親知らずはどのぐらい痛いの?生え始めから抜歯まで徹底解説!

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親知らずが生えてきたり、
抜歯したりするときには
どのぐらい痛いのか…。

それを実際に3本抜いた経験談を元に
お話していきたいと思います。

当然「どのぐらい痛いのか」は、
個人の感覚による違い、
親知らずや、周辺の歯の状況による違い、
治療中の進行状況や、先生による違い、
術後の経過による違いなどがありますので、
「必ずしもこの通り」になるわけではなく、
人それぞれ異なります。

あくまでも「私の場合は」というものであることを
ご理解の上で、一つの参考情報にしてみてください。

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親知らず=必ず痛いとは限らない

親知らずが生えてきてしまうと、
とにかく治療なども含めて
「痛い思いをするんじゃないか」と思う人も
いると思いますが
必ずしもそうとは限りません。

問題は「親知らずの生え方」によるもので、
親知らずがちゃんと真っすぐ生えて来て、奥歯の奥の部分に
しっかりと生えた場合、基本的には問題なく、
痛みも出ないケースが多いです。

私の場合、”3本抜歯”と書いたのはそのためで、
全部で4本生えてきたのですが、
左上の親知らずだけはちゃんと真っすぐ生えたため、
抜歯する必要がなく、痛みに関してもありませんでした。

そのため「ちゃんと生えれば」
痛みはない(虫歯とかになればまた別ですが)と、
いうことになります。

横向きに生えてきたり、埋まったまま変な向きになったり、
まっすぐ生えてきてもスペースが足りなかったり…
という場合には、痛みが生じる可能性があり、
抜歯の必要性が生じる場合もあります。

生え始めは痛くなかった

最初、親知らずに気付いた時点では
「特に痛みなし」の状態でした。
私は、下に生えた2本の歯が横向きに、
半分以上埋まっている状態…という最悪の状態で
生えて来てしまい、逆に上の2本は真っすぐ
生えて来ている、という状態でした。

しかし、4本とも、最初の生え始めに関しては
特に痛みなどはなく、
”放置しておけばいいかな?”などと思っているぐらいでした。

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放置していたら激痛

私は、痛みに強いほうだと自分では思っています。
実際に、かなりの痛みでなければ
隠してしまえるぐらいであるとは思っているのですが、
それでも「激痛」と思えるぐらいに
放置していた親知らずが痛くなってしまいました。

右下の埋まって横向きの親知らずが、だんだんと痛み初めて、
最後の方は「焼けるような痛み」と表現するのが
ふさわしいような痛みがありました。

歯の痛みのはずなのに、首や頭、耳の周りまで
痛みがあるような気がするぐらいに痛みは広がり、
仕事中に「これは痛みで倒れそう」と思えるぐらいの
痛みでしたね(笑)
当然、睡眠の妨害にもなり、夜中に一人、苦しむようなこともありました。
ここまで来てしまうと、痛み止めもなかなか聞かないぐらいです。

”日常生活に非常に大きな支障の出る痛み”だったことは確かです。

これがきっかけで、私は抜歯に踏み切りました。

”相当”痛かったです。

一方、左下、右上に関しては
右下の親知らずのことがあったため、
”強い痛みが出る前”に順番に抜歯を行ったため、
”抜く前に痛みが出た”のは、右下の親知らずだけでした。

このように、早期に対応することができれば、
親知らずは”痛みが出る前に抜歯してしまう”ことも可能です。

とは言え、必ずしも抜く必要があるわけではなく、
生えてきた親知らずの向きや状態などによっては
「そのまま」でも痛みが出ない場合もあります。

私も左上は既に10年近い付き合いになりますが
まったく痛みは出ていません。

痛みの有無や、歯科の先生の診断から
判断していくと良いと思います。

抜歯はどのぐらい痛いの?

