ホラーゲームって売れないの?実際のところはどうなのか解説!

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ホラーゲームは、最近では以前よりも
あまり見かけなくなっています。

過去にヒットしていた人気シリーズの新作も
発売されなくなってしまったものも
多い、というのが現実ですね。

では、ホラーゲームとは売れていないものなのしょうか。
この点について解説していきます。

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「ホラーゲーム」と言っても色々存在する

一言で”ホラーゲーム”と言っても色々なものが
存在しており、
例えばアクション要素の強いホラーゲームだったり、
探索要素などを中心とした
昔ながらのアドベンチャーゲームタイプのホラーゲームだったり、
サウンドノベル系のホラーゲームだったり、
色々なタイプのものがあります。

そのため、売上についても、
何十万も売れるタイトルもあれば、
1万本以下の売上で終わってしまうタイトルもあり、
同じホラーゲーム内でもかなり差がついているのが事実です。

今現在でも”ホラー要素のあるゲーム”でも売れているものは
売れていますが
そういった作品は”ホラー要素が主役”というよりも
”他の部分”+”ホラー”みたいな感じの作品が多いですね。

「ホラー」が中心のタイトルは厳しい

現時点では、ホラーの部分が中心のタイトルは
厳しい売上となっていることが多く、
そのタイトル数も徐々に減っている傾向にあります。

例えば、「零」というホラータイトルは
ホラー要素が中心のタイトルの中では人気の高いシリーズですが
現在では新作が出ても、5万本を下回るケースが多く、
非常に苦戦を強いられています。
PS2の時代には多くのシリーズ展開が行われていましたが
最近では新作の発売ペースも鈍り、
2022年時点の本編の最新作は2014年発売のもの、と
かなり発売ペースが鈍っています。

また、「サイレントヒル」シリーズも人気シリーズで
映画になった経験を持ち、シリーズ累計売上も
かなりの本数に達しているシリーズですが、
やはり、こちらも近年国内での売上は落ちており、
また、最新作の開発中止(これは、色々な事情があったようですが)
以降は、シリーズ自体が停滞してしまっています。

最後の方に発売されたシリーズ作品を見ても
やはり売上は数万本に達するのがやっと、という状況で、
ホラーゲームの中でも、特に
”ホラー”に重点を置いているような
アドベンチャータイプのゲームは、かなり厳しい売上を強いられています。

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ホラー要素のある作品でも売れているタイトルも

一方、サイレントヒルや零などの
アドベンチャー系の純粋なホラー系タイトルとは異なり、
ホラーの要素もあるけど、他の部分が中心…と、
いうようなタイトルに関しては
売上を維持できているシリーズも存在します。

その筆頭となるのは、カプコンの「バイオハザード」シリーズ
でしょうか。
このシリーズも、初期作品は特に「サバイバルホラー」などと
銘打っていて、ホラー系のゲームであるのは確かですが、
最近ではアクション要素なども強くなり、
”ホラーだけではない”シリーズとして成長を遂げています。

その甲斐もあってか、2021年に発売された新作も、
国内で数十万本の売上を記録するなど、
前述したホラー系のアドベンチャーゲームたちとは異なり、
好調な売上を維持できている状態です。

…が、国内での売上、という観点で見ると
バイオハザードシリーズも初期の頃は100万本越えなどを
達成していたこともあり、
全盛期に比べると、売上本数自体が
落ちてしまっている、という一面はあります。

ただ、それでも現代の水準で考えれば
十分すぎる売上を維持できているのは、
シリーズの人気が垣間見える部分と言えるでしょう。

サウンドノベル系のホラーも苦戦

ホラー系のゲームで多いのがサウンドノベル形式の
ゲームですが、
こちらに関してもやはり、売上は
全盛期に比べると下落している状態で、
現在では一部シリーズを除き、
ほとんど新作が発売されなくなりました。

(参考⇒サウンドノベルって売れないの?

ただし、ゲーム全体の売上が落ちているのか?と
言われると、確かに落ちているジャンルもありますが、
上がっている作品も存在しており、
必ずしもゲーム業界全体が衰退しているわけではありません。

そういった点から考えると
やはり、ホラー系の要素を持つゲーム自体が
全体的に苦戦を強いられる時代になってきている…
と、いうことは一つの事実であると考えられます。

特に、探索するタイプの
”アドベンチャー系ホラーゲーム”は、相当売上が落ちているジャンルの
一つで、今後も厳しい状況が続くと思われます。

ホラーゲームの今後は?

売上が落ちてしまったジャンルは他にもありますが、
どのジャンルも、一応は新作が出続けています。

ホラーゲームに関しても、
数としては減ってしまいますが
やはり、今後も新作は出ていくことでしょう。

ただ、ホラーゲーム自体が今後、
大きく売り上げを伸ばすようなことは
現実的には難しいので、
マイナーなジャンルの一つとして、
細々と生き残っていく…という形が
現実的であるように思います。

まとめ

ホラーゲーム自体は
全体的に売上が落ちている傾向にあり、
苦戦を強いられているジャンルの一つです。

最近では、人気シリーズの新作も
あまり出なくなっており、
厳しい状況が伺えますね。

ただし、ダウンロード専売ソフトなども
登場してからは、小規模なホラーゲームなども
多く見かけるようになってきましたし、
ホラーゲーム自体が絶滅してしまうようなことには、
今後もならないかとは思います。

とは言え、以前のようにたくさんのホラーゲームが出る…
みたいな状況に戻ることは、難しそうです。

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