「独身の方がいい」と言うと勝手に「負け惜しみ」扱いされるのは何故?

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世の中には「自分の意思で独身でいる人」も
当然、たくさん存在しています。

自分は結婚に不向きだと感じて独身のままでいる人、
趣味など、結婚以外のものを優先して自ら独身を選んでいる人、
一人の方が気楽だと独身を選んでいる人、
どっちでもいいけど、努力してまで結婚するつもりはなく、
その結果独身である人…

などなど、”自分の意思で独身を選んだ”人たちのことですね。

もちろん、ただ単に相手に恵まれなかった人や、
性格面などに大きな問題があり結婚できなかった、など
”望まなかったけれど独身”という人もいますが、
世の中には”独身のほうがいい”と考えている人も
実際にいるわけです。

ですが、それを口にするとなぜか「負け惜しみ」扱い
してくる人がいるのも事実で、
”そもそも勝負してないのに、何で負け扱い?”と
首をかしげてしまう人もいるでしょう。

では、何故勝手に負け惜しみ扱いしてくる人が
いるのでしょうか。

その点について、詳しく解説していきましょう。

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全ての人が結婚を望んでいることは「あり得ない」

現実を言えば
”全ての人が結婚したいと思っている”なんて
ことはありません。

全員が同じことを思っているのであれば
それは人間ではなく、ロボットか知性がなく本能の赴くままにしか
行動できない動物です。

ですが人間はロボットではありませんし、
知性がありますので、
全員同じ考えになるわけがないのです。

全員”長生きしたい”と思っているわけでもないですし
全員”お金が欲しい”と思っているわけでもないですし、
全員”漫画を読むのが好き”なわけでもありません。

大小さまざまなことに言えることですが
”全ての人間が同じ考えで一致すること”など、
この世の中には存在しないので、
当然、結婚に関しても
”全ての人が結婚したい”と思うはずなどなく、
結婚に全く興味のない人や、独身の方がいいと考えている人は
存在している、というのが事実です。

そこに勝ち負けなど存在せず、
単純に”映画に興味があるから映画館に行く人”と
”映画に全く興味がないから映画館には行ったことがない人”と
同じような感じで考えれば分かりやすいと思います。

映画館に行ったから勝ち組だ!
なんて誰も思わないと思いますし、
興味が無くて映画館に行かなかった人が
”映画館以外のことで楽しんでいた”としても、
だからと言って「映画館に行きたくても行けなかったんだろ?
負け惜しみだ!」なんて的外れなこと、誰も
言いませんよね?

それと同じことで、
結婚に関しても負け惜しみだ!などと決めつけるのは
おかしなことです。

価値観の違いで「負け惜しみ」だと決めつける人がいる

先程から書いているように、人間である以上、
あらゆる物事において”全ての人が同じ考えとは限らない”のが
この世の中です。

当然、結婚に関してもそうで、
心から結婚するつもりがない人や、
独身の方がいい・楽、と思っている人も世の中にはたくさんいます。

そういった人たちに”負け惜しみ”と言葉をかけてしまう人たちは
一体何なのか。

これは、”価値観の違い”によるものが大きく
”結婚しなくても幸せ”という考え方がその人にとっては
理解することができないから、と、言うのが答えになります。

その本人からすれば”結婚したくない”
”独身のままの方がいい”という考えが理解することが出来ず、
想像することもできない、という状態なわけですね。

極端な言い方をすれば「結婚はするべきもの」だと
思い込んでしまっている、と、そういう状態です。

実際には結婚する・しないは自由ですし、
例えば創作の分野で名前を残したり、
仕事で誰かの助けになったりすれば
子孫は残さなくても人間と言う種に対して役立つことも
十分できますから、”子孫を残さないなんて云々…”だとか
そこに優劣もありません。

