エアコンの水漏れの原因と対処法は?修理が必要かどうか詳しく解説!

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夏場には特に欠かせない家電となる
「エアコン」

そんなエアコンの室内機の方から
「水漏れ」してしまう…
なんてこともあります。

エアコンから急に水が垂れてきたり
してしまうと、家の中が濡れてしまうことになりますし、
とても焦りますよね。

では、エアコンから水が漏れて来る場合は
どのような原因が考えられるのでしょうか。

水が出て来た!となると「故障」の2文字が
どうしても頭に浮かんできてしまうと思いますし
「修理しなくちゃ」と思うかもしれませんが、
実は、案外簡単な理由で、簡単に直る場合もあるのです。

実際の体験も交えながら、解説していきます。

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エアコンの水漏れが起きたらどうすれば?

エアコンの水漏れが起きた場合は
まず「原因」を考えて、考えられる原因ごとに
「対処」していくことが必要になります。

原因を100パーセント、一般家庭で突き止めることは
難しいですが「ある程度」であれば予測することができますし、
エアコンの水漏れの原因次第では、
修理業者を依頼せずとも、直すことが出来てしまうことも多いのです。
(もちろん、業者を呼ばないと直せないような原因である場合もあります)

慌てず、冷静に、対応していきましょう。

エアコン自体は使っても大丈夫なの?直すまでの注意点は?

水が滝のように溢れ出している(通常、そこまで漏れることはないですが)
などの特殊な場合を除いて、水漏れしていても、
エアコンを使うこと自体には、問題はありません。
元々、エアコンは内部で水自体は発生しており、
水漏れはそれが、何らかの原因により、外ではなく、
室内に出てきてしまっている状態です。

そのため、エアコン自体が内部で濡れることは、
基本的には問題はありませんので、
少し水漏れをしたから切らないといけない、ということではありません。

ただし、そのまま放置しておけば
水漏れが悪化していく可能性は十分にありますので
対処する必要はあります。

また、漏れて来る水をそのままにしていると
当然、家の中が濡れてしまいますし、
エアコンの下に家電製品などがある場合、
故障などを招く可能性もあるので、
漏れて来る水自体は、水が垂れて来る位置にバケツを
置くなどして、対応する必要があります。

水漏れの度合いがあまりにも酷い場合、
他にも異常がある場合、
漏れて来る水の対処が難しい場合などに関しては
エアコンを切っておいたほうが良いですが、
そうでなければ、応急処置をした上で使うことは可能です。

では、ここから先では原因についてみていきましょう。

「どの原因なのか」は、その時によって違いますから
思い当たるもの・対処できるものから順番に
対応していきましょう。

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ドレンホースの出口が塞がっている

ドレンホースとは、
室外機の側にあるホースのことです。
エアコンは通常、このホースから
エアコン内に発生した結露などによる水滴を
外に排出することで、室内には水が垂れない仕組みになっています。
(エアコンを使っていると、室外機の側が濡れているのはこのためです)


※写真の室外機下の排水溝に向かって伸びてるやつがドレンホースです。
(位置・形状などは、各ご家庭によって異なります)

そのため、このドレンホースの状態に問題がある場合は、
水を外に出すことが出来ず、結果的に室内に水が垂れてしまう、
ということになります。

まず、ドレンホースの
・出入り口をふさいでいないかどうか
・ホースが曲がって出口が上を向いたりしていないかどうか
これを、確認してみて下さい。

例えば、ドレンホースの口の部分が水たまりに浸かっていたり、
ゴミで出口が塞がれたりしていれば、水の排出が間に合わなくなり
室内で水漏れが発生しますし、
ドレンホースが曲がって、出口が上を向いていたりすれば、
当然、水が外に出ていきにくくなります。

