店頭の値札の表示が間違っていた!ミスした際の対処法は?

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店頭の価格表示。

商品を購入する側にとって
これはとても大事なことです。

例えば、本当は100円の商品なのに、
値札に1000円、と書かれていれば
その商品は買う側にとっては1000円だと思いますし、
100円なら売れたはずなのに、
値札が間違っていたから
全く売れなくなってしまう、なんてこともあるでしょう。

逆に、本来1000円のものに
間違えて100円の値札をつければ、
トラブルになる可能性もあります。

買う側は、実際の値段がどうあれ
「値札」に書かれた値段を見て
買うか、買わないのか、ということを判断しますし、
もしも、その値札が間違っていたとしても
お客さんからすればそれは関係のないことです。

そのため、お店側はしっかりと値札の
管理には注意していく必要があります。

もしもミスをしてしまった場合の注意点を
お話していきたいと思います。

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表示価格のミス!どうすればいいの?

もしも店頭で表示している価格が
間違っていた場合、
どうすれば良いのか…。
これについて書いていきます。

本当は”間違えないこと”が一番です。
価格を表示する際にはしっかりと
見直しをすることが大事になりますし
何回か確認することが大切になります。

また、よくある間違えが
「セール中の商品の価格を
 セールが終わってもそのままにしてしまう」などの
パターンですね。
これになってしまわないように、注意しなくてはいけません。

商品数が多ければ多いほど、
こういったミスは出てきてしまうものです。
もちろん、私も店長経験者で
自営業でお店もやったことがあるので
こういうミスをしてしまう気持ちは分かりますし
商品数が多いとすべての値札を管理する、
ということは非常に難しいのも事実です。

中には値札を貼りかえるような悪質な
イタズラもありますし、
なかなか全ての管理徹底は難しい。

とは言え、それでも普通の買う側の人からすれば
100円、と表示されていれば
その人からしてみればその商品は100円なのです。
これも、変わりのない事実。
ですので、なるべくそういったトラブルが
起きないようにしていく、ということは
とても大事なことですし
もしも起きてしまった場合に関しては
しっかりと対応をしていく必要があります。

その対応方法を見ていきましょう。

先に気付いた場合

お客さんがレジに持ってくる前に、
値札のミスに気付いた場合。
これは、速やかに修正しましょう。
修正している間に、お客さんが
その商品をレジに持ってきてしまうと
まずいですから、
値札ごと剥がして、値段不明の状態に
しておき、なるべく素早く正しい値段に
切り替えるようにしましょう。

値札が無い状態、というのも問題ではありますが
それでも、間違った価格を表示したまま
変えるよりは安全です。
どちらにせよ、素早く交換する必要はありますが
一旦値札は下げて、交換するようにしましょう。

短時間なら大丈夫だろう、と油断していると
案外、そういうタイミングで
お客さんはやってくるものです。

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既に売ってしまっている場合

お客さんから指摘はされなかった+
レジで店員も気づかずに売ってしまった場合…
これは、値札の修正を迅速に行うことが大事です。

なお、売ってしまった商品に関しては
下記のような対応になるかと思います

・値札が実際より安く表示されていて、
 レジでは実際の値段で販売した場合
⇒レシートを見たお客さんからクレームが
入る可能性があります。
その場合は、事情を説明し、
お客さんの対応次第で
「返品」「差額分の返金」「許してもらう」の
いずれかの対応を取る必要があります

・値札が実際より高く表示されていて、
 レジでは正規の値段で販売している場合
⇒これは、お客さんは得しているわけですから
特に何かを言ってくることはないと思います。
もし言ってきた場合、値札が間違っていたことを
伝えるだけで良いかと思います

・値札とレジの登録価格は同じで
 実際の価格とは違っていた場合
⇒値札の価格も、レジの価格も間違っていた場合
その商品を定価越えで販売してしまっていない限り
お客さんが気付くことはありませんし
表示通りの値段で売ったわけですから
問題はありません。
ただ、定価越えで売ってしまった場合は
クレームが入る可能性がありますので
返金・返品対応が必要になります

後から気付いた場合は
このように対処するのが良いかと思います。
こちらから電話をかけて、ということは
基本的に、よほど金額のずれが無ければ
する必要はないかと思いますし、
そもそも、普通は連絡先も
分からないと思いますからね…。

レジで店員が気付いた場合

レジで店員が、「この商品、値札と値段が違う!」と
気付いた場合に関してはどうするべきか。

まず、
実際の方が値段が高い場合。
これは、そのままレジを通せば、
後々レシートを見たお客様からクレームが
入りますから(実際、気づかないヒトもいますが、スルーはNGです)
そのまま通してしまうことは絶対にしてしまってはいけません。
対応としては、よほど大きな金額でない限り、
そのまま「値札の値段に合わせて、値引き」して販売するのが
一番ベストな方法です。
実際は200円、値札がミスで100円になってたなら
100円にする、という感じですね。
大幅に金額がずれていた場合などはひたすら謝る
方法もありはしますが、よほどの金額でない限り
そのまま通してしまう、という方法が基本になるかと思います。
そのまま見てみぬふりをして通すことは避けて下さい。

次に実際の方が値段が安い場合。
これは、そのまま通してしまっても問題はありません。
値札がその数字で表示されていて
それを見て買おうとしているわけですから
値札の値段のまま販売しても問題はないでしょう。
(※値札の値段が商品の定価を越えている場合除く)
ただ、レジに値段が登録されている場合は、
わざわざ別で入力して値段を合わせることはせず
実際の値段(間違って高い値段を表示していた値札ではなく
レジに登録されていた値段)で販売した方が早いです。
特に何も言わなくても、クレームになることはないかと思います。

こんなところでしょうか。
いずれの場合にしても、
商品の値札は別のスタッフにお願いしてでも
すぐに交換しに行ってもらいましょう。

指摘された場合

店員側ではなく、お客さん側の方から気が付いて
指摘されてしまった場合。
これに関しての対応はふたつです。

「値札の金額で販売する」か
「ひたすら謝る」かどちらかですね。

上でも書いた通り基本的には
「値札の金額で販売する」ということが
トラブルを避ける一番の要因となりますし
ミスをしたのはお店側(イタズラされている場合除く)に
なりますからそれが一番の解決策に
なるかと思います。

ただし、値札の金額が実際の値段よりも
大幅に安くなっているなど、
どうしてもそれが出来ない場合は、
お客様にひたすら謝るしかありません
(度を越した要求に答えるのはNGです)

レジでそれに気づかず、値札より高い価格で
売ってしまい、後からクレームが入った場合は
「差額分返金でそのまま販売する」か
「全額返金して、返品してもらう」か
のどちらかの対応を取ることになるかと思います。
基本前者がベストですが、上でも書いたように
ミスの度合いが大きすぎる場合は謝って
返品対応させてもらうしか
方法はありません。

まとめ

なかなか難しい部分もあるかとは思いますが、
値札を間違えないようにする、
ということが一番基本的な対応になる、
というのは事実です。

値札を間違えてしまっていると
やはり、何らかのトラブルを生む
きっかけになる可能性は高いですから
気を付けるようにしましょう!

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