「バツイチ」は「生涯独身」に入るの?その答えは?

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「バツイチ」とは
一度結婚して、何らかの理由で離婚した人のことを
示す言葉です。

では、この「バツイチ」は「生涯独身」の中に
含まれるのでしょうか。

この点について、詳しく解説していきます。

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「バツイチ」は「生涯独身」には含まれない

「バツイチ」の人は、
あくまでも一度結婚した人、ということになります。

そのため”一度は結婚している”わけですから、
これは、生涯独身には含まれません。

一度結婚して、離婚して、
その後はずっと独身だった人を
”生涯独身”扱いするような人もいるかもしれませんが、
バツイチはバツイチであり、
生涯独身とは異なるものです。

「バツイチ」は「生涯独身」ではない、
ということは覚えておきましょう。

法律上で決まっているの?

”生涯独身”という言葉自体は
法律上で決まっている言葉ではありませんが、
同じようなものとして「生涯未婚率(しょうがいみこんりつ)」という
言葉が存在しています。

こちらは(平均)50歳時点で”一度も結婚したことがない人”のことを
示す数字で、
これが法律上に存在する、生涯独身に一番近い言葉です。

この”生涯未婚率”に関しても、
”一度結婚して、離婚した人間”は含まれておらず、
「バツイチ」の方は”生涯未婚”としては
扱われません。
この点から考えても「生涯独身」=「バツイチは含まれない」と
考えて良いでしょう。

なお「生涯未婚率」は、厳密に言えば「生涯独身」とは異なり、
50歳時点の未婚率になりますので、
実際には、その年齢を超えたあとに”初めての結婚”をする人も
”全く存在しない”と、いうわけではありません。

しかしながら、どうして生涯未婚率が50歳前後の年齢で
割り出されているのか、と言うと、
”50歳の時点で結婚歴のない人は、そのまま生涯独身”の
可能性が統計上非常に高いため
(確かに結婚する人は一定数はいるのですが、
全体的な数字を見れば、本当にごくわずかでしかなく、
誤差の範囲内と表現できてしまうような数しかいません)、
50歳の時点で生涯未婚率に加算されることになっています。

そのため
「生涯未婚率」は、ほぼ「生涯独身」の人のことを
示していると考えても大丈夫です。

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若くして亡くなった人には使われない

”生涯独身”と言う言葉は、
若くして亡くなった人には
あまり使われません。

バツイチとは少し関係のない部分には
なりますが、
例えば、10歳で命を落としてしまった人に対して
”生涯独身だった”なんて言い方は
誰もしないと思います。

”生涯独身だった”と表現されるような人は
やはり、ある程度の年齢になっていないと、
そういう風に言われることはありません。

バツ2以上も扱いは同じ?

これは、当然同じです。
バツイチだろうと、バツ2だろうと、バツ50だろうと、
一度でも結婚している以上、
既にその人は「生涯独身」ではありません。

人によっては
”生涯独身だったということにしたい”なんて
考える人もいるかもしれませんが、
それはできません。

”離婚経験がある独身”と
”一度も結婚したことがない独身”は
同じ独身であることに変わりはありませんが、
前者は生涯独身になることはできない、
ということです。

一度結婚すれば2度と”生涯独身”には戻れない

…だからどう、ということではないのですが、一応言葉の上では
”一度でも結婚すれば”
もう2度とその人は”生涯独身”と言えるような状態に
戻ることはない、ということです。

一度でも結婚した以上、
仮にそのあと離婚したとしても
バツイチだとか、バツ2など、数字がついていくだけで、
それは、生涯独身ではありません。

日常生活の中で、生涯独身を名乗ること自体は
これは個人の自由ですし、
好きにすればよいと思いますが、
公式的な記録として
結婚した記録や、離婚した記録は残りますし、
もしも、正確に伝えないといけないような場面に
直面した場合は、
”生涯独身です”と、嘘をついてはいけない、
ということになります。

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婚姻届を出していなければ「生涯独身」

事実婚状態で一緒に誰かと暮らしていて、
その人と別れて
”事実上のバツイチ”状態になった場合…

これに関して言えば、
法律上、先ほど書いたような
”生涯未婚率”の中に加算されますし、
実質上結婚しているような状態だったとは言え、
法的には結婚していなかったわけですから、
”生涯独身”という状態になります。

事実婚の場合、
実際にどのような暮らしをしていたのかに
関わらず、
当人たち以外にとっては”結婚していない”状態であり、
生涯未婚率にも当然加算されますし、
生涯独身ということになります。

もちろん、そのまま人生を終えれば
”生涯独身だった”ということになります。

もっと言うのであれば
婚姻届1つの違いにはなりますが、
事実婚の場合だと、
仮に別れずに、ずっと一緒にいたとしても
”生涯独身”ですし、
”生涯未婚率”にも加算されることに
なっていきます。

まとめ

バツイチと生涯独身は、
同じ独身状態であっても、
意味合いは変わってきます。

一度でも結婚した場合は
生涯独身に戻ることはできない、
ということは覚えておきましょう
(別にそこまでこだわる必要のないことだとは
思いますが…)

ただ、バツイチだろうと、生涯独身だろうと、
既婚だろうと、
このあたりは個人の自由ですし、
どの状態でも犯罪でもなければ
悪いことでもありませんので、
自分がどの立場になろうとも、
あまり、そういったことは気にしないようにしましょう。

自分の選択(望まない選択もあると思いますが)が全てであり、
どの結果になろうと、悪いことではありません!

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