ウィンドウズの完全シャットダウンとは?何かメリットは?

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ウィンドウズでは、
ウィンドウズ8以降、”完全シャットダウン”と呼ばれるものが
用意されており、
通常のシャットダウンの場合は、
一部の状況を保持したまま、シャットダウンを行うため、
次回の起動時に、通常よりも早く読み込みを行うことができる
(高速スタートアップ)ようになっていますが、
完全シャットダウンでは、この高速スタートアップをするために
必要な情報も保持せずに、
電源を切ります。

では、完全シャットダウンとは、どのように行えば良いのか、
何かメリットやデメリットはあるのか、その点について
解説していきます。

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より強力なシャットダウン、というイメージで

完全シャットダウンは、高速スタートアップに必要な
データの保持も行わずに、それらも含めて
シャットダウンをするために、
通常のシャットダウンよりも、より強力に
シャットダウンする…というイメージで覚えておくと
分かりやすいと思います。

通常、完全シャットダウンは
意識して行う必要はなく、通常のシャットダウンだけで大丈夫ですが
何か特別な事情がある場合は、完全シャットダウンをしてみるのも
一つの方法です。

通常のシャットダウンだけでも大丈夫?

特に完全シャットダウンするような事情が思い当たらず、
普通にパソコンを使えている状態の人は、
あまり完全シャットダウンについて意識する必要はありません。

”完全シャットダウンをしないと壊れてしまう”とか
そんなことはありませんので、
何か理由が無ければ、
普通のシャットダウンをしていて、問題ありません。

何か”完全シャットダウンをしなくてはいけない理由”がある人のみ、
完全シャットダウンを利用していきましょう。

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完全シャットダウンをするメリットは?

完全シャットダウンをするメリットとしては
”パソコンの不具合などが解消される可能性がある”のが
一番大きな理由ですね。

壊れているわけではないけど、何となく全体的に動作が遅い…みたいな
ことは、パソコンを使っていると何度も経験したことが
あると思います。

そんな場合に、この完全シャットダウンを行うことで、
パソコンの状態をリセット(データが消えるという意味ではありません)でき、
何かが原因で動作が遅くなっていた場合も
スッキリとする可能性があります。

再起動の場合もそうですが、原因は分からないけれど、
何か動作が遅い気がする、という場合は
この完全シャットダウンを試してみると、良いのではないでしょうか。

また、他にも”安全性の向上”や、”待機電力の削減”なども
望むことができます。

ごくわずかな話ではありますが、
全てをシャットダウンすることで、待機電力の量はわずかに
抑えることができる場合もありますし、
完全にシャットダウンを行うことで、電源を切っている間に
動いている部分をさらに減らすことができるため、
万が一の場合のトラブルなどのリスクを避けることにも繋がります。

もちろん、待機電力に関しても、そんなに気にするほどの
レベルではありませんし、
安全性についても、普通のシャットダウンだから事故が起きた…とか
そんなことになることはまずありませんが
”ほんのわずかに、そのあたりもプラスになる”と、いうことです。

ただ、通常はあまりここのところは気にしなくても良いレベルなので
自分の好きなように対応していくのがベストです。

完全シャットダウンのデメリットは?

完全シャットダウンを行うと、
高速スタートアップに必要なための情報が保持
されない状態でシャットダウンされてしまうため、
次回の起動時には、”通常のシャットダウンの時よりも多少時間がかかる”
ようになる場合があります。

ただ、そこまで大幅に起動時間が増えるわけではなく、
私も実際に完全シャットダウンをしてみましたが、
数十秒、読み込みの画面が一つ増えた程度で、
特に大きな問題は感じませんでした。

とは言え、通常時のシャットダウンよりは遅くなっていたのも
事実ではあるので、この部分は人によって
感じ方も違ってくるかもしれません。

完全シャットダウンの方法は?

お使いの機種・設定や、今後のアップデートなどにより
若干異なる場合がありますので、目安としてご覧ください。

基本的な方法としては
ウィンドウズ8、10、11いずれの場合も、

ウィンドウズマークを選択し、電源マークを押したあと、
シフトキーを押しながら電源メニューのシャットダウンを選択する。
(ログアウトしてからシャットダウンする場合は、そこで、
 シフトキーを押しながらシャットダウンを選択する)

と、いう方法になります。

この方法でシャットダウンを行うと完全シャットダウンを
行うことができ、高速スタートアップのための保持なども行わず、
電源を完全に切ることができます。

パソコンの調子が悪いと感じる場合などには、
この方法でのシャットダウンも、一度試してみると良いと思います。

まとめ

ウィンドウズ8以降には”完全シャットダウン”というものが
ありますので、
通常は使わなくても問題ありませんが、
パソコンの調子が
悪くなってきてしまった時のためなどに
頭の片隅には入れておくと、良いと思います。

実際に私もやってみましたが、
読み込み時間自体は、あまり変わらない
(ここの読み込みが少し長くなったな、ぐらいは分かりますが)感じなので、
余程、読み込み時間が苦手な人以外は
あまり気にならないとは思いますので、
不具合などを予防するために、普段から完全シャットダウンを
するようにしておくのも、一つの選択肢かもしれません。

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