自転車に乗る際にヘルメットを着用しても、注意するべきこと!

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自転車のヘルメットが努力義務化されて以降、
ヘルメットを始めて使うようになった…
と、いう人もいると思います。

それは良いことなのですが、
人によっては
”ヘルメットを着用したからもう安心だ!”みたいに
間違った方向に物事を考えてしまう人も
いるかと思います。

そういった”暴走”をしてしまわないためにも、
”ヘルメットを着用しても注意するべきこと”を
解説していきます。

当たり前のことがほとんどですが、
無意識のうちにそういうことをやってしまっていないかどうか、
今一度、確認してみてください。

なお、”努力義務”とは、実質上の任意
(分かりやすく言えば「できればお願いしますね」ぐらいの意味合い)なので、
ヘルメットを着用する・しないは個人の自由、ということになります。
(※この点については自転車ヘルメットの努力義務とは?の項目を参考にしてみてください)

こちらでは、ヘルメット着用時に”油断してはいけない”ことを解説していきます。

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ヘルメットを着用した=絶対安全、ではない

まず、勘違いしてはいけないことは、
”自転車に乗る際にヘルメットを着用した”から、
”絶対に安全”なのかと言われると
決してそうではなく、
あくまでも”ヘルメット未着用時と比較して安全性を高める”と、
いうだけの話です。

ココを勘違いして
”ヘルメットを着用した”=”無敵”みたいな
大げさな考え方をしてしまうと、逆に事故を起こす危険性を
高める結果となってしまいますので、
絶対にそのような間違った考え方をしてしまわないように、
注意が必要です。

ヘルメットを着用していても、
危険なものは危険である、ということは
理解しておかなくてはいけません。

ルールを守り、安全運転を心がけることは同じ

ヘルメットを着用していても、ルールを違反していい、ということでは
ありませんし、安全運転を心掛けなくてはいけない、
ということは同じです。

ヘルメットを着用したからと言って
調子に乗ってスピードを出したり、
歩道で爆走したりしてはいけない、ということですね。

この点を覚えておかないと色々なトラブルや事故に
巻き込まれるリスクが高まりますので、
まず、ヘルメットの有無よりも先に
”しっかりとルールを守ること”は、徹底する必要があるのです。

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事故で怪我をする可能性も当然ある

ヘルメットをしていても、事故を起こせば
怪我をする可能性は当然ありますし、
命を落とす可能性も0ではありません。

先程も書いたように
ヘルメットはあくまでも”安全性を高めるため”のものであり、
その安全性を「100%」にするわけではありません。

ですので、どんなに頑丈なヘルメットを被っていたとしても、
自分が事故を起こしてしまえば、大けがする可能性もありますし、
車に轢かれてしまったりでもすれば、
場合によってはヘルメット関係なく、命を落とすことになります。

最終的に自分の命を守るものは”安全運転”で、
ヘルメットはその補助の立ち位置ですから、
この点を忘れないようにしてください。

加害者になるリスクは変わらない

ヘルメットをあなたが被ったところで、
自転車事故は、
”自分が事故の被害者になること”だけではなく
”自分が加害者になる”可能性もあるのです。

このうち、ヘルメットを被ることで、
守ることができるのは
”自分が被害者になった場合”の方で
”自分が加害者になるリスク”については
変わりません。

誰かにぶつかってしまえば、あなたがヘルメットを
被っていようと、被ってなかろうと、
相手は怪我をする…ということには
変わりありませんからね。

ですので、ヘルメットを着用したとしても、
安全運転をし、交通ルールを守る、ということは
とても大切なことになります。

自転車の無謀な運転が原因で事故を起こし、
その結果、人生に大きな傷跡を残してしまっている人は
たくさんいますから、
そのようなことになってしまわないよう、
注意していきましょう。

”誰かを巻き込まないため”であるのと同時に、
安全運転をすることは”自分を守るため”でもあるので、
そのことを、よく覚えておいてください。

ヘルメットを着用しても違反行為は違反。

ヘルメットを被っていても、
交通ルールを守らずに走っていれば
当然、警察官の方に止められる可能性は十分にありますし、
違反は違反、です。

違反行為に応じて罰則が与えられる場合もありますし、
場合によっては面倒なことになりますので、
必ず、交通ルールは守るようにしてください。

冒頭で書いた通り、ヘルメット自体は”努力義務”なので
ヘルメットをしていなかったとしても
罰則はありませんが、
ヘルメットを着用した状態で、何か違反を行った場合、
それは明確な違反なので、
(もちろん、ヘルメット未着用で同じ違反をした場合も含め)
声を掛けられて、場合によっては
ペナルティが与えられることになります。

そのようなことになってしまわないように、
注意しましょう。

まとめ

自転車に乗る際にヘルメットを着用していても、
基本的な部分に関しては忘れないようにし、
安全運転と交通ルールを守ることは
引き続きしっかりと、意識をして下さい。

また、ヘルメットの着用は”努力義務”となりますので、
”絶対にしなくてはいけない”ということではなく
最終的には個人の判断になります。

もちろん、あなたがヘルメットを着用すること自体は
良いことですが、
”その考え”を身近な人に押し付けたりしないようにする、
ということも、トラブルを回避するために大切なことです。

周囲に自転車運転時のヘルメットを着用していない人を
見かけても、”ヘルメットを買いなよ”とか、
そういう押し付けは、しないようにしましょう。

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