ドレンホースつまり用ポンプ「サクションポンプ」の使い方を解説!

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エアコンのドレンホースの内部が
詰まってしまったりすることにより、
エアコンが「水漏れ」を起こしてしまうことがあります。

ドレンホースとは、室外機付近に存在するホースのことで、
本来はここから、室外に水を排出することによって
室内には水が出ないようになっているのですが
ドレンホースが詰まり、水の排出が追い付かなくなることにより、
室内にあるエアコン本体から、水が出てしまう…ということが
起きるのです。

そんな、ドレンホースつまりを解消するための方法として
「サクションポンプ」と呼ばれるものを利用し、
自分でつまりを取る方法がありますが、
「やり方がイマイチ分からない!」という人もいると思いますので
こちらでは「サクションポンプ」の利用方法を、
実際に利用した経験を元に、解説していきます。

(⇒ドレンホースつまりによる水漏れの解消法については
ドレンホースの詰まりによる水漏れ対処法の記事の方を参考にしてください)

こちらでは、サクションポンプの使い方
(※エアコンのドレンホースつまり対策に利用する場合)を
解説していきます

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サクションポンプとは?どこで買えるの?

サクションポンプとは、パイプやホースなどの
つまりを解消するための道具で、
本体に付属されているハンドルを引いたり押したりすることで、
ホースやパイプのつまりを解消できる道具です。

ドレンホースつまり ポンプ、などと検索すれば
すぐにたくさんの商品が出てくるはずです。

ホームセンターなどでも販売されていますが、
場合によっては置いてないお店などもあるため、
一番確実なのは、ネットで購入してしまうことですね。


早川工業 エアコン用 ドレンつまり取りポンプ 129429

こんな感じの商品で、安価なものであれば↑のように、1000円以下です。

仕組みも非常に単純ですし、
もしもドレンホースのつまり以外が原因の場合でも、
そんなに高い買い物でもないので、一度試してみることを
おすすめします。
(エアコン水漏れの8割はドレンホースによるものとされています)

購入時前に確認することとして、
・ドレンホースの穴のサイズ(特殊な場合は、サクションポンプが使えない可能性)
・ノズルの種類

を確認しておきましょう。

サクションポンプごとの商品情報を見てもらえれば分かると思いますが
対応しているドレンホースのサイズが記述されています。
基本的には、問題なく使えることがほとんどですが、
万が一、ということもあるので、購入前にドレンホースのサイズを
確認することをおすすめします。

もう1個、「ノズルの種類」というのは、
上の商品の場合は「まっすぐ」のノズルしかついていません。
ご家庭のドレンホースによっては、地面とすれすれの位置に
固定されていたりする場合、
このサクションポンプを、ドレンホースの穴に入れることは
難しくなってしまいます。

ご家庭のドレンホースの状態を見て、
こういうまっすぐなものでは入れられそうにない場合は
「エルボノズル(先端部分だけ90度曲がっているタイプ)」の
ノズルがついている商品があるので、
それを購入するようにしましょう。

そうすれば、地面との隙間があまりないドレンホースに対しても
サクションポンプを使うことができます。

使用する前の準備

商品によって異なりますが、
使用前にノズルを取りつけが必要な場合は
取り付けをしてください。
(最初からついている場合は問題ありません)

商品ごとに説明書きがついていると思うので
一応、それにも目を通しましょう。

そして、ドレンホースのつまり解消作業に
入る前に、

・汚水などが出る可能性があるので手袋を装着する
・万が一に備えて汚れても良い服装に着替える
・エアコンは念のため停止しておく
・エアコンから汚水などが逆流する可能性があるので、
 ビニールをかぶせるなど、備えをしておく

と、いう点に注意しましょう。

エアコンは、直前まで使っていても構いませんが
念のため、作業中は停止することをお勧めします。
(なお、直前まで使っていた状態で、サクションポンプを使うことで
つまりが上手く解消される場合もあるので、
あえて直前までつけておき、サクションポンプを使う直前に消すのも
ありです)

エアコンの室内機にビニール、というのは
サクションポンプの使い方によっては
室内側のエアコンから、水や汚れなどが噴き出る可能性があります。
きちんとサクションポンプを使えば、
大丈夫なのですが(私の場合もエアコンの室内側から何か出ることは
ありませんでしたが)、万が一に備えて、
エアコンの室内機から、水が漏れても問題ないように、
ビニールなどをかぶせておくか、真下に濡れては困るものを
おかないように、備えておきましょう。

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サクションポンプを先端から中に入れて、引く

準備が出来たら、サクションポンプを「押した」状態にし、
ドレンホースの先端部分の穴から、中に入れてください。

ゆるくではなく、奥までしっかりと入れる感じです。
(ゆるくだと空気が漏れて効果が班ん元する)

しっかりと奥まで入れたら、
必要に応じてホースなどを手で押さえながら
サクションポンプを「引いて」ください。

引く際は、なるべく勢いよく引くと、より効果的です。
(ゆっくりではなく、ガッ!と引く感じ)

引き終えたら、注意するべき点

サクションポンプをドレンホースに差し込んだ状態で
「引いた」あとは、そのまま「押す」と、
ドレンホースから、汚れや水が逆流して、
室内のエアコンから汚水などが吹き出す可能性があります。

これが、先ほど書いた「エアコンの室内機にビニールなどを
かぶせておく」理由です。

そのため、一番確実なのは、

サクションポンプを
押した状態でドレンホースに入れる⇒
ドレンホースに入れたら勢いよく引く⇒
一度ドレンホースからサクションポンプを抜いて、押す⇒
再びドレンホースにサクションポンプを入れて引く

これを繰り返すことです。

「押す」際だけ、ドレンホースからサクションポンプを
抜く、ということですね。

ドレンホースにさしたままサクションポンプを
「ゆっくりと押す」ことでも、逆流は防げるようですが
(※勢いよく押すのは絶対にダメです)
念のため、さらに確実性を求めるなら
「押す」際には、ドレンホースからサクションポンプを
「抜く」ようにしましょう。

1度で諦めずに根気よく

サクションポンプは一度では効果を出さない場合があります。
最初にやるときには、少なくとも数十回、
「引く」ことを繰り返した方が良いでしょう。

ただ、それでも水漏れが解消されない場合があるので、
何日もかけて、サクションポンプでドレンホースの汚れを吸って、
そのあと、エアコンをかけてみて水漏れしていないかどうか確認、
漏れていたら再び(翌日でも良いので)
サクションポンプでドレンホースの汚れを吸い取る、という
”根気よく作業を行う”ということも大事になります。

1回、1日だけで諦めないようにしましょう。

私の場合も使用開始2日目で水漏れの大多数が止まり、
その後も、根気よく続けることで(1週間ぐらいだったはず)、
残りの水漏れも解消されました。

勿論、何週間続けても解消されない場合は
別の原因も考えられますが”すぐに”諦めてしまわないように、
注意しましょう!

まとめ

サクションポンプの使い方を解説しました。

サクションポンプにも、色々な商品がありますので
若干異なる部分もあるかもしれませんが、
ドレンホースつまり解消目的で利用する場合は
このような使い方で良いはずです。

”ドレンホースにサクションポンプを入れたまま
勢いよく押す”ということだけは
絶対にしないように、注意しましょう。

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