電源タップの寿命はどのぐらい？買い替えのサインは？

ご自宅や職場などで当たり前のように使われている
「電源タップ」。

しかし、電源タップも一度購入すれば
永遠に使える…
というものではなく、”寿命”というものが
存在しています。

この部分は意外と知られていない部分ですが
最悪の場合は、発火などを引き起こし、
火災になってしまうリスクもありますので、
注意するようにしておきましょう。

ずっと使えるわけじゃないの？
まとめ

ずっと使えるわけじゃないの？

残念ながら「電源タップ」は一度購入すると
”ずっと使える”というわけではなく、
寿命が存在しています。

と、いうよりも、そもそも家電製品や
電気が関係するような商品は、
基本的に”永遠に”使うことのできるようなものは
存在せず、
”どのぐらいの年数使えるのか”に差はあれど、
必ず、消耗して、故障したり、
発火リスクが高まったりしてしまうものです。

電源タップも例外ではありませんので、
その点はしっかりと注意して、利用していくようにしましょう。

寿命の目安はどのぐらい？

電源タップの平均的な寿命の目安としては
「3年～5年程度」と言われています。

実際のところ、この年数を過ぎたとしても
「使える」場合がほとんどなのですが
「使える」と「安全に使える」は、また別問題です。
上でも書いたような、発火のリスクなども高まっていきますので、
その点は注意をしなければいけません。

なお、電源タップの寿命は、あくまでも「目安」です。
電源タップにも色々なメーカーの商品がありますから、
それによっても多少異なりますし、
使い方や使用環境、使用頻度などなど
色々な条件によって
平均寿命よりも早く、壊れてしまったり、
安全に利用が出来ない状態になってしまう可能性もあります。
「３～５年」に、まだなっていないから絶対安全だ！
ということではありませんので、
もしも何か異常を感じた場合は、買い替えをすることをおすすめします。

そのまま使い続けるとどうなるの？

平均的な寿命を越えて使い続けた場合は
どうなってしまうのか。
可能性としては下記の３通りが考えられます。

・特に何も起こらない
・接続が途中で切れるなどの異常が起きる
・発火する

この３つですね。
なお「何も起こらない」のは、ただ運が良いだけです。
例えば、１０年以上同じ電源タップを使っている場合などは
既に「いつ発火してもおかしくない」ぐらいに
考えておいたほうが良いです。

また「発火する前に何か異常（電源の接続が切れるなど）が起きる」
とは限らないので、
「まだ普通に使えているから安全だ」という間違った考えを
抱かないように注意です。

いきなり発火する可能性も、十分にあります。

寿命を迎えたらどうすればいいの？

電源タップが寿命を迎えた場合は
「買い替え」がベストです。
修理しようとすれば、無駄に時間や費用が掛かりますし、
電源タップ自体、種類にこだわりさえしなければ、
１０００円以下で簡単に購入できますし、
雷ガードなどがついているタイプのものを
購入したとしても、安いものであれば、
２０００円以内で購入できるでしょう。

そこから、数年は持つと考えれば、
無理に同じ電源タップを使ったり、
無理に修理をしたりせずに、買い替えてしまうのがベストです。

なお、購入してすぐに、自分の不注意（例えば衝撃を与えたなど）以外で
故障してしまった場合に関しては返品や交換などの
相談をしてみましょう。
ある程度の金額の電源タップには、メーカー保証がついている
場合もあります。

買い替えのサインは？経年劣化で起きること

下記のようなことが起きた場合は
経年劣化により、異常が起きているか、その他何らかの異常が
起きています。
既に３～５年経過しているものの場合は、早い段階で買い替えを、
そうでない場合でも、買い替えを検討することをおすすめします。

発火してから後悔したのでは、遅いですからね…。

・電源タップ自体が熱くなっている
・異臭がする
・煙が出ている
・電源が途中で切れたりする
・物理的に破損（ヒビ割れなど）している
・電源プラグの抜き差しが上手く行かなくなってきている
・複数ある差込口の一部が使えなくなった
・端子部分が曲がっている

このような点に当てはまる箇所がある場合は、
注意してください。
特に、熱・異臭・煙…このあたりは非常に危険ですので、
すぐに使用を中止して、買い替えをすることをおすすめします。

出来るだけ長く使うためには？

出来るだけ長く電源タップを利用するためには
下記のような点に注意しましょう。

・ホコリなどの侵入を防ぐタイプを購入する
・コードを束ねたまま使用しない
・ホコリをそのままにしない（掃除する）
・ケーブルが何かに押しつぶされた状態で使用しない
・乱暴に抜き差しをしない
・物理的に壊さないように注意する
・最大容量を越えないように使用する

このあたりのポイントには、注意しておきましょう。
もちろん、全て注意したとしても、
ずっと使えるわけではなく、いつかは買い替えが
必要になりますが、そうなるまでの時間を
長くすることはできますので、
大切に利用していきましょう。

逆に、上記のようなことを一つも守れていないと
早い段階で異常が起きる可能性もあります。