PlayStation VR2は売れるの?国内で普及するかどうかを徹底予想!

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PlayStation VR2は売れるのかどうか。

ゲーム店に勤務していた経験などから
国内で普及するのかどうかを
徹底予想していきたいと思います。

あくまでも予想になりますので、
実際に発売後、
どのようになっていくのかは、
発売後のPRや、本体自体の普及状況など
色々な要素が絡まっていくと思いますし、
どんな商品でもヒットすればヒットするに
越したことはありませんが、
現時点での忖度なしの予想を
していきたいと思います。

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PS5の現在の状況では厳しい

まず、PlayStation VR2は、
プレイステーション5の周辺機器ですが、
肝心の”プレイステーション5”自体が
現在、日本国内では普及に苦戦しており、
発売から2年のタイミングでも、
「PS5版よりPS4版の方が売れる(しかも結構差がついている)」状態
だったり、「最初はPS5版しか発売される予定のなかった新作が
後からPS4版の発売も決定する」ようなことが何度も起きていたり
「未だに品薄が続いていて正常に入手できない」など、
お世辞にも”うまくいっている”と言える状況ではありません。

どんなに好きなものに対してであっても
今の国内のPS5の状況を”上手く行っている”と言う人がいれば
流石にそれが贔屓しすぎですし、
現実逃避です。

現状、国内でのPS5は順調とは言えない状況で、
その周辺機器となると
”PS5の状況が改善されない限り”
ヒットを記録するのは、現実的には
なかなか難しいと思います。

逆に言えば、PS5本体の状況が改善されればされるほど、
PlayStation VR2にとっては好材料となると、
良くも悪くも「PS5本体次第」という部分はあるかと思います。

コアユーザー中心。一般層への普及は厳しい

PlayStation VR2は、商品としては
(実際発売されるまでは細かい部分は分かりませんが)
良いものであると思いますし、
コアユーザーなどを中心に、欲しい人は、
絶対に欲しいものであると思います。

ですので、商品としては”良いモノ”だと思いますが、
スペックが高ければ売れるわけでもない、
モノが良ければ売れるわけでもない、というのが
ゲーム業界であり、
現実的には”コアユーザー中心”に売れるのみに
留まるかと思います。

理由としては、後述するような要素もありますが
そもそも、ライトユーザーやファミリー層は
「PS5」をあまり持っていないでしょうし、
コアユーザーに比べればVRに対する興味も薄いでしょう。

”ゲームが出来れば良い”という層や
普段あまりゲームをやらない層には
そもそも”VR”というもの自体、あまり魅力には映らないでしょうから、
元々コアユーザーの多いPS5の、さらに”その中の一部のコアユーザー”が
メインターゲットのような状態になっており、
ライトユーザーなどへの普及は
(これはPlayStation VR2自体は悪いわけではなく、VRというモノ自体の
宿命…と言う感じですね)難しいと思います。

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定価が高すぎる

PlayStation VR2の定価は
「74980円」です。
正直なところ、”高すぎ”です。

語弊を招くといけないので詳しく説明していくと、
VR機器としてはこういう価格は珍しくないですし
商品のスペックや、(現時点での)円安など、
色々な要素を考えれば「VR機器」としては
決して高額ではありません。

しかし「ゲーム機の周辺機器」としては
異常な価格設定で、
”ゲームとして考えれば”高すぎ、の言葉以外にはなく、
実際に公式の発表があった際にも
ツイッターなどでは「高すぎ」の声が相次いでいましたし、
元店員の私からしても「ゲーム機の周辺機器として発売する以上
一部のコアユーザーの方以外からは理解されないだろう」と、
感じます。

詳しい人は”妥当な価格”と言うかもしれませんが
詳しくない人、中堅程度のユーザーの人から見れば
”本体価格以上の周辺機器?しかも7万?おかしくなったのではないか?”と
思われても仕方のないことです。

