ビッグクランチとは?宇宙が収縮して滅んでしまう説!いつ起きるの?

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「ビッグクランチ」とは
宇宙の滅亡の一つの可能性として
挙げられているものになります。

宇宙が、この後、どのようになっていくのか、
ということは、人間には計り知れない部分の一つで、
実際にどうなっていくのかは、誰にも正解は
分かりません。

しかし、「説」はいくつか出ていて
そのうちの一つが”ビッグクランチ”と呼ばれる
状態です。

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ビッグクランチって何?何が起きるの?

簡単に言えば「宇宙が縮んでいき、最後には消滅する」
というものです。

宇宙は巨大な爆発により誕生し、
その後膨張を続けていますが、
あるタイミングで、この”膨張”が止まり
”収縮”に転じて、最後には宇宙は全てのモノが一か所に
集まってしまい、消滅してしまう…

これが、ビッグクランチです。

少しずつ膨らんでいた風船が、
あるタイミングでしぼみ始めて、最後には
中身が何もなくなってしまう…
というようなイメージですね。

今でこそ、広大な大きなの宇宙ですが、
それが縮んでいき、最後には何もなくなってしまう…
考えただけでゾッとする内容なのは確かです。

絶対に起きるの?いつ起きるの?

ビッグクランチは「説」の一つです。
確実に発生するとは限らず
「永遠に膨張を続け、何の変化も起きない宇宙になって終焉を迎える」
という「ビッグフリーズ」という説もありますし、
宇宙のエネルギーが宇宙全体のバランスを保っている力を
超えて、暴走したような状態で、全てが引き裂かれてしまう
「ビッグリップ」という説もあります。

どれになるのか、それとも別の結末を迎えるのか、
これは現在の研究では分かっておらず、
ビッグクランチが必ず起きるかは分かりません。

また、仮に起きるとしても、
ビッグクランチが今すぐ起きることは
「ない」と言われていますので、
この点は心配しなくても大丈夫です。

間違っても、皆さんが生きている間に
ビッグクランチが起きることは、
人間が全く想像もしないような変化が
宇宙に起こったりでもしない限り、ありません。

起きるとすれば、何百億だとか、
気の遠くなるような先の話ですので、
そもそも人類がその時までに生き延びているかも分かりませんし、
地球が数十億年後に滅びる(太陽の寿命による。これはほぼ確定しています)
ため、ビッグクランチを心配する前に、
人類は地球が滅亡したあとのことを心配するほうが
先になりますね。

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どうして宇宙が収縮してしまうの?

少し難しいお話になりますが
なるべく専門用語を使わないようにお話すると、
宇宙を膨張させているエネルギーよりも
宇宙自体の重力のほうが強い状態になってしまった場合には、
今でも続いているとされる膨張が止まり、
宇宙自身が持つ重力によって、止まった膨張の代わりに
収縮が始まる…と言われています。

現在は、膨張のエネルギーの方が、強く
宇宙は膨張を続けていますが、これを重力の力が
上回った際に、収縮が始まり、やがて、宇宙はビッグクランチによって
何もなくなってしまう…ということですね。

地球はどうなるの?

ビッグクランチが起きた場合、宇宙のあらゆるものは
一か所に集まっていき、最後には
消滅してしまいますので、
当然、地球は無事では済まないでしょう。

最終的に消滅する段階以前に、地球は滅ぶことになるはずです。

が、それ以前に、太陽が数十億年後に寿命を迎えるため
地球もそこまで、とされています。
膨張した太陽に飲み込まれるか、太陽が無くなり、
冷え切った惑星となり、生命の存在できない星になるか…
ということですね。

そのため、もしも今、言われている通りに
ことが起きるのであればビッグクランチが
万が一本当に起きたとしても、
そのころには、地球は存在していないことになります。

対策はあるの?

ビッグクランチへの対策…
これは、現在の技術では到底不可能です。
そもそも、地球から出ることすら難しい状態ですからね。

仮に今(起きることはありませんが、仮定の話です)、
ビッグクランチの兆候が出たとしても
人類に出来ることは、何もありません。

ただ、ビッグクランチの危機を迎えるような時までに
実際に人類が生きていれば、
大幅に技術が向上しているでしょうから
何か対策を考える可能性は、0ではありませんね。
それまでに、人類が存続していれば、の話ですが。

何らかのかたちで、宇宙のエネルギーをコントロールして
再び膨張させるなり、
地球ごと異空間にワープするなり、
そういう、完全にSF的な方法を現実にしない限り、
ビッグクランチを人類が耐えることは、できないでしょう。

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ビッグクランチがもしも起きたら、その後は…?

もしもビッグクランチが起きた場合、
宇宙は一点に全て集まり、事実上の消滅状態になります。
「滅亡」ということですね。

しかしながら、ここにも説があり、
ビッグクランチが起きた後に、再びビッグバンが起きて
宇宙はまだ膨張を始めて…という説もあります。

ビッグクランチで一度滅び、ビックバンで再び生まれ、
そしてビッグクランチでまた滅ぶ…
この無限ループですね。

いずれにせよ、今ある宇宙が滅ぶことには変わりないですが、
ビッグバンが再び起きることにより、
また宇宙が誕生する…という可能性もあるようです。

まとめ

ビッグクランチとは現在膨張している宇宙が
収縮に転じて、最後には1点に集まり、
最期を迎える…という説です。

ただし、先ほども書いた通り、このビッグクランチが
必ずしも起きるのか、と言われればそうではなく、
膨張を続ける説や、全てが引き裂かれる説など、
色々と恐ろしい説も存在しています。

今、生きている人々は、私も含め
”宇宙がどうなるのか”を知ることはできませんが、
いずれ、その答えは遠い未来に、出ることになるはずです。

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