まず、抜歯は、
「横向きに生えている場合」と「真っすぐ生えている場合」で
パターンが異なり、
一応は真っすぐ生えている場合、「普通の抜歯」と同じような感じで
抜歯が行われることが多く、
私の右上の歯は、普通に抜いた感じでした。
(実際には”普通”ではないのかもしれませんが
治療を受ける側からすれば、普通の抜歯と同じ感覚だった、
ということです)

一方、横向きに埋まっているような形で生えた場合は
「手術的な抜歯」が必要になり、結構時間がかかります。
私の場合、感覚的に30分ぐらいかかっていた気がしますし
「普通の抜歯」とは異なる手順
(実際にやる前に、説明をしてもらえると思いますので
 それを聞くのが確実です)で行います。

で、大事な痛みについてですが
「治療中が一番痛くない」…というのが答えでした(笑)

治療前の痛み、治療後の痛み(後述)と比較して
一番痛みがないのが「治療中」でしたね。

私の場合は3回の抜歯全て、治療中は
”全く痛みがない”状態でした。

と、いうのも事前に麻酔をしているために、
治療中の痛みはないのです
(なかったら相当痛そうですが…)

そのため、痛みがあるのは
「最初の注射」の時だけで、あとは何も痛みは
ありませんでした。

ただし、術中に”感覚”(ゴリゴリ、とか、今、歯を割ってるのかな…とか)
は感じるので、痛みはありませんが、そういうものに恐怖が
ある人はきついかもしれません。

麻酔が効きにくい人もいると思うので、
人によりますが、
案外「痛みはなかった」というのが私の体験談でした。

術後が面倒。そしてハズレを引くと痛い

抜歯後に関しては、ずきずきと痛む感じで、
”そんなに強い痛み”ではありませんが、
じわじわ痛みがある感じでした。

また、抜歯後は食事やうがいなど、
色々注意点がありますし、
しばらく血の味がしたり、ニオイがしたりもあるので、
かなり”面倒な感じ”でした。

そして、一番恐ろしいのが”ドライソケット”と言われるもので、
親知らずを抜歯した際に低確率でなってしまう可能性がある状態なのですが
(最後は自然に治るのですが、1週間ぐらい激痛が続く感じ)、
私は2本目(左下)を抜歯した際に、ドライソケットになってしまいました。

ドライソケット自体、治療が下手とかそういうことではなく、
”運次第”のものなので、私が運が悪かったのですが、
これになってしまい、”かなりの痛み”がしばらく続きました。

事前に説明を受けていた通り、1週間ほどで急にスーッ、と痛みが
消えましたが
(これがものすごく、開放感がありました笑)
その間はかなり痛く、集中力も乱されるような感じでしたね。

ただ、最初の「放置していた親知らずの痛み」に比べると
「わずかに」楽だったような気もします。

とはいえ、痛み止めが必須になるぐらいきつい痛みでは
あったので、もう二度と味わいたくないですね…

精神的な面は
「最初の親知らずの痛み」よりは楽でした。
(生えてきたあとの痛みは「このあとの不安」がありますが
抜歯後のドライソケットは、事前説明を受けていたため、
”耐えれば消える”ということは分かっていたので…)

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痛みが消えたあとは、楽園に来た気分

1本目の親知らずが、放置していたことにより「かなり」痛かったので
抜歯が終わった後は本当に
”楽園にやってきたような気分”になるぐらい
解放感がありましたね(笑)

スーッ、と痛みがなくなっていて
”こんなに楽だったんだ”と思うぐらい感動しました。

2本目のドライソケットが消えた日も、
それはもう、希望に満ち溢れた感じでしたね!

まとめ

生えたあとは、痛みが出る前に対処できれば
そんなに苦しむことはないと思いますし、
抜歯は「怖い」ですが、痛みは想像以上に「なかった」です。

抜歯後がある意味一番きついような感じで、
特にドライソケットになった時は、
だいぶきつかったので、
治療よりも、こっちが今でも強烈に印象として
残っています。

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