ち去るか、それがベストでしょう。

こういった”見ず知らずの人に対して
違法な行為以外のことを注意する人”は、
あまり話が通じないことが多いので
”関わらないようにする”というのがベストです。

相手が見ず知らずの他人だった場合は、
相手にせず、速やかにその場を立ち去るのが最も安全です。

万が一、身の危険を感じたら…?

相手が万が一、勝手に自転車に手を触れて来たり、
暴言や暴力などが見られる場合は、
ただちにその場から逃げることを心がけて下さい。

ただ、逃げる際に慌てて自転車を漕いだりすると
本当に事故に遭ってしまいますので、
そういったことは控えて、冷静にその場から逃げる、
ということが大事です。

また、身の危険を感じるような場合で、
暴言や暴力などがある場合は、警察に通報するなどの
対応が必要になる場合もあります。

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呼び止めた人によっては例外も

↑の対応はあくまでも”見ず知らずの他人”の場合のみです。

あなたの知り合いに指摘されたりした場合は、
事情を説明して、理解するようにしてもらいましょう。
(特に理由がないなら、それでもいいので
 ちゃんと話し合いをしましょう)

また、呼び止めたのがパトロール中の警察官だったりする場合は
ヘルメットの話ではなく、他の話の可能性が高い
(例えば無作為に行っている職務質問など)ので、
それはスルーせずにちゃんと協力して、話を聞くようにしましょう。

こういったところで、非協力的な態度を取ると、
あなたのためにもなりませんからね。

まとめ

ヘルメットをつけた方が良いかどうかはさておき、
法律的には「努力義務」となっているので、
最終的には個人の判断に委ねられる、ということです。

ヘルメットをしていないからと言って
違法だったり、怒られたりということではないので
それを”勘違いして”注意してくるような
見ず知らずの人は、できる限り相手にしないようにしましょう。

多くの人はそんなことはしないとは思いますが
街中には変わった考え方の人や
おかしな人もたくさん歩いているので、
残念ながらそういう人に遭遇してしまった場合は
あまり関わらないようにして、対応しましょう。

ヘルメット自体は自分自身で安全性や、手間などを
総合的に判断し、どうするか
考えて行けば、良いかと思います。

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