エアコンのドレンホースの詰まりによる水漏れの対処法を解説!

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エアコンの水漏れの原因として
一番多いのが
「ドレンホースの詰まり」です。

ドレンホースとは、エアコン内部の、結露などにより
生じた水分を、外部に排出する役割を担うものに
なっていますが、
このドレンホース内に汚れが付着したり、虫などが
入り込んだりすることにより、
水の放出が上手くいかなくなり、結果的に
室内で水漏れが発生してしまう…と、いうことになります。

ですが、このドレンホースの詰まりは
修理業者に依頼せずとも、個人で簡単に対処することができます。

難しい知識もいらないので、
手が不器用だったりする人でも、特に難しいことはありません。

エアコンの水漏れが生じた場合は、
まず、ドレンホースの詰まりを疑ってみることをおすすめします。

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対処方法は3つ!

ドレンホースの詰まりの対処方法は、3つです。

・掃除機などで汚れを吸い出す
・ドレンホースつまり解消用ポンプなどを利用して、汚れを吸い出す
・修理業者に依頼する

この3つですね。
業者は、単純にエアコンの水漏れなどを修理している業者に
お願いする、ということになりますが
この場合は、費用が5000円から1万円程度かかってしまいます。
一番確実ではありますが、費用と時間(実際に来てくれるまでの時間)が
掛かってしまうのが難点です。

自分で対処することも簡単なので、
どっちがいいか、良く考えた上で対応しましょう。

最初に確認するべきこと

ドレンホースの詰まりの前に、最初に確認するべきこととして

・ドレンホースの出口付近が、何かで塞がっていないかどうか
・ドレンホースの出口が、折れ曲がって上を向いたりしていないかどうか

を先に確認してみて下さい。
これらに当てはまる場合、それが原因で、それを直すだけで
水漏れが止まる可能性があります。


※ドレンホースは室外機周辺にあるホースです。 
 写真の室外機の場合は、室外機右側にある、
 斜め向きのホースです。
 (位置や形状はご家庭によって異なります)

また、ドレンホースの出入り口付近に汚れが付着している場合、
これを掃除するだけでも解消される場合がありますので、
まずは、それを試してみましょう。

いずれも当てはまらない、
試しても解消しない場合は、掃除機かポンプで対処します。

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掃除機で対処する場合

掃除機で対処する場合は、
ドレンホースに生ごみのフィルターなど
網目状のものを、ドレンホースの先端部分に
輪ゴムなどで止めて取り付けます。

その後に、ドレンホースの出口を上向きにした状態で、
掃除機で吸い出す、という形になります。

どうして直接吸わないのか?という点に関してですが、
ドレンホースが詰まっていた場合、
吸い出すと、大量の水や、汚水、場合によっては虫の残骸などが
出て来る場合があり、何もせずに、掃除機で吸い込むと
掃除機が故障する可能性があるためです。

ホースを上向きにして吸い出すのも、その対策で、
下向きにしたまま、吸い出すことで、一気に水などを
吸い込み、故障する可能性があるので注意してください。

掃除機で吸い込んだあとは、
ドレンホースの詰まりが原因であれば、
水漏れは解消されていきます。
(掃除機で吸っても続く場合は別の可能性の原因あり)

なお、掃除機の機種などによっては故障のリスクも
あります。
不安な場合は専用のポンプを使ってください
(安いものであれば1000円ちょっとで買えます)

専用の詰まり取り(サクションポンプ)を使う

ドレンホースのつまりを解消するための
「サクションポンプ」と呼ばれる商品が売られています。
(値段の相場は大体1000円から2000円ぐらい)
これを購入することで、より簡単につまりを取ることができます。


イチネンTASCO ドレンホースクリーナーサクションポンプ

※こんな感じのものです。
私は、これを使いました。
(壁際などについていて、地面との隙間が少ないタイプだと、普通のサクションポンプだと
ドレンホースへの挿入が難しい場合があります。
そんな場合に、エルボノズル(先端がカーブしてるノズル)つきだと助かります)
環境に応じて選んでください。

利用方法としては、ポンプをドレンホースの先端に挿入し、
ポンプを出来るだけ素早く「引く」だけです。
これを何度か繰り返すことで、つまりが解消され、
ドレンホースの外に汚れや水などが放出されます。

ただ、注意点として「引く」⇒「押す」⇒「引く」⇒「押す」と
繰り返して使うのですが、
「押す」際には、ドレンホースの先端からポンプを抜いて、「押す」
ようにして下さい。

ドレンホースに挿入したままポンプを押すと、
ドレンホース内で水などが逆流して、
室内のエアコンから水が噴き出す可能性があります。

そうなってしまうと、大変ですよね。

そのため、
①ドレンホース挿入前に押しておく
②ドレンホースにポンプを挿入して「引く」(出来るだけ素早く)
③ドレンホースからポンプを抜いて「押す」
④再びドレンホースに挿入して「引く」

この手順を繰り返すようにして下さい。
何度か繰り返すことで、ドレンホースのつまりが解消されます。

不安な場合、室内のエアコンから万が一水が漏れても
大丈夫なように、ビニールなどをかぶせておくことを
おすすめします。

⇒サクションポンプの使い方はサクションポンプの利用方法の記事に
 より詳しくまとめてありますので、この方法で対処予定の場合は参考にしてみて下さい。

解消されない場合

1回では解消されない場合もありますので、
何度か試してみてください。
何度か繰り返しても解消されない場合に関しては
ドレンホースの詰まりではなく、別の部分が
原因となっている可能性がありますので、
別の部分についても、チェックしてみてください。

まとめ

エアコンの水漏れの原因の多くは
ドレンホースのつまりと言われています。
実際に、ドレンホースのつまり対策を行うだけで
嘘のように水漏れが解消されるケースも多いので、
諦めずに、試してみることも大切です。

ただし、逆に「必ずしもドレンホースのつまりが原因」とも
限らないのは事実なので、
解消されない場合もあるにはあります。
その場合は別の原因の可能性が高いので、
ドレンホース以外の部分もチェックしてみてください。

※ドレンホースの詰まり以外の部分の原因・対処法は
エアコン水漏れの原因・対処法の記事を
参考にしてみて下さい!

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