給料上がらず物価高騰は無理がある。一般家庭は庭から金は生えてこない。

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”物価高騰”は、
賃金も同時に同じ分(あるいは物価が高騰したよりも高く)上がっていれば
景気も良くなっていき、
これはこれで悪いことばかりではないのですが、
国内において、”物価が高騰しても”収入が増えない、という人が
非常に多いと思います。

そうなってしまうと”商品の価格だけ上がり、収入は増えない”
という地獄のような状態になってしまいます。

このような状態を放置してしまうと、
生活が破綻してしまう人も出て来ますし、
値上げラッシュ!なんて面白おかしく騒いでいると
やがて大変なことになってしまう可能性もあります。

一般人にとって”給料が上がらずに物価高騰は無理がある”ことであり、
そのあたりは、あまりにも物価が上がる場合、
行政的な対応をしていかないと、
やがて、一般の人の生活というものは破綻してしまいます。

では、一般人にとって、どうして物価の高騰は厳しいのか、
この点を見ていきましょう。

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収入が増えなければ物価高騰を受け入れるのは難しい

余程のお金持ちや、経済的に常に余裕があるような人を除き、
収入が増えないのであれば”物価高騰は受け入れられない”と、
いうのが正直なところでしょう。

例えば、企業が”原材料費が高騰して値上げします”と言った場合でも
余裕のある人は”それなら仕方がないですね”となっても
余裕のない人からすれば”じゃあもう買わない・買えない”と、
購入・利用を見送るようになったり、
中には強い不満を感じるような人も出て来るでしょう。

収入も一緒に増える、ということであれば
値上げ時代も今より受け入れられる時代になると思いますが
現在の世の中は全体的に物価が上がっても
収入は増えないことがほとんどなので、
非常に厳しい生活を強いられることになってしまいますし、
値上げに対する不満や怒りのような感情が
人々の間で湧き上がりやすい世の中になっています。

色々な物が一度に値上がりすると対応できない

一般家庭の場合、”経済的にかなり余裕がある”ご家庭は
少ないと思います。

もちろん、電気代が上がったり(大幅でない場合)、
自分の普段食べている食料品の一部が値上がりしたり…
そういったことぐらいであれば、
対応できる家庭がほとんどだと思いますが、
電気代もガス代も、食料品も生活必需品も
あれもこれもそれも値上げ、とやられてしまうと、
一つ一つの負担増が仮に数十円だったとしても、
それが積み重なってしまえば、恐ろしい負担増になります。

あれもこれもそれも、と値上げされてしまうと
正直なところ”不便なく対応できる一般家庭は少ない”と
思われます。

こういった”あらゆる分野での物価高騰”が続くと、
一般家庭の生活は破綻しますし、
最悪の場合、強い不満を抱くような人も出て来て
治安の悪化などに繋がる可能性もあります。

”収入が増えない状態で、あらゆるものが一斉に値上がりする”
という出来事は、庶民にはなかなか耐えられないことなのです。

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しかし収入が上がる見込みは少ない

健康上の理由などで働けない人を除き、
自分の都合で働いていない人はさておき、
ちゃんと働いているのにも関わらず、
物価高騰が続くと”生活できない”と言う人が
出てきてしまいます。

物価高騰は本来、収入増とセットでなければならず、
そうでない場合は
一般人にしてみれば、一種の災害です。

給料が増えなければ、収入は増えません。
一般家庭の土からお金は生えてきませんし、
裕福な人のように貯金があるとも限りませんし、
いくらでも削ろうと思えば削る部分が見つかるような
お金持ちの皆さんとも違います。

既にギリギリで削っている中で、
物価高騰だ!収入は増えないぞ!なんて言われたら
それこそ生活できない人も出て来るでしょう。

が…残念ながら収入が増えるのか?と言われると
国内において”物価が上がったから収入が増える”なんてことは
まずありえないことです。
大企業など、一部のところに留まり、
多くは”物価が上がっているから手当を増やすね”なんて
企業はないでしょう。

また、自営業の場合は
事業と私生活両方で物価高騰の影響を受けることになってしまいますので
”想像以上に苦しい”というのが現実です。

かと言って、物価高騰で収入が増えない社会では、
値上げなどをすれば激しい怒りを買いますし、
当然売上も落ちるため、
自営業者・フリーランスにとってはまさに踏んだり蹴ったりの状況で
あると言えるでしょう。

お金持ちは残念ながら想像力が足りない

そうなってくると、物価高騰が起きてしまった際には
行政や、企業などが何か対策(※企業の場合は自分のところの従業員に対して)
しなければいけないわけですが、
残念ながら、そういった”決め事をする立場”にいる人は
ある程度経済的に余裕がある人がほとんどで
”お金に悩んだ経験がない”人ばかりです。

ですので、物価高騰で生活ができなくなる、という苦しみを
理解していない上に、想像することもできず、
一般家庭と”感覚のズレ”が生じている人も多いのが事実です。

この点は、物価高騰以外の部分でも、
結構大きな問題となっているところで
”庶民感覚を理解できていない人”ばかりが
会社でも、他の分野においても、
決め事をする立場にいる、ということは
”どうしても金持ち目線の対策・やり方”になってしまうため、
物価高騰に対しても、大した対策が打ち出されなかったり、

例えば2022年~の物価高騰では、
色々なものが値上がり、苦しんでいる状態なのに
最悪のタイミングで急に少子化対策に力を入れて
さらに負担を増やそうとしている…という
的外れなことをしてしまうなど、
”金持ち目線”(これ以上負担が増えたら生活できないということが
想像できない)の動きが出てしまうなど、
金銭感覚のズレが残念ながら浮き彫りになってしまう部分もあります。

(※少子化対策自体は大事なことですが、少なくとも物価高騰で
苦しむ人が増える中、一般人の負担を増やしてやることではない、
ということです。やるならもっと早くやるべきでしたし、
今までやってこなかったなら、”今”ではなく、物価高騰が
落ち着くまでは待つべきです。先ほども書きましたが
庶民の家の庭からお金が生えて来るわけじゃないのですからね)

放置しておくと、社会に悪影響を及ぼすリスクも

物価高騰で苦しむ一般家庭を放置しておくと、
次第に破綻する家庭も出て来るでしょうし、
買い控えなどが起きれば景気もまた、さらに悪くなっていくでしょう。

当然、金銭的に余裕のないギリギリの人が増えれば
ストレスや不安からピリピリしている人も増えるでしょうし、
値上げに対して攻撃的な人も増え、
企業も安易に値上げできなくなり…と、いう
完全に”終末”のような世界になっていきます。

それでも放置を続け、さらに生活が破綻する人を増やせば
それこそ無敵の人や、そういう人まで増やしてしまうことになり、
社会にとって非常に大きなリスクとなります。

収入増を伴わない物価高騰は、
社会を最終的に破壊してしまうことになりますから、
行政として、物価高騰を止める対策を講じる、
あるいは収入が増えるような対策を講じる必要があるのです。

普通に一生懸命働いていても、
収入なんて、急に簡単に増やせるものではないですからね。

まとめ

収入が上がらずに物価だけ高騰する…という状況は
一般家庭にはなかなか無理があるものです。

それこそ”値上げ”という言葉を聞くだけで
激しい怒りや不満を覚える人も増えてしまうでしょう。

そうなってしまわないためにも、
過剰な物価高騰を放置することは、得策ではありません。

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