ドレンホースを確認して、このような状態に当てはまる場合は、
ゴミをどかす、出口の向きを変える、などの
対応をしていきましょう。

ドレンホースの詰まりが原因

ドレンホースの内部にゴミが詰まっていたり、
侵入した虫が詰まっていたりすることにより、
水が正常に排出されず、室内で水漏れが発生するケースもあります。

先程書いた「ドレンホースの出口付近」に問題がない場合、
この可能性が非常に高く、
エアコンの水漏れの原因の多くは、この「ドレンホースの詰まり」が
原因と言われています。

この場合の対処方法としては、

・掃除機などで吸いだす
・専用のドレンホースつまり取り用のポンプを使う

2通りがあります。

個人でも簡単に出来る作業なので、
修理を依頼せずとも対応することができますので、
ドレンホースなんて掃除したことないや!という場合は
試してみる価値があります。
私のエアコンの水漏れも、これで直りました。

結構水漏れしてるな…という場合でも
単純に「外に水を排出するホース=ドレンホース の詰まりが原因」な
だけのことが多いので、確認してみることをおすすめします。

なお、ドレンホースの出入り口付近が汚れている場合は
割りばしなどで入り口付近を掃除するだけで
解消されることもあります。

⇒ドレンホースのつまりによる水漏れについては
ドレンホースの詰まりによる水漏れ対処法で詳しく解説していますので
そちらをご覧ください!

フィルターの汚れが原因のケース

ドレンホース以外の水漏れの原因として
多いのが「フィルターの汚れ」ですね。

エアコン内のフィルターが汚れている場合、
結露などが発生しやすくなり、外への排水が
追いつかなくなり、結果的に水漏れしてしまう、
というものです。

この場合は、フィルターを掃除することにより解消されます。

フィルターのお手入れの方法は、
それぞれのエアコンの説明書に記載されているので、
指示通りに掃除してみて下さい。

この場合も、個人で対処することが可能です

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風向きや設定温度が原因の場合

エアコンの羽の向きや、設定温度などが原因で
一時的に水漏れする場合もあります。
水滴が風に乗って飛んでくるような場合だと
この原因も可能性としては十分に考えられます。

設定温度を若干上げてみたり
(今まで大丈夫だったのに、という場合は
一般的な設定温度の場合はこの可能性は低いです)、
風向きを変えてみたりすることで、
解消されないかどうか、試してみてください

個人で対処が難しいケース

ここまで紹介した原因であれば、
基本的に個人で対処することも可能なのですが
それ以外の原因の場合だと個人で対処するのは
難しく、業者に修理を依頼する必要が出てきます。

・アルミフィンの汚れ
エアコン内部の熱交換器(アルミフィン)が
汚れてしまうことにより、水漏れが発生する場合もあります。
これは、個人で掃除・交換をするのは困難になりますので、
修理や交換を業者に依頼するしかありません。
強引に掃除をしようとすると、エアコン自体が故障する可能性があります。

・ドレンホースの故障
最初に「詰まり」などの部分で紹介した「ドレンホース」が
破損していたり、劣化により何らかの不具合が起きている可能性
もあります。
この場合は、個人ではなかなか対応が難しいので、
修理業者を依頼することをおすすめします。

・エアコン自体の不具合、故障
単なる水漏れでエアコン自体が故障していることは
基本的にはそれほど可能性として高くないのですが、
もちろん「0」ではありません。
エアコン自体の何らかの不具合・故障が生じてしまっている場合は
修理、あるいは買い替えという選択肢が
現実的になってしまいます。

業者に水漏れ修理を依頼する場合のポイント
参考にしてみて下さい。

まとめ

基本的にドレンホースの出入り口付近の問題、
ドレンホースの詰まり、
そしてフィルターの汚れなどが
原因になっていることが多いために、
それらをチェックしてみることをおすすめします。

それでも解決が難しい場合に関しては
費用や時間がかかってしまいますし、
気は進まないとは思いますが、
修理や、買い替えを検討する必要も、出てきてしまいます。

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