独身の人はこれからも増え続ける。その理由は?

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最近では、生涯独身の人も増えており、
珍しい存在ではなくなりました。

これは、数字でも実際に示されていることであり、
生涯未婚率、という数字もどんどん増えており、
少子高齢化も、確実に進んでいます。
(少子高齢化は単純に独身云々だけではなく、
他の要素もありますが、独身者が増えていることも
一つの原因であることは確かです)

中には、独身の人が増えすぎ!だとか
そんな風に嘆く人もいますが、
ザンネンながら現実を見据えれば
これからもどんどん独身の人は増えて行くでしょう。

お金が!!という人もいますが
理由は「お金」だけじゃありません。
極端な話をすれば、仮にどんなにお金を積まれたとしても
独身の道を選ぶ人もたくさんいる、ということです。

その理由と、対策方法を見ていきましょう。

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独身の割合はこれからも当分増える

独身者の割合は、これからも当分の間は
増え続けることが予想されます。
「減る理由」が無いからですね。

そして、対策をしようにも、どうにもならない理由で
あることも多く、仮に行政が大規模な対策を
したところで、独身の割合が
増えるペースをわずかに遅らせる程度が限界でしょう。

つまり、とにかく増え続けるのです。

ただし、”永遠に増え続ける”わけではありません。
”どこかのライン”で独身の割合が増えるペースが鈍くなり、
やがて横ばいの状態になると思われます。
さすがに100パーセント独身、ってことには
ならないでしょうからね。

その割合が40パーセントなのか、50パーセントなのか、
それとも独身の方が割合的には多くなるのか、
それは、実際に今後の動きを見て行かなくては
分かりませんが、
少なくとも「独身の割合は当面増え続け、ある程度まで増加したところで
増加ペースが遅くなり、最終的にはある地点で、ほぼ横ばいになる」
というのはもっとも容易に簡単できる現実的な
未来であると思います。

では、何故、独身の割合は増え続けるのか。
それを見ていきましょう。
理由は、お金だけではありません

お金も理由の一つ。でも、それだけではない

もちろん、経済的な事情も、理由の一つです。
お金が無ければなかなか結婚などできませんし、
将来的に不安があれば
結婚してしまって生活していくことができるかな…?という
不安も出て来るでしょう。

そのため経済的に不安があって結婚を諦めている人、
独身のままでいる人、というのは
確実に存在するのは事実です。

じゃあ、それを支援すれば良いのではないか?みたいなことを
考える人もいますが、
それは「NG]です。

何故なら、”お金”が理由で独身のままでいる人は
全体的に見れば「あくまで一部」でしかありません。

残りの人たちは、どんなにお金を積まれたとしても、
結婚になどたどり着きません。
独身のままです。

なので、独身税云々だとか、
既婚者に云々だとか、
そういう支援だけでは、なかなか独身の割合というものは
減りませんし、むしろ増え続けます。

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独身でいることに抵抗がない

昔は、独身でいるだけで、
変な目で見られたり、
変わり者なのではないか?と理不尽なイメージを
持たれたりすることも多い時代でした。

しかしながら、現在は違います。
もちろん、そういうイメージを持つ人もいますが
それでも、かなりそういう偏見は改善されており、
一生独身でいても、抵抗というものは
感じない世の中になっています。

独身の割合は、今後も一定数までどんどん増えて行くと
思いますから、さらにこの傾向は強まると思われます。

”世間体”とか、そういうものを気にする必要が無く
ある意味「自由」に結婚する・しないを決められるように
なった、ということでもあります。

ですので、半ば強引に結婚させられていた人や
嫌々していた人は、当然しなくなりますし、
特に”結婚したい”という気持ちが無い人は
結婚するために何か行動を起こす理由がなくなりますから
独身者は増えて行きます。

