新作ゲームがPS5独占だとガッカリされる理由とは?詳しく解説!

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最近では、新作のゲームが発表された際に
対応機種が”プレイステーション5”のみだと
ガッカリするような声や、公式ツイッターへのコメントが荒れたり
するようなケースも多く見られます。

もちろん、どのゲーム機であっても
”自分の持っていない機種”に発売されることに対して
文句を言う人は多いのですが、
PS5の場合、特にそうした現象は起こりやすく、
2022年9月のゲームショーの時期に合わせて行われた
プレイステーションの新作発表では
”悪い意味で”、PS5独占の文字がツイッターで
トレンド入りしたこともありました。

では、
こうした現象はどうして起きてしまうのでしょうか。

その点を詳しく解説していきます。

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普及状況が「良好」と言える状態ではない

海外ではともかく、
国内において”プレイステーション5”の普及状況は
決して良いものではありません。

と、言うのも、売上台数自体はある程度は
伸びているのですが、
発売直後から半導体不足や転売などの影響を受け、
有効的な対策も、結果を見れば打てないまま
(※週間の販売台数が当初からあまり増えていないため
少なくとも結果を見れは、品薄の解消に至るような
対策も打てていないことになります)
時間だけが経過している状態です。

そのため、国内では”実際に使われているPS5本体”の数が
少ないのか、ソフトの売上が思う様に伸びず、
2022年秋時点でも未だに
”PS5版よりPS4版の方が売れるのが普通”な状況ですし、
”PS5版の方が買取価格が下がる”だったり、
”PS5独占で発表したタイトルが後から急遽PS4にも対応する”事例が
複数見受けられたりと、
お世辞にも「順調に普及している」とは言えない状況です。

好きなものに対して”いいや、そうじゃない”ということを
言う人もいますが、
プレイステーションファンであっても、
2022年秋時点のPS5本体の国内の状況を
「いや、いい状況でしょ?」とは言えないはずです。

客観的に見れば国内ではかなり厳しい状況であることは
否めません。

そういった状況のハードに”独占”で発売するとなると
当然のことながら”欲しいけど買えない”という人も出てきますし
”売上面”でも懸念される部分は多く出て来ることになります。

そういったことから、”PS5独占”という文字は
現時点ではマイナスに感じるユーザーの方が多い、
と言うことになります。

欲しいのに本体を買えない人からすれば…

プレイステーション5を買うつもりが今のところない人であれば
PS5独占ソフトが出ても”売上は大丈夫なのか?”と思うぐらいで
済むとは思いますが
”欲しいのにPS5が手に入らずに、そのソフトが買えない”という
状況になる人からすれば、
やっぱりこれは、腹立たしいことでしょう。

特に、発売直後からずっと抽選販売に挑戦していて
ハズレ続けているような人からすれば
”ふざけるなよ”と、言いたくなる気持ちも、
分からなくもありません。

ですので、そういった人たちからの不満が
”PS5独占”という決断に対して不平不満となって、
出てくるのです。

当然”欲しいのに買えない本体に独占で新作が発売される”と
なればそれは気分の良いものではないでしょうし
”まともに売らない癖に独占しないでほしい”という人が
一定数出て来るのは当然と言えば当然のことです。

PS5は2020年の発売以降、一度も
”普通にどこのお店でも買える”ような状況に
なったことはなく、Amazonでも1日以上、普通に売られていたような
ことはないレベルに品薄が続いている”前代未聞の異常な状況”が
続いています。

XBOXSeriesでさえ、「S」の方は普通に買える時期がありましたし、
ニンテンドースイッチも品薄の時期もありますが
定期的には回復して、普通にアマゾンや店頭で売られる時期が
続くこともあります。

PS5は2022年秋現在、未だに一度もそういうことにならないまま
値上げまでしてしまったので、前代未聞の状況となっており、
”欲しいのに手に入らない”人は
他ハードに比べても多い状況と推測されます。

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PS4ユーザーの方が現時点では多い

ソフトの売上本数を見た上での判断になりますが、
PS4/PS5同時発売のソフトの場合、
現時点では「ほぼすべて」PS4版の方が高い売り上げを
記録しています。

そのため、本人がPS5を欲しいと思っているか
PS4で十分と考えているのかはさておき、
今の時点では「PS4ユーザーの方が多い」ことになります。

ゲームショーのメーカーの発表でも
PS4を「現行世代機」、PS5を「次世代機」と称していたメーカーもあり、
現時点での”現行機”は、プレイステーションで言えば
名実共に「PS4」なのです。

そのため、それを無視してPS5のみに発売するとなれば
やはり、まだ不満を感じる人、ガッカリする人が多いのでしょう。

持ってないハードに出るソフトは遊べない。でも本体は買えない

当たり前のことですが、ゲームソフトは
”自分が持っていないハード”に発売された場合は
遊ぶことができません。

通常であれば、”この新作を遊びたいけどPS5独占だから遊べない”と
なった時に
「じゃあいいや」となる人と「PS5を買おう!」となる人が
出て来るわけですが、PS5の場合
「PS5を買おう!」となっても「買えない」わけです。

ですから、不満が余計に出てしまう、というのも実際問題として
あるでしょう。

普通は「新機種独占」というソフトは新機種の普及に貢献するのですが
PS5の場合は、一部の人だけが買えて、あとは転売される、みたいな
状況になってしまっているため、
正直なところ、現時点では「独占ソフトが無くても」「あっても」
売上は変わらないでしょう。

転売屋の比率が変わるぐらいです。

ですので「独占ソフトが出た」場合の選択肢は
普通であれば「じゃあいいや」or「PS5を買おう!」になるわけですが、
今の場合「じゃあいいや」or「買おうと思ったけど、買えないからいいや」が
大半になっており、欲しい時にパッと買える人はほんの一握りです。
(※購入できるまでに抽選販売が多いため時間がかかる、ということです)

そうしている間に独占ソフトが出てしまい「あぁ、じゃあもういいや」に
なってしまう人も当然いますし、
この状況では、PS5独占と言う文字に拒否反応が出る人がいるのも仕方がありません。

PS5独占でガッカリされる状況を改善するには?

とにかく本体の”正常な販売”が行われるように全力を尽くすことです。

そのための一番の近道はとにかく生産・生産・生産しかないでしょう。
スイッチも以前、物量作戦で品薄が改善したことがあります。

もちろん半導体不足などでそれは難しい状況ですが、
それでも、XBOXSeries「S」のような少しスペックを落としたバージョンを出すなり、
国ごとの配分を調整するなり、できることはあるはずです。

”欲しい人にちゃんと行きわたるように”しない限り
この先も”PS5独占”で新作が発表されるたびに、
多くの人がため息をつく状況は改善されないでしょう。

逆に言えば”PS5がちゃんと欲しいユーザーに行きわたるようになれば”
そういうことも無くなっていくと思いますから、
後はメーカーの手腕次第、ということになります

少なくとも今の状況では
「なんだよPS5独占か」となるのは避けられません。

まとめ

プレイステーション5が
”普通に買えるような状況”を数か月でも良いので、
維持できるような時期が1回でもない限りは
これから先も”1回も普通に買える時期ないんですけど!”と、
PS5独占に対して不満を感じるユーザーを減らすことは
できないかと思います。

当然、ソフトの売上も伸びないので、
グランツーリスモやバイオハザードなどのように”やっぱりPS4でも出します”
ということが続きます。

ハードメーカーとして最大の危機感を持って
PS5の生産・展開をあらゆる角度から見直し、
一刻も早く、少しでも状況改善の兆しを見せない限り、
国内でのPS5事情は厳しい状況が続くかと思います。

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