野球選手が現役引退を決断する理由とは?よくあるパターンを解説!

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プロ野球選手の
現役でいられる時間というのは短いものです。

長い選手の場合は10年以上、現役選手として活躍したり、
20年以上活躍できるような選手もいますが、
場合によっては数年で現役を引退することになってしまう
選手もいるものです。

では、プロ野球の選手たちが
現役引退を決断する理由・タイミングとしては
どのようなものがあるのでしょうか。

その点について解説していきます。

「現役引退」というと華々しい終わり、という
イメージもあるかもしれませんが
決して、全てのプロ野球選手が
満足して現役を終えるわけではないのです。

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現役引退の理由は人それぞれ

プロ野球選手が現役を引退する理由は
人それぞれで、
自分でやりきった!と満足して
現役を終え、
引退セレモニーなども行われて
有終の美を飾る選手もいる一方で、
不本意な形で現役を引退することになり、
引退セレモニーなどはもちろん行われず、
ほとんどの人が知らないようなまま、
姿を消していく選手もいるのが現実です。

では、どのような理由で選手が現役を引退するのか、
それを見ていきましょう。

自分で満足して引退の道を選ぶ

プロ野球選手の引退の仕方としては、
最も理想的な引退で、
”自分自身でプロとしての生活に区切りをつける”
パターンです。

もちろん、後述するような理由も絡んできて、
という選手もいますが、
自分自身で色々な面を判断した上で、
「ここで現役生活を終えよう」と区切りをつける、
ということですね。

この場合は、引退セレモニーなども行われて
まさに有終の美を飾ることができる選手も多いですし、
最終的に本人が決断するまで、
プロ野球選手でいられた、ということは
選手によっては何よりも幸せなことでしょう。

ただ、実際のところ、
こうした形で現役引退を迎えることができる選手は
少ない、というのも現実です。

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衰えによる現役引退

人間は、誰もが老いていくものです。

どんなに圧倒的な成績を誇るプロ野球選手であっても
いつかは衰え、そして、成績も落ちていくものです。
こればっかりは、人間である以上は
必ず誰でも通る道で、
例えば50代になっても、60代になっても、
20代当時のパフォーマンスを発揮できるような
選手はいないでしょう。

生涯現役でいることはできないのです。

自分の衰えは自分自身が一番よくわかることです。
そうした加齢による衰えなどを、一つの判断基準として
現役引退を決断する選手は多いです。

ただ、この場合は↑のように「自分で決定して、満足して引退」
という形に繋がることも多く、
”衰える年齢までプロ野球選手でいられた”ということは、
衰え自体は悲しいことであっても、
衰えるまで続けられたことは、それはそれで幸せなことです。

怪我や病気によるもの

野球選手には”怪我”がつきものです。
毎年のように、故障してしばらく試合に出れなくなる
選手のお話は聞くと思います。
それだけ、過酷なスポーツなのです。

また、試合中のデッドボールや、走塁の際の怪我などで
しばらく試合に出場できなくなるようなこともあります。

しかしながら”しばらく試合に出ることができない”だけなら
まだ良い方で、
場合によっては怪我が原因で現役続行が困難となり、
そのまま現役引退を決断されるような選手もいます。

怪我がなければ…と惜しまれながら
現役引退となった選手もいるものです。

このパターンでの引退は
本人にとっても不本意でしょうし、
ファンにとっても不本意な形にはなると思いますが、
それでもプロ野球選手にも、人生があり、
野球選手を引退したあとにも、自分の身体は当然必要になります。

そのため、怪我などで現役続行が困難になった場合は、
現役引退の決断をする必要が出てくるのです。

また、野球関連以外の怪我(例えば交通事故など)で
現役続行が不能になったり、
病気(野球選手だって人間ですから、当然病気になる可能性はあります)に
よって、現役続行が不可能になったりする選手も、
全体的に見ればそれほど大勢ではありませんが、
いるにはいるのも事実です。

戦力外通告による現役引退

毎年、プロ野球界では
”戦力外通告”により、来期の契約を結ばないことが
球団から通知され、プロ野球界を去る選手が大勢います。

トライアウトなどを経て、他の球団と契約を結べる選手も
いるにはいますが、
戦力外通告をされた多くのプロ野球選手は
そのまま現役引退の道を選ぶことも多いです。

成績の問題だったり、素行の問題だったり、枠の問題だったり、
戦力外通告を受ける理由は様々ですが、
”プロの世界では通用しなかった”あるいは
”通用しなくなってしまった”ということで、
戦力外通告を機に現役を引退、
その後、色々な道に進む選手は多く存在します。

現役引退後は、一般企業に就職する人もいますし、
球団職員などになり、別の方向で野球に関わっていく人もいます。

また、プロ野球選手としてはそこで終わりになっても、
独立リーグと呼ばれる、プロ野球以外のリーグで
野球選手を続けたり、
社会人野球などを続けたりする選手もいます。

ただ、戦力外通告を機に現役引退を決断する選手も多く、
決して、選手本人が自ら望んだ引退ではないにせよ、
このような理由でプロ野球選手としての自分に
終止符を打つことになる選手は、多いのも事実です。

加えて、戦力外通告とは少し異なる形で、
自分から他球団との交渉などを望み”自由契約”などになった上で、
移籍先を探したものの、それが見つからずに、
結局現役引退の決断をすることになる、というケースも
多くはありませんが、時々存在しています。

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不祥事などによる現役引退

全体の中では少数ではありますが、
プロ野球選手が何らかの不祥事を起こし、
結果的に現役引退となるケースも
稀に存在しています。

プロ野球選手と言えど、人間ですから、
中には犯罪行為をするような人もいますし、
何らかの事故などを起こすような選手もいます。

現役引退にまでは至らず、
出場停止やペナルティなどで済むような選手もいますが、
起こした不祥事の内容次第では、
逮捕されたり、それに伴い現役引退となったりするような
選手も実際に存在します。

個人的な都合によるもの

上記には当てはまらないケースとしては
個人的な事情により、
プロ野球選手に満足した…とは少し違う形で
現役を引退することになる選手もいます。

また、会社で言う”一身上の都合により”と
同じような感じですね。
野球選手も人間ですから、色々な事情で
自主的に退職、というような感じ(野球選手の場合は引退)に
なる人もいるわけです。

現役のまま生涯を終える人も…

今までのプロ野球の歴史でも非常にごくわずかな
人数ではありますが、
現役選手のまま、何らかの病気・事故などにより
命を落とされてしまった選手の方も
実際にいらっしゃいます。

野球選手も、人間ですから
こればっかりはどうにもならないことですし、
予測のできないことです。
人間は場合によっては突然倒れてしまうこともありますし、
事故に巻き込まれてしまうこともありますからね…。

全体で見ればレアケースではありますが、
実際に、現役選手のまま亡くなられている方も、
これまでにいるのは、事実です。

まとめ

どんな野球選手も、生きている限り必ず
”現役引退”の日を迎えます。

自分で力を出し切った末の引退決断の選手もいれば、
戦力外通告などで、不本意な引退となる選手もいれば、
不祥事などで、自業自得の引退となる選手もいますが、
どの選手も、永遠にプロ野球選手でいることはできません。

限りある時間…
厳しい競争の中に成り立っている世界、ということですね。

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