世の中が便利になった

色々な面で、世の中は便利になっています。
これは、とても良いことです。

例えば、家事をするにも、一人暮らしでも
十分できるレベルに、いろいろな家電製品や
サービスが充実していますし、
趣味・娯楽に関しても
かなり充実していますから、
独身のままでも、十分、人生をエンジョイすることは
可能なのです。

趣味・娯楽の”選択肢”が増えれば
当然、その選択肢の中のひとつでしかな”結婚”を選ぶ
人間は減るわけです。

独身でも、とても楽しそうにしている人も
周囲にたくさんいるのではないでしょうか?
人生が充実していれば、わざわざ結婚という選択を
しない人も増えますし、趣味だけで十分幸せな人生を
送ることができますから、
結果的に結婚する人は減り、独身の人が増えます。

”寂しい”という気持ちですら、
今の時代はネットで簡単に人と繋がることもできますし、
ネットを通じて、ゲームで遊んだりすることも
できますから、究極の話をすれば、結婚相手どころか
恋人や友人がいなくても、案外、どうにかなってしまうものです。

”リスク”も高まっている

ネット社会になったことで、結婚することの”リスク”も
どんどん高まっています。
何かあれば、晒されたりしてしまう可能性もありますし、
結婚に至るまでの恋愛でも、いろいろなトラブルはつきものです。

メールやSNS、LINEなどの拡大によって
恋愛や結婚に失敗したときの”リスク”は
昔の比ではありません。
最悪の場合、今の生活を失ったり、
ダメージを受ける可能性もあり、
”そんなリスクを取るぐらいなら、独身でもいいや”と
感じる人も多いのではないでしょうか。

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興味がない人も増えた

そもそも、お金とか、リスクとか、抵抗とか、
そういう他の要素以前に
「結婚とか恋愛に一切興味がない」という人も増えています。
原因は色々あるとは思いますが、
どのような原因であるにせよ、
”興味がないものは、ない”のです。

これは、たとえ行政側で、金銭的な支援を
結婚する人が減っていることに対して対策したとしても
”お金貰えるなら結婚するか”となる人は少ないでしょう。
効果的な対策、というものは”興味のない”人に対しては、
存在しないのです。

映画に興味がない人が映画館に行かないのと同じです。
結婚に興味が無ければ何を言われようと結婚しない。
それだけです。

独身の割合が増えれば、さらに増えて行く

独身の人の割合が増えれば
さらに独身の人が増えて行くでしょう。

どうしてかと言うと
”独身の人の声”が大きくなるからです。
当然、行政や企業に関しても
”多数派”に独身がなったときには、
”独身の人を中心に考えた商品展開・サービス展開”などを
優先していくことになるでしょう。

割合がどんどん増えれば増えるほど
世間的な風潮も「独身は当たり前のこと」
「結婚が少数派(昔の逆になる感じ)」に変わっていくでしょうから、
そうなるかどうかは、分かりませんが
仮に、最初に書いたような”独身の割合がどこで止まるか”という点に
おいて、50パーセントを超えても、止まらず、さらに
上がり続けるようなことがあれば、
こうなる可能性は非常に高いでしょう。
(独身の人の割合がどこまで増えるのかは、上でも書いた通り
分かりませんが、今後もしばらくは増え続けて
やがて上昇が緩やかになり、どこかで止まり、あとは大体横ばいに、
という形になるはずです)

まとめ

これらの理由から(他にも細かな理由は色々ありますが)
独身の人の割合は、今後も一定数まで、さらに増えて行くと
考えられます。

対策としては、”興味がない”という理由も多い以上、
不可能でしょう。
金銭面の補助をしたところで、”一時的に”上昇を抑えたり
減少に転じる可能性もありますが
他の理由の対処がしようがないので、
再び上昇に転じるはずです。

結果的には
”独身がある程度増え、少子高齢化が進む”ことを
前提とした対策
「抑える」のではなく「備える」ことが
大事になるのではないでしょうか。

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