そして、人間の考えは人それぞれですから
当然「絶対に結婚したい!」という人もいれば
「独身がいい!絶対に結婚しない!」という人もいるわけです。

これはどちらも負け惜しみでもなんでもなく、
本人の考え方です。

が、中には理解できない人もいて
”結婚したくない人なんているわけがない”と思い込んでしまっていて
そういう人から見れば
”独身の方が幸せ”と言っている人は
(その本人からすれば)「結婚したくない人なんていない」わけですから
「結婚したいのに、独身の方が幸せと言っている」という
偏った解釈になってしまい、
最終的に”負け惜しみ”という勘違いに繋がってしまうわけです。

要は、独身の方がいい!と言った際に
”負け惜しみ”とわざわざ突っかかってくる人は
”自分の意見が正しいと思い込んでいる”人や
”人間である以上、色々な考え方がある”ということを理解できていない人など、
そういった人たちである、ということです。

普通、自分が”結婚は絶対にしたい!”と思っていたり、
”結婚はいいものだ”と思っていたとしても、
”独身の方がいい”と言っている人に対して
”負け惜しみ”なんて思いませんからね。

「ロボットじゃないので、人それぞれ考え方は違う」
ということは、普通、少し考えれば分かることですから…。

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気にする必要はない。騒いでいる人の方が問題あり

独身の方がいい!と言った場合に
”負け惜しみ”と言われても気にする必要はありません。

中には”実は負け惜しみで…”という人もいるとは思いますが
そうではない人は
負け惜しみと決めつけられても、堂々としていれば良いです。

先程書いたように、その相手が
偏った考え方の持ち主で”要改善”なだけであって
(偏見を持つ人は、自分の考えを変える必要はありませんが
 自分は自分、他人は他人であり、
 独身の方がいいと本気で考えている人もいる、という
 想像力を身に着けた方がいいですね)
あなたには悪いところも、気にするべきところも
何もありません。

独身の方がいい、と思っているのであれば
”負け惜しみ”と言われても気にする必要はないので、
そのまま自分の思うがままに生きていきましょう。

結婚しようが、独身だろうが
誰かに迷惑をかけているわけでも
犯罪になるわけでもないですからね。

自分から原因は作らないように注意する

基本的に、独身の方がいい!と言っている人に対して
”負け惜しみ”と言うような人は
言う側の視野が狭い(※自分の考え方とは違う人もいるということを
想像できない点が問題)のが原因で、”負け惜しみ”と言う側が
悪いのですが、
例外として”独身のほうがいい”と言っている側が、
”結婚してるなんておかしい”だとか
”結婚したなんて不幸だね”だとか、
逆に、”結婚したのがおかしい”みたいな決めつけの発言は
しないようにしましょう。

これは、”負け惜しみ”扱いする人とは
逆のことを独身側がしているだけであり、
同類になってしまいます。

先程から書いている通り、
考え方は”人それぞれ”ですから、
”独身がいい”という考え方も当然ありますし、
逆に”結婚して幸せ”という考え方もあるのです。

ですので、独身がいい、と言っている人に対し
負け惜しみ!と言うことも間違いですし、
その逆で結婚して幸せ!と言っている人に対して
結婚なんて…と悪口を言うのも間違いです。

自分からそういうことを仕掛ければ
相手から”負け惜しみ”と反撃される可能性も
当然あるわけですから
”自分から原因を作ったりしないように”という点は
注意しておきたいものですね。

まとめ

「あの映画見に行った?」と聞いて
「いや、あの映画興味ないから見に行く予定はないよ」と言われた時に
「ホントは見たい癖に!負け惜しみ!」と言ったら
相手からすれば「何言ってたんだこいつ?」となりますよね。

結婚もそれと同じことで
「結婚に魅力を感じないから独身の方がいい」と言われた時に
「負け惜しみ!」というのはおかしなことです。

興味のないものには興味がない。
人間である以上、”何に興味がない”か、”何に魅力を感じるか”は
人それぞれです。

独身でいたい!という人に対し、”負け惜しみ”などと言う人は
間違っているので、認識を改めましょう。

また、言われた側は、相手が間違っているだけなので、
気にする必要は何もありません。

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