PS5自体、6万越え(通常版)というかなりゲーム機としては
高額な価格設定の中、さらに周辺機器に7万、と言われたら
一般目線からすれば「え???」となるのは
当然のことですからね。

ですので、世間的には”高すぎ”と思われてしまうのは
避けられませんし、
”VRに強い関心がある”人以外「なんだこれ」という状況で
終わってしまうことが懸念されます。

VR機器として見れば、こういう価格のものはありますし、
商品自体も悪くはありません。
ただ「ゲーム機の周辺機器」として、世間一般は見ますから
やはり”高すぎ”なのは事実でしょう。

専用ソフトは恐らく増えない

”対応ソフト”は出て来ても
”専用ソフト”はあまり多くは発売されないことが予想されます。

と、言うのもPlayStation VR(初代)の時も専用ソフトは少なく、
”VR専用”のものはどちらかと言うとミニゲーム的な作品が多く、
大作の新作などが専用で出ることはほとんどありませんでした。

そもそも「VR」まで買う人は元々ある程度限られていますから
VR専用にしてしまうと、売上を確保できません。
そのため、メーカーからすれば「VR専用ソフト」の開発は
非常にリスクが高く、
PlayStation VR2自体を展開するソニーであればともかく
他のメーカーがそれをする理由はあまりありません。

VR2に至っては
元々「PS5独占だとかなり厳しい売上」になる状態のハードに
さらに「PlayStation VR2専用」で出せば
売上は壊滅的なことになるのは、現状では目に見えています。

そのため、PlayStation VR2”専用”のソフトは
なかなか出ないと思いますし、
PlayStation VR(初代)以上に専用ソフトが増える未来は
今のところはない、と思います。

今後、普及が進むようなことがあればこの流れも
変わるとは思いますが
今のままでは”対応”止まりのゲームがほとんどかと思いますね。

転売はあまりされないと予想

発売直後はPlayStation VR2も転売の餌食になってしまうとは
思いますが、こちらは比較的早く落ち着くと思います。

と、いうのも、
・PS5自体の普及が遅れており、欲しいユーザー層は限られる
・定価が非常に高額であり、転売するにしてもリスクがある
・専用ソフトなどの発売にも懸念がある
ことなどから、
PS5本体のように、ポンポン売れるような商品になるとは
考えられにくいです。

最初は転売が起きても、
”メーカーがちゃんと生産していれば”すぐに在庫は余るようになり
転売も落ち着くと予想します。

ただ、PS5本体のように生産数が少ない状態が続けば
そういうことも出て来るかもしれません。

とはいえ
”ちゃんとある程度生産されれば”
そんなに転売されるほどの商品だとは
今のところは思えません。

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海外はそこそこ売れそう

PlayStation VR2は国内では
非常に苦戦しそうですが、
一方で、海外ではそこそこ売れると予想しています。

PlayStation VR(初代)も全世界では
それなりに売れていますし、
PS5本体自体も日本国内より普及状態は
ある程度マシな国もあるため、
VR2は海外中心で売れる商品になると
私は予想しています。

国内では余程PS5の状況が改善されるなり、
値下げされるなりしないと現状、厳しいと思います。

まとめ

PS5の普及状況…
VR2の自体の”ゲームの周辺機器”としては高すぎる価格設定
専用ソフト発売の懸念…

これらから、国内では
”一部コアユーザーを中心とした限定的な需要”に留まり
専用ソフトもなかなか増えない状況が
続くと予想されます。

普及のための鍵としては
やはり「PS5自体の状況の改善」「ライトユーザーへのアピール」
「価格設定の見直し(機能を最小限にした安価版などもあった方が良さそう)」
などになるでしょうか。

専用ソフト不足はVR2が普及すればソフトも増えるでしょうから、
まずは上記の3点でしょうか。

ただ、今の状況のまま発売するだけでは
”相当厳しい状況”になると思いますし
「VR2が出ればPS5は普及する!」というのは無理があると